- 11月1日(水)
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- 学会CSS 2023の三日目。懇親会で久々にお会いする方々とじっくりお話ができてよかった。
- 11月2日(木)
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- 学会CSS 2023の最終日、なのだが合間に共同研究の打ち合わせをしていた。あと、学会の表彰式コーナーでは私に縁のある方々(当研究室の、ではない、残念ながら)が表彰される様子を写真に撮りまくるなどしていた。
- 11月3日(金)
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- 祝日。この日は結婚記念日なので妻とともにお祝いの食事に出かけたのだけど、偶然にも前日までの学会開催地と同じ街だったのでちょっと奇妙な印象だった。食事に関しては、味と雰囲気ともに良いお店で大満足だった。また別の機会にも訪れたいものである。
- 11月4日(土)
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- 週末。この日はサッカーの国内タイトル戦の一つ(「ルヴァンカップ」という名称なのだが、どうしてもかつての「ナビスコカップ」という名称の印象が強い)で、現居住地のチーム(アビスパ福岡)と生まれ故郷のチーム(浦和レッズ:もっとも、県が同じなだけで市は別なのだが)が対戦するというちょっと面白い状況だったので、久々にサッカー観戦をしてみた。レッズに肩入れせずにレッズの試合を観戦するのは人生初の体験だったのでそれだけでもかなり新鮮だったのだが、試合自体も面白い展開で堪能できた。(サッカー観戦が久々すぎて、「えっ、今って交代選手枠3人じゃないの!?」とびっくりした。)
試合内容としては、福岡が前半開始直後と前半終了直前に点を取るという絵に描いたような理想的展開で前半が終わり、後半になると福岡のPK失敗などで流れが変わってから浦和が1点を返すものの、結局2-1で福岡の勝利であった。途中にちょっと難しいジャッジ(浦和にPKのチャンスになるかと思いきやノーファールの判定)があったこともあり浦和側のサポーターには不満の残る結果だったと思うが、少なくともこの日のパフォーマンスとしては福岡が明確に上回っていたと感じられたので、結果は順当だったのではないかと思う。とはいえ、「良いチーム」が勝つとは限らないのがサッカーの面白い点で、それこそ浦和はこれまでに逆境をひっくり返してACLを制覇したりしてきたチームだったわけである。そのような歴史を知っている身からすると、この日の浦和にはそのような「凄み」がやや薄く(試合終了間際のゴール前フリーキックなど、セットプレイでトリッキーなサインプレイに走って不発、という場面が目立ったのはどうかと思った、あそこは力強く中に放り込まれた方が福岡としては怖かったと思う)、逆に福岡の方が初タイトル戦とは思えないほどのびのびとサッカーをできていたように感じられた。(まぁ、後半にPKを獲得したときに、「今のプレイはうまくファウルを誘ったと思うんだけど、これはなんか西川(浦和のキーパー)が止めそうな気がするなぁ、そうすると流れが一気に変わりそうだから、むしろPK取らなかった方がよかったかもなぁ」と思っていたら本当に西川がPKを止めたのは笑ってしまった。あれは流石西川であった。)
福岡はこれが国内3大タイトル(J1リーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯)では初タイトルとのことで、歴史的現場を目撃できたのは嬉しいものである。福岡もこれまでクラブの歴史としては決して順風満帆ではなかったわけだが、「あの」浦和が今ではここまでのビッグクラブになっているわけなので、福岡も(もちろん浦和も)これからさらに飛躍してくれるといいなと思う。
- 11月5日(日)
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- 11月6日(月)
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- 学部3年生セミナー。私の著書を題材にして暗号分野(特に、公開鍵暗号分野)の基礎を学んでもらっているのだが、ページ数の都合などで本には書かなかったことも含め、「数学徒が暗号分野について学ぶ際の注意点」をセミナー中になるべく補足するように努めている。自分自身が手探りで暗号分野の方法論を習得した際の苦労と同じ量の苦労を次の世代にさせるようでは自分が苦労した甲斐がないと思う次第である。
- 先日、オセロを弱解決したというプレプリントが公開されて、それっぽい界隈で話題になっている。「弱解決」というのは、「初期局面から双方が最善手を選び続けた場合に結果がどうなるかが判明した」という意味(「すべての可能な局面における最善手が特定された」わけではないことに注意)で、今回のオセロの場合には引き分けになることがわかったとのことである。もちろんまだプレプリントの段階であることを念頭に置く必要はあるものの、この分野で名の知れた著者である(らしい)ことと、業界では「引き分け」という結論が予想されていた(らしい)ことなどから、わりと信憑性の高い結果だと受け止められているように見受けられる。これまでにも(私が知っている限りでは)チェッカーやどうぶつしょうぎ(←子供や初心者向けに将棋を簡略化(+ファンシーな雰囲気に)したゲーム)が弱解決されてはいた(私が知らないだけで、完全に解決されているのかもしれない)ものの、オセロはそれらに比べると一般の知名度が段違いなので、今回の結果はかなりインパクトのある結果だろうなと思う。一方、現在のところ、今回のような意味でチェスや将棋や囲碁が解かれるのはまだまだ先だろうと思われるが、はたして私が生きているうちにそれらのゲームが解かれる日は来るのだろうか?
- 某所の日記の移行作業。2013年5月分について、まずは2013年5月11日の分:
週末。妻と一緒に「ちはやふる」のアニメ録画を鑑賞。ああいう魅力的な作品として描かれるというのはその分野にとっては幸せなことなのだろうなぁと思う(もちろん、本当に詳しい人からすればツッコミを入れたくなる箇所もきっとあるのだろうけど、それを差し引いてもなお)。誰か数学でも…
小説や漫画でなら数学を題材にした作品もあるものの、アニメやドラマのような映像作品の題材になるまでのハードルはまだ高いのかなぁという印象である。今からでも遅くないので「数学女子」をアニメ化してほしたまに数学が「小道具」として用いられることはあるのだが、そのような演出が数学徒の地雷を的確に踏み抜いてくる割合もそこそこ高い(有名な例としては「主人公がRSA暗号を手計算で破る」など)のが困りものである。
- ↑次は2013年5月21日と5月22日の分:
某氏が某書類の角をうまく塗りつぶせなかったらしく、そのことが採否に影響するかという話になったので、それが影響するなら私のような粗忽者が採用されることはなかったであろうと答えた。驚きの説得力。
先日の書類話について少し冗談を続けると、某書類の角を滞りなく塗り潰せるような人は研究業以外でもうまくやっていける可能性があるので、むしろそうではない人にこそ研究者への道を開くため積極的に採用していただきたいものである。
近年では科研費も電子的に申請できるようになったので文明の威力を実感している。「書類の角をマジックペンで塗りつぶす」作業も、過ぎ去った想い出としてなら感傷に浸ることもできるが、実際に体験するのは二度とご免である。
- ↑↑次は2013年5月27日の分:
某論文の査読コメントを見ながら修正作業をしていたのだが、同一箇所への文法誤りの指摘について、「こう直すべし」という内容が査読者ごとにまちまちである件。
そういえば最近は、投稿した論文の査読コメントに書かれる英語の文法的な指摘の量が(残念ながらゼロにはならないが)以前よりだいぶ減った気がする。それこそ私が学生だった頃の英語力といったら悲惨の一言に尽きるありさまだったので、教員になってからの指導学生が英語力について不安を漏らす度に「私が学生の頃はもっとひどい英語力だった(←慰めではなくただの事実である)ので、貴方もきっと大丈夫」と励ますのが恒例行事である。
- ↑↑↑次は2013年5月28日の分:
以前買った師匠の著書をそういえばまだ読んでいないなぁと思って、通勤時間にでも読もうと鞄に入れたものの、結局まだ読んでいない。かくして本は積ん読から持ち運ん読へと進化した。
最近は当時よりも本を持ち歩くことが少なくなった。大きな理由の一つとして、当時の職場では個人単位の本棚が小さかったのであまり本を置いておけなかった(ので、自宅から持ち運ぶ必要があった)が、現在は職場の居室に大きな本棚がある、という違いがある。あと、常に携帯したいレベルで頻繁に参照する本は電子版を購入してしまう、という手段がとれる世の中になったこともある。また別の理由としては、本をじっくり読む時間が確保しにくくなったということもあり、こちらはなかなか由々しき事態である。
- 11月7日(火)
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- このところ気温の高い日が続いていたが、久々に涼しい(というのも、11月に使う言葉ではない気がするが)日だった。
- 11月8日(水)
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- 某氏が訪ねてこられて、この日から三日間共同研究の打ち合わせ。面白いアイデアを色々と聞けたので、うまく形にできるとよいなと思う。
- 11月9日(木)
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- 共同研究の打ち合わせ二日目。打ち合わせ後に妻を交えて3人で夕食をご一緒した。久々にたくさん話ができて楽しい時間を過ごせた。
- 11月10日(金)
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- 共同研究の打ち合わせ最終日。昨日まで議論していたアイデアは当初の目論見ほどは上手くいかなさそうなことが判明したが、研究の方向性は明確になったので意義があったと思う。
- 11月11日(土)
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- 週末。例によって近所のパン屋に行った他、今度某所で行う講演のスライド作りをしていた。今回のスライド作りはどうも気分がなかなか乗ってくれなくて、「助走」に時間が掛かるので、平日の他の用事の合間にするには適さない作業になってしまっていた。
- 某所の日記の移行作業。2013年6月分について、2013年6月23日の分:
都議会議員選挙のことが話題になっていた。そうした選挙報道に触れる度に思うのだが、確実でも何でもない(例えばこの事例とか)のに「当選確実」と称するあの用語はどうにかならないのだろうか。「当選見込」あたりがより適切な用語であろうと思う。報道関係者には出来る限り正確な報道を心がけていただきたいものである。
- 11月12日(日)
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- 週末。色々な学会発表申し込みの季節なので原稿の準備などをしていた。
- 11月13日(月)
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- 今日はセミナー後に学生さんからの質問対応をしていてとある命題の反例を即興でひねり出したり、Twitterで見かけた面白そうな命題の証明を考えたり、と面白い日だった。
- 某所の日記の移行作業。2013年7月分について、まずは2013年7月2日の分:
調べ物のために母校へ赴いて、緑豊かなキャンパスを堪能していたら、見事に蚊にさされてしまった。
母校の数学科がある建物の前にはちょっとした緑地があって、ベンチが設置されているので、ここに座って数学をしたら気分が良いだろうなぁと常々思っていたのだけれども、蚊がだいぶ多いので実際に長く座っていたら大変なことになりそうだと思って結局未遂のままである。
- ↑次は2013年7月11日の分:
以前とあるブログで、あの詰将棋作品について言及している小説があるらしいという情報を入手したもののそれ以上のことがわからなかったのだが、このつぶやきによると西尾維新の『悲鳴伝』という作品であるようだ。一応メモ。
- ↑↑次は2013年7月13日の分:
今月号の『数学セミナー』に載っていたコンピュータ将棋の記事を読んだのだが、いくつか気になる点があったのでメモしておく。
まず、43ページの「最も長い詰将棋である1519手詰の「ミクロコスモス」が1997年にコンピュータによって解かれた」という記述について、橋本孝治作「ミクロコスモス」は確かに1986年の初発表時には1519手詰であったが、1995年に6手の逆算(手数が6手延びて1525手詰となる)が考案され、以降は(私の知る限り)1525手詰の作品として取り扱うのが普通となっている。念の為、「コンピュータソフト(脊尾詰)が当時解いたのは1519手詰版であった」という(あまりありそうにない)可能性を考慮して調べてみたが、以下のコンピュータ将棋関連のページと詰将棋関連のページの双方に「1525手詰」との記述があり、やはり1525手詰版が解かれたと考えるのが尤もらしいと考えられる(こちらの報告ページの「超長編作品リスト」も参照)。
他に、47ページに「動物将棋」とあるが、あのゲームの名称はひらがな書きで「どうぶつしょうぎ」のはずである。あと、46ページの「地平線」の話について、私はあの概念は「水平線効果」の呼称の方が一般的という印象を持っているのだが、「水平線」の呼称に触れなかったのは何か意図があるのだろうか。
- ↑↑↑次は2013年7月28日の分:
とある暗号系の論文を調べていたら、参考文献欄に
K. Gödel, The Consistency of the Continuum Hypothesis, Princeton University Press (1940)
という記載を見つけて驚いた。(論文の中身は読んでいないので、どういう文脈での参照なのかは不明。)
- ↑↑↑↑次は2013年7月29日の分:
今日出席したセミナーで「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトの紹介を聴いてきた。人工知能に大学入試問題を解かせて、2021年度までに東京大学の入試を突破できるようにしようという無謀な研究プロジェクトとのこと。今日の講演者は数学担当の方だったのだが、数学は人工知能にとっては(少なくとも国語の論述問題などに比べれば)得意分野とはいえ、分野によってはまだ自動で答えを得るのが難しかったり、そもそも自然言語で書かれた問題文の意味を把握するところから始めなければならないなど色々と困難が多いらしい。人工知能に問題を解かせるための数学的な工夫などもあり、面白い講演だった。
ちなみに、その方によると、国語など現状では壊滅的な科目があるため、「得意科目」の数学では満点を取れるようにとハッパをかけられているらしい。自分の受験生時代の戦略を思い出して、人工知能にちょっと親近感が沸いた瞬間であった。(まぁ、人工知能は私と違って暗記科目は大得意なのだけど。)
一応書いておくと、上記の「数学担当の方」は、その後科研費の審査で有名になった某氏ではないです。それにしても、いわゆる人工知能分野について上記の日記を書いた10年前と現在とでは状況が様変わりしすぎである。あと10年経ったらどんな具合になっているのやら。
- 11月14日(火)
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- 学生セミナー2件。うち1件では私の著書をテキストに使っているのだが、この日のセミナーで新たな誤記が発見された。反省。
- 11月15日(水)
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- 週末にある市民講演会での講演の準備などをしていた。
- 11月16日(木)
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- 講義2件の日。初等整数論の講義では、今講義の大ボス的な立ち位置である平方剰余の相互法則の証明を説明した。平方剰余の相互法則についてはとても多くの証明が知られているが、今回はその中で、1991年出版のこの論文で与えられた証明を採用した。この証明は、Gaussの補題みたいなトーラス上で点が何回はみ出たかという類の計算について、中国式剰余定理で与えられる同型写像にその制御の役を負わせることで証明を比較的簡潔にする、というアイデアに基づいている。1991年という(平方剰余の相互法則自体の歴史と比べれば)最近になってもまだそのような優れたアイデアが出てくるのだから面白いものである。
- 11月17日(金)
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- 11月18日(土)
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- 市民講演会当日。全部で数名の講演者がいる中で、私は秘密計算およびそれと数学との関連性について講演をしてきた。市民講演会ということも考えて、とっつきやすい雰囲気を出せるよう気を配ったつもりである。
- 11月19日(日)
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- 市民講演会の出張から帰宅。出張先の空港ではなく自宅側の空港に着いてから地元のお土産を購入するという新手を投入。
- 11月20日(月)
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- 学生セミナーと会議と打ち合わせが合わせて4件あった。出張翌日ということでちょっと疲れていたのでなかなか大変な一日だった。
- 11月21日(火)
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- 先週に引き続きまたもセミナー中に著書の誤記が見つかった。1匹見つかると実際は30匹いるというのは本当だったのだろうか(←ゴキ違い)。
- 11月22日(水)
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- 出張の代休。なのだが、毎年恒例の暗号系の国内学会SCISに向けた原稿作成の時期に差し掛かっているので結局ずっと作業していた。
- 11月23日(木)
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- 11月24日(金)
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- 在宅勤務の日。オンラインで某氏と共同研究の打ち合わせをするなどしていた。某氏ともSCISに共著論文を出そうという話になっているので、他の案件も含めて今年度の原稿作成も忙しくなりそうである。
- 11月25日(土)
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- 週末。比較的のんびりモードで原稿の作業などをしていた。
- 11月26日(日)
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- 週末。ひとまず私単独でのSCIS発表については原稿が仕上がった(ことにした)のでとっとと提出してしまった。原稿締切が近付くと共著の論文の方が忙しくなるので、残り件数をできるだけ減らしておくに越したことはない。
- 11月27日(月)
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- ここ数日、SCIS原稿に集中していてそれ以外の仕事がおざなりになっていたので、学生セミナーの合間に溜まっていたメールなどをちぎっては投げ、ちぎっては投げ(←違)していた。
- 某所の日記の移行作業。2013年8月分について、まずは2013年8月7日の分:
数学基礎論サマースクール最終日。講義中に「weak counterexample」という概念(私の理解が正しければ、「ある命題について、普通の数学理論ではそれが成り立つと証明できるのだが、構成的数学の範疇では証明できないような例」のこと)が紹介されたときに、構成的数学の範疇でその命題が「決して証明できない」状況と「少なくとも現時点では証明を得ていない(未解決問題のようなもの)」状況の区別が気になったので休み時間に質問してみたところ、特に両者は区別されていないといった回答をいただいた(はず、私の理解によれば)。この両者の関係は、暗号理論における情報量的安全性と計算量的安全性(この場合、「証明」の代わりに「攻撃」を考えることになるが)の関係に似ているような気がして、後者の関係の区別は暗号理論でとても重要なので、逆に前者の関係が特に区別されていないらしいことに興味を抱いたのであった。(ただ、私は構成的数学の方面には全然明るくないので、実際は違うのかもしれない。もしそうであればご指摘いただけると助かります。)
- ↑次は2013年8月9日と8月10日の分:
某ワークショップに参加中。現在進行形で秘密分散法の研究をしている方のお話をがっつり聴く機会があって、技術的内容だけでなくモチベーションの部分なども含めてとても興味深かった。
某ワークショップ二日目、ウェブページの案内を見て興味を持ったという普通の(大学以降の数学を独学している様子なども特になさそうな)高校生ふたりが来場する珍しい事例が発生。積極的なのは良いことだし公開ワークショップで入場制限するのもおかしな話なのでそのまま参加してもらったのだけど、いきなりカテゴリーが云々とかいう容赦ない話を浴びせることになったので大丈夫だったのかなぁと心配している。前日だったら、中高生ぐらいでも問題は理解してもらえそうな話があったからちょうどよかったのだけど。
なお、折角の機会なのでその二人に「つどい」の宣伝をしてみた。高校生だと参加も簡単じゃないだろうけど、プロ仕様のワークショップよりは年が近い人が多いし居心地も良いのではないかなぁ。
どのワークショップのことだっけ、と思って検索してみたところ、多分これ(ワークショップ「情報セキュリティと関連する離散数学」@信州大学)のことですね。改めてプログラムを見てみると、これに飛び入り参加する高校生というのも中々肝が据わっていて素晴らしいですね(褒めてます、念のため)。その後元気に成長されたでしょうか。
- ↑↑次は2013年8月25日の分:
週末。前日分の日記に「論文書き」と書こうとしたら「論文化機」と誤変換されたので、そんな便利な機械があったら今回あんなに苦労せずに済んだわい、と内心で一人ツッコミを行うなど。
「論文化機」、昨今のいわゆる人工知能の発達具合からすると、私が生きている間ぐらいにはまじめに実現しそうな勢いですよね。でもどちらかといえば論文執筆マシンよりは論文査読マシンの方が欲しい、と願う学者は私だけではない気がする。
- 11月28日(火)
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- 学生セミナー2件の日。先々週と先週に続けて某著書の誤記が見つかったので今回はどうなることかと思ったが、3週連続誤記発見は回避された。
- 11月29日(水)
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- 11月30日(木)
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- 午前中の初等整数論の講義はいわゆるクォーター制のため今日が最終回だった。最後のオマケとして初等整数論を応用した準同型暗号の構成(具体的にはPaillier暗号)の紹介を用意していて、去年は時間が足りずに触れられなかったのだが、今年は30分ぐらい時間があったので駆け足ではあったが触れられてよかった。