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6月1日(土)
6月2日(日)
週末。一昨日の日記に書き忘れたのだが、『岸辺露伴は動かない』のアニメ版数話分の配信を妻とともに視聴したのだった。「六壁坂」とかアニメ版でもだいぶ精神が摩耗する類の話だと改めて感じたのだが、よくあれを実写化しようという気になったなぁ…。
6月3日(月)
6月4日(火)
共著論文の採録通知が舞い込んできた。前回の査読コメントがちょっと厳しい感じだったのでどうなることかと思っていたが喜ばしい限りである。
6月5日(水)
講義+会議+学生セミナー。体力を使った。複素関数論の講義では、工学部向けの講義ということもあり理論の話ばかりでも何だなと思ったので講義資料に載せた演習(計算)問題の一つを解いて見せることにしたのだが、解きやすさを気にかけていないてきとーな数値設定にしていたのが祟ってかなり大変な作業になってしまった。やれやれ。
6月6日(木)
学生セミナー2件。毎週のこととはいえ、セミナーが終わるとくたくたである。
6月7日(金)
久々に視力検査を受けた。朝起きてあまり時間が経っていない状態だと視界がぼやけ気味で成績が下降する傾向にある。
6月8日(土)
6月9日(日)
6月10日(月)
今後買いたい専門書の情報の整理をしていたところ、「散在型有限単純群」という書名の近刊予告 を見かけて気力が向上した。
某所の日記の移行作業。2014年7月分と2014年8月分について、まずは2014年7月6日の分:
週末。近所のお菓子屋さんの店先に七夕の笹が掲げられていたので、一足早く願い事を吊るしてきた。「真っ当な人が報われる世の中になりますように」。
↑次は2014年8月3日の分:
週末。そういえば書き忘れていたが、数日前に「数学セミナー」の編集部を見学させていただいたのだった。雑誌の編集部を訪問したのは初めてだったが、想像していたより「普通の職場」に見えたので意外であった。ここであの雑誌が作られているのだなぁ、と思うと感慨深いものがあった。
数学セミナー編集部といえば、あの人数で編集部を回している点が一番驚きだと思っている。
↑↑次は2014年8月4日の分:
久々に国際会議で単著論文がアクセプトされて、めでたいのだが、22ページ(しかもマージン少なめ)の投稿論文を8ページ(しかもマージン多め)の予稿に圧縮する無理ゲーが同時に発生したため難儀していた。
内容的に多分この論文 のことと思われる。一般投稿だったのだがshort paperとして採録という結果だったのでページ数が通常よりも少なかったのであった。そういえば近頃はshort paperってあまり見かけない気がするなぁ。
↑↑↑次は2014年8月10日~8月16日の分:
イギリスに滞在中の共同研究者を尋ねてイギリスに初潜入してきた。この日が出発。羽田空港の国際線ターミナルは初めて使ったけれども、成田空港みたいに入り口で検査しないんだなぁと意外だった。で、フランクフルト空港を経由してロンドンへ。到着が夜なのでこの日はここで一泊。空港でちょっと迷ったけれども、色々な人に道を尋ねてホテルへ無事到着。by definitionで街中どこでも英語が通じるのはありがたい限りである。あと、さすが紅茶の国だけあって、ホテルの部屋の飲み物コーナーにコーヒーだけでなく紅茶も用意されていたのも嬉しかった。よく「数学者はコーヒーを定理に変える機械」などとネタにされたりするけれども、コーヒーを飲めない数学者も存在するという事実を強く主張しておきたい。
イギリス出張二日目。この日はロンドンの空港付近から目的地の大学へ移動。高速バスに乗って昼過ぎに無事大学へ到着し、訪問先のKJ氏の研究室へ。今回は最大4人での打ち合わせなのだが、残る二人は夜にならないと到着しないようなのでひとまず1対1で軽く数学の話をはじめる。途中、談話室で紅茶をいただいたら美味しかった。さすが紅茶の国。その後、夜になって残りの二人と合流しようとしたものの、フライトの乱れなどで合流に失敗したため、この日は二人での夕食となった。近所に名店との評判のハンバーガー屋さんがあるというので連れて行ってもらったが、確かに美味しかった。ちなみに、ポテトにはケチャップ以外にマヨネーズや、ちょっと不思議なお酢(確か「モルトビネガー」と呼ばれていたような)を付けて味わうのだそうで。あと、注文の際に肉の焼き加減(レアとかミディアムとかいうアレ)を訊かれたのには意表を突かれた。英語が得意なわけではないので、急に予想外のことを言われると本当に何を言われているのか全然わからなくなってしまうのだよなぁ。
イギリス出張三日目。大学に着いたら、前日に合流できなかった残りのお二人MEN氏とKRHR氏が到着していた。この日は午前中にセミナーでの発表。KJ氏曰く「夏休み中だから参加者少なそう」とのことで、実際開始直前まで我々以外の参加者がいなかったので、これなら全員日本人だし日本語の発表でいいんじゃない?などと話をしているうちに他の参加者が集まり始めて、結局そこそこの人数の前で(英語で)発表することになった。これまでに何度か発表したネタとはいえ英語で発表したことはなかったのでわりと難儀したけれども、少なくとも一部の参加者からはだいぶ興味を持ってもらえたようで、新しい切り口からのコメントをいただけたりして発表した甲斐があった。その日の午後は普通に数学の話をして、夜は皆で少し離れた別の街に食事をしに行った…のだけど、時差の影響からか訪れたパブで思いっきり寝入ってしまった。いかんいかん。
イギリス出張四日目。この日はセミナーもないし全員が丸一日揃う最後の日ということで、数学の議論がかなり白熱した。KRHR氏に紹介してもらった問題について今後の手がかりらしきものが少々見えてきたものの、調べ物が必要になりそうで、旅先で扱うには難儀なので続きは帰国してからという雰囲気になった。夜は皆で散歩して海岸線を見に行った…つもりが実は見えていたものは海ではなく川だったというオチがついてしまった。
イギリス出張五日目。MEN氏とKRHR氏はこの日の便で帰国するため昼過ぎに出発。その後KJ氏と二人で、以前考えていたある問題の拡張というか亜種のような問題を考え始める。小さめな場合について実験した結果からちょっと不思議な現象が起こっているような予想が得られたものの、理由はまだわからず。夜は土産物を探すために近所のスーパーに連れて行っていただいた後、ギリシア料理のお店へ。ケバブっぽい雰囲気の美味しい何かを堪能した。最初は屋根のないテラス席に座っていたが、間が悪く雨が降ってきたので屋根つきの席へ避難。この時期は基本的に雨が降りやすい時期だったらしく出張中も頻繁に雨が降っていたのだが、不思議と湿気はあまり感じなかったのが不思議である。なお、宿泊していたホテルはこの日が最後の宿泊日だったのだが、最終日にして初めてバスを最寄りの停留所で正しく降りることに成功した。近距離便だと次に停まる停留所の案内が出ないから判断が難しいのである。
イギリス出張六日目。この日の夜の便で出発の予定のため、数学の議論は午前中までで終了。前日の「予想」を認めると考えていた問題にちょっとした結果が得られそうなところまでは辿り着いたものの、「予想」については謎のまま出発することになった。
ところで、イギリスといえば料理が(涙を禁じ得ないので割愛)、という印象を持たれていると思うし私もそう思っていたのだが、しばらく滞在していた限りでは、お店の選択を間違えさえしなければちゃんとした料理にありつくことは可能であるように感じられた(ただし、今回のKJ氏のように現地に詳しい人を頼らずにお店を正しく選択できることは保証しない)。パブで出てくる料理がわりと良い感じなので、昼食も夕食も手頃なパブでまかなうことが多かった(お酒を飲まずに食事だけとることも可能である。そもそも私はお酒を飲めないし)。あと、さすが紅茶の国だけあって、ホテルの飲み物セットにちゃんと紅茶が揃えてあって、しかもそれが望外の美味しさであった。コーヒーを飲めない私からすると素晴らしい環境である。
午後は空港までバスで移動。渋滞などで万が一にも遅れては困るので早めのバスを利用したら、極めて順調な道中だったためかなり早く空港に着いてしまった。その後、無事飛行機に搭乗。
イギリス出張最終日。といっても(現地時間で)前日のうちに飛行機に乗り込んでいたし、直行便なのであとは日本に着いて自宅に帰るだけであった。なお、イギリスで得た「予想」について機内で考えていたらどうやら解けてしまったようである。このことも含めて実り多い出張であった。
かつてフランスの某国際空港のカフェで英語が通じず注文に苦労したり(国際空港の!カフェで!)、イタリアの郊外のホテルのフロントで英語が通じずチェックインに苦労したり(こちらはまぁしょうがない、日本だって多分似たようなものだろうし)した経験を思い起こせば、多少料理に難があろうが天気が悪かろうが「英語は絶対に通じる」というだけでどれだけありがたいことか。(あとこの日記の時点よりは後の出来事だが、ブルガリアに出張した際には町中の看板に書かれた現地語の文字が判別できずに苦労した。事前に道順の目印を調べていても、その目印と合致しているのか判断が付かないのである。)
6月11日(火)
このところいろいろな人が体調不良になっているという話をよく耳にするようになったので心配である。
6月12日(水)
複素関数論の講義。「三角形の周上とその内部で正則(微分可能)な複素関数をその三角形の周上で積分した値は0」ってやっぱりべらぼうな威力の定理だなぁと改めて感じた。
某所の日記の移行作業。2014年9月分について、まずは2014年9月2日の分:
この日は普通に出勤。そういえば、数日前に某投稿論文の採録通知が届いて歓喜していたのだった。最初の投稿からかれこれ3年ぐらい色々な論文誌を転々とした苦労人(?)だったので、ようやく安住の地に辿り着いてくれて嬉しい限りである。問題は、もっと長いこと流浪の旅をしている論文がまだまだ控えていることである。うーむ。
そもそも私の修士論文の結果からして最終的に論文誌で出版される まで8年ぐらいかかっていたのであった。博士論文の結果は基本的にその修士論文の結果を使っていて、そっちの方が先に論文誌にアクセプトされる(修士論文の結果についてはarXiv版を引用した)という逆転現象が起きていた。
↑次は2014年9月14日の分:
三連休の中日。ここ数年、9月は「秋」というより「夏」の気候だった印象があるけれども、今年は「秋」だなぁなどと思っていたような気がする。
近頃は「四季とは何だったのか」みたいな年ばかりになった気がするのだが、この頃からこんなことを書きたくなる様子だったのだなぁ。
↑↑次は2014年9月19日の分:
基礎論サマースクール最終日。この日は反復強制法の講義の後半と、強制法に関連するより進んだ話題の紹介で終了であった。非常に有意義な四日間であった。私が感じたことの中で特に強調しておきたいのは、「数学基礎論(特に集合論)は「普通の数学」だ」という点である。つまり、諸概念を導入する動機や「普通の対象とメタな対象の区別」といった特有の注意点など確かに普段触れる数学の分野と趣きを異にする部分もあるけれども、ひとたび問題の定式化が済んでしまえば、その後の議論の進め方はまさしく他の数学分野と同じなのである。*1 そんなわけなので、数学基礎論や集合論に興味があるけれども何となく難しそうで敬遠している方(で、さらにこれを読んでいるというレアな方)がもしいたら、騙されたと思って勉強に取り組んでみてはいかがだろうか。(その結果「騙された!」と感じるかもしれないけど(←ぇ)。)
*1 というか、元々組合せ論専攻だった人間からすると、整列順序や半順序を基盤とする強制法の理論展開はむしろ肌に馴染みやすいものですらあった
「数学基礎論は「普通の数学」だ」と(私にとっては)似た話として、「暗号技術の「安全性証明」は普通の「証明」だ」という考えがある。つまり、いわゆる帰着に基づく安全性証明だろうとゲームホップに基づく安全性証明だろうと、結局は数学的な証明であるのだから、(下手に「直感」に頼るのではなく)証明に関係する概念をしっかり理解した上で論理的に確かな推論を積み重ねることで証明を読み解けないはずがないのである。自分自身の経験としては、この悟りに到達するまでがとても大変だったので、今後数学分野から暗号分野に転向する皆さんが同様の苦労をなるべくしないで済むように道路の舗装をしておきたいものである。
↑↑↑次は2014年9月25日の分:
ひたすら論文書きと書類書きに追われるなど。論文〆切ラッシュの第一弾は某先生との共著なのだが、自分がどちらの立場でも手を動かすのは大体主著者にお任せとなる普段の共著論文とは異なり、今回は二人共が頻繁に論文を書き換えるものだからなかなか混沌とした状態になっている。その中でも、自分の書いたイントロをかなりわかりやすく書き換えていただいたりして、とても勉強になるなぁと感じながら作業をしている。折角の機会なので極意のひとかけらだけでも掴んでおきたいものである。
時期的にこの論文 のことですね。この論文は技術的にはそこまで難しいことをやっていないのだが、とある数学的性質が利用できるということに気が付いた点が貢献の8割以上を占めていると思うので、私の芸風としては「してやったり」という感想である。
↑↑↑↑次は2014年9月28日の分:
週末。慌しくて、どうやら前日に発売されていたらしい「数学女子」4巻を読むどころか入手することすらできていない有様である。
6月13日(木)
学生セミナー2件。暗号分野では空気のように用いられるものの証明がちゃんと説明されることは意外に少ない(し、テキストにしている某著書でもそこの証明はスルーしていた)とある確率論の性質の証明が初見では簡単ではないらしいことが発覚した。次の機会があったらちゃんと証明を書いておいた方がよいかもしれない。
6月14日(金)
某O氏によるソロライブセミナーのため東京出張。首都圏の電車は混みすぎである。
6月15日(土)
出張から帰宅。空港が一部工事中で普段と様子が違っていた。
6月16日(日)
週末。妻と買い物に出掛けた。最近の洋服店、全体的にバーゲンセールの時期があまりにも早すぎるんじゃないだろうか。まだ本格的な夏にもなっていないのにもう「夏物最終処分」的な宣伝文句が掲げられていた。
6月17日(月)
研究打ち合わせ+健康診断+学生セミナー。健康診断は午後の部で、事前説明では「午後の部の場合には昼食を抜くこと」と書いてあり朝食については特に何も書かれていなかったのだが、受付で「最後の食事から10時間以上経っていますか」と訊かれたのでちょっと意表を突かれた。(まぁ、正直に「朝食を食べたので食後10時間は経っていません」と答えたところ特に何も言われなかったので別にいいのだが。)
6月18日(火)
学生さんと雑談したところ、学生さん視点では、代数学の演習問題などで特定の(小さめの)位数の群の同型類を決定する問題が出題されたりするので、群の同型類の決定はそんなに難しい問題という印象がないらしいことが判明した。で、実際には群の同型類の決定はけっこう難しい問題だったりするんですよ、という説明を軽くするなどした。
6月19日(水)
複素関数論の講義。コーシーの積分公式(の、積分路として円周をとる一番基本的な場合)の証明をしたので、講義の目的の三分の一ぐらいは終わった気分になっている(残り二つの山場はコーシーの積分定理と留数定理による定積分計算)。
6月20日(木)
学生セミナー2件。私のセミナーでは定番の題材であるエルガマル暗号の安全性証明が今回も無事終了した。
6月21日(金)
とある案件で研究の議論を4時間ぐらい続けていたのでかなり疲労した。
6月22日(土)
某S氏のカードベース暗号に関する概説講演の聴講のために出張。とても濃密な内容の講演だった。
6月23日(日)
出張から帰宅する移動日。帰宅中の電車内で、外が豪雨になっていたので驚いたのだが、最寄り駅に到着したときには雨が弱まっていたので助かった。
6月24日(月)
週末が出張(移動日含む)で潰れてからの週明けの出勤は体力的にしんどい。
6月25日(火)
学生セミナー+打合せ+面談2件。1件目の面談では、大学院進学希望者にちょっとした数学の問題を考えてもらったところ、最初は不正解だったのだがその後にヒントを出したら正解に辿り着いた。ここで「ヒントの内容を把握してすぐに議論に反映できる」という能力が数学の研究には重要だと思っているので、最初に不正解だったことは特に問題ではない…という趣旨の内容を本人にも伝えて、最初に不正解だったからといって悲観的にならないように、とフォローしておいた。
今月号(2024年7月号)の『数学セミナー』誌を読了。特集記事やその他の連載記事もさることながら、今回一番印象的だったのは、科学ジャーナリストの内村直之氏による記事に書かれていた、いわゆるイプシロン-デルタ論法における典型的命題の「日本語訳」である。ちゃんと「言葉」を大切にするジャーナリストの方なのだろうな、ということが伝わってくる良い「日本語訳」だと思った。
6月26日(水)
複素関数論の講義。数学の講義で簡単な漢字がわからなくなる、というのは(良し悪しは別として)数学者あるあるネタの一つだと思うのだが、今回の講義ではとうとう平仮名をしょっちゅう書き間違えるようになってしまった。これはさすがにどうかと思う。
某所の日記の移行作業。2014年10月分について、まずは2014年10月2日の分:
論文書きその他に追われている。次の〆切の論文は以前投稿して(#涙を禁じ得ない)だったものの再投稿版なのだが、ページ数が多いので手直しするのも一苦労である。そういえば、書くのを忘れていたが、「数学セミナー」最新号を読んでゲーム理論的確率論に興味を持ったのだった。〆切ラッシュを生き延びた後までそのことを憶えていられるようにしよう。
ゲーム理論的確率論、……(ひとまずメモしておく)
↑次は2014年10月4日の分:
週末。論文の〆切が週明けに迫っているのだが、体力的に限界だったようでかなり長いこと眠りについていた。まぁ、「限界になったら限界を超える前に(←ここ重要)きちんとぶっ倒れてくれる」という自分の身体の根性の無さについては自分でも信頼していて、だからこそ安心して全力で仕事ができるのだが。
「身体の」根性については、ね…。(過信は良くない)
↑↑次は2014年10月5日の分:
週末。そういえば何とか「数学女子」を手に入れるところまではこぎつけたものの、読むまでには至っていない。というか、机の上に置いてあった「数学女子」を発見した妻に「買ったなら教えてくれればいいのに」と言われたのだが、そもそも買っていた事実自体をすっかり忘れていたのであった。
…改めて日記を読み直してみると、当時の忙しさは度を越していたなぁと思わざるを得ない。『数学女子』の新刊を買ったのに存在を忘れている、とか、私の忙しさのバロメーターとしてはかなり末期に近いのではないか。
↑↑↑次は2014年10月7日の分:
この日〆切の件の論文はどうにか投稿できた。最後、論文締切1分前の時点で文法ミスの指摘が入り、大急ぎでTeXファイルを修正して、コンパイルしてできたDVIファイルをPDFに変換して、先に投稿していたPDFファイルを新しいものに差し替えてアップロードして差し替え完了の表示を確認してふぅやれやれ間に合った、まで終わった時点で、最後の修正の影響でページ数が増えてページ数制限を超過しているかもしれない可能性に気が付いて青くなったのだが、結局は問題ないことがわかって心底ほっとした。産まれてこの方TeXの神様に感謝したのは今回が初めてである。
↑この投稿完了を踏まえて現状確認すると、主著者の論文が3本(本来は4本なのだが、1本は進捗だめです過ぎて明らかに間に合わないので今回は見送りにした)と共著者としての論文が1本残っている。問題は、翌日からの国際会議出張も含めてこれから出張が目白押しという点である。あと、その国際会議での発表スライドの準備が(以下略)
忙しさについてはさておき、2014年当時はTeXのコンパイル作業の際にDVIファイルからPDFファイルへの変換作業を手動で行っていたのだなぁ、という観点で歴史的価値(←誇張表現)のある文章である。
↑↑↑↑次は2014年10月9日の分:
久々に国際会議で発表してきた。質疑込みで20分の枠だったのだが、時間が足りなくなるかと思って超特急で喋った結果、最後のスライドに入った時点でまだ5分余っていることが判明。時間オーバーするよりはましなのだが、時間配分はやはり難しい。なお、いわゆるご清聴スライドに盛り込んだネタは全然ウケなかったことを報告しておきたい。
そういえば近頃はいわゆるご清聴スライド自体をあまり見かけない(し、ご清聴スライドに関する論争もあまり見かけない)気がする。良い傾向である。
↑↑↑↑↑次は2014年10月10日の分:
昨日の国際会議では、体調が良くなかったため夜のバンケットをスキップして早めにホテルに戻ってきた。代わりにものすごく久々にresearchmapの更新をしていたのだが、業績リストの外部データ取り込み機能でarXivやCryptology ePrint Archiveのプレプリント情報を取り込んだ際にデフォルトで「査読付き論文」扱いになるのはどうにかならないものか。同じ業界の人間ならまぁ誤解されないだろうが、一般の方が見たときに論文誌掲載分との二重投稿のように見えてしまうので、気付かずそのままにしている方がいたら問題になりかねないのではないだろうか。
関連する話題として、現所属先の業績データ登録システムでは、講演データの登録の際に「招待講演 or 一般講演」の種別のデフォルト値が「招待講演」になっていて、毎回「一般講演」にチェックを入れ直すのが面倒だし、チェックを入れ直し忘れて一般講演を誤って招待講演と登録してしまったらと思うと冷や汗ものである。この点についても、招待講演を誤って一般講演で登録しても本人が業績的に損をするだけだが、逆向きの誤りは下手すると業績の水増しと扱われかねない。そういう場合は安全サイドに倒して、無難な値をデフォルト値に設定しておいてもらいたいものである。
6月27日(木)
6月28日(金)
6月29日(土)
週末。近くのパン屋さんは繁盛しているらしく時間帯によっては品薄なのだが、今回は品ぞろえが充実していて助かった。
6月30日(日)
週末。もう今年の上半期が終わるというのは驚きである。