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中山道ウォーク第３弾。まずはＪＲ埼京線の戸田公園駅から前回Ｇｏａｌ地点の川岸３丁目交差点に向かいます。ちょっとショートカットのつもりで戸田南小学校の桜を眺めながら国道１７号線に出ました。
１１：５０、川岸３丁目交差点よりはちょっと北の歩道橋のところからスタート。ひたすら国道１７号線に沿って歩いて、錦町１丁目南交差点のちょっと先の分岐から蕨宿に入ります。国道１７号線との分岐のところには「中山道蕨宿の碑」が建っています。
１２：２０、旧道に入り、約１５分歩いて本陣跡に着きました。この蕨宿本陣は、皇女和宮が江戸に向かう際の休憩所になり、また明治天皇も御小休所にもなったそうです。ちなみに、現在は蕨市歴史民俗資料館になっていますが、日曜日は休館日でした…残念？！
とりあえず、Ｍｉｈｏが「腹減った」と駄々をこね始めたので、ここで昼食をとりに道を逸れます。船橋屋の角から県道１１７号線を蕨市役所方向に歩き、和楽備神社を越えてＪＲ京浜東北線の蕨駅まで行き、とんかつ「大作」で昼食を食べました。口コミグルメランキングでは３．１７と高めの数値でしたが、まぁとんかつが分厚いことを除けば、普通のとんかつでした。とんかつ「大作」での昼食後、歩いて戻るのは嫌になったので、バスで錦町２丁目まで戻り、１３：４５に再び歩き始めました。
萬寿屋という煎餅屋で煎餅を３枚買って、錦町３丁目交差点で国道１７号を横切り、１４：００に蕨宿を抜けました。
道は道なりに進んで、いつの間にか浦和市に入っています。１４：２０に辻の一里塚の跡、そして東京外環道をくぐります。東京外環道の先は六辻商店街がありますが、街道筋っぽいものではありません。さらに１０分ほど歩き、六辻公園を右折、国道１７号を渡って、１４：３５に交差点にあるケンタッキーフライドチキンで小休止としました。
１４：５５に再び歩き始め、つるやタクシーの角を曲がって１０分ほどで、焼米坂につきます。江戸から歩くとここは登り坂、上りきって南浦和小学校のところに「焼米坂碑」があります。焼米坂は正式名は浦和坂といい、焼米屋が多くあったところから焼米坂といわれるようになったそうです。ちなみに焼米とはその名のとおり、米を焼いたもので昔は保存食として旅人が買い求めて非常食にしたそうです。
南浦和小学校は焼米坂の上にありますが、ここが坂になっているため、ＪＲ武蔵野線は地下をトンネルで通っています。歩いた時は「あれ、武蔵野線と交差した覚えがないなぁ」と思っていましたが、後から地図で確認するとちょうど、このあたりを通っています。道端（歩道）には路面の割れ目にスミレが咲いていました。
焼米坂から約１０分、１５：１５に調神社に到着しました。この調神社は、その名のとおり古代には租庸調の調が集められて朝廷に運ばれる場所だったそうです。それから時代が移り、調（つき）と月が掛け合わされて、月神信仰となったため、守り神が兎になったそうです。実際、調神社の狛犬は兎（狛兎？）です。左右両方見ましたが、狛犬なら阿吽を示しているのに、狛兎はどちらが阿でどちらが吽かわかりませんでした（笑）。また、幸運開運の霊水も兎の口から流れ出ています（一般には龍でしょうか？）。
Ｍｉｈｏはここで兎のお守りを購入、我が家には兎の「らびぃ」が既にいるので、「ちびぃ」と名付けて玄関に飾られています。
調神社からさらに道なりに進むと、浦和宿。新しい道標が立てられていますが、宿場の風情ではなく浦和の市街に出てきます。ちょうど浦和駅西口付近です。この日は、浦和レッズの試合があったので、いかにもレッズファンといった赤い人たち（笑）がたくさん見られました。
商店街の中ほど、門前通りの碑を左に折れると玉蔵院に１５：４５到着。ちょうど、桜の季節で観桜の人たちでいっぱいでした。このあたりは、１０年前にＭｉｈｏが巣食っていた場所で、レッズの選手もよく来るパスタ屋屋とか、ここの店はおいしかったとかガイド役をかって出ていました。
玉蔵院を出て、しばらく行くと浦和宿碑があり、商店街からもはずれて道も細くなり歩道もなくなります。常盤公園の入口、いちば通りの交差点には、二・七市場跡碑があり、「野菜を売るおばちゃんのブロンズ像」が設置されています。結構いい出来の像で、本当に野菜を手渡しているように見えます。なお、二･七市場は、２の日と７の日に市場が天正年間に始まり昭和初期までずっと続いていた由緒ある市場だそうです。
さらに道なりに歩き続け、浦和橋のバス停を過ぎると、ＪＲを越える跨線橋（浦和橋）を渡って、ＪＲの東側に行きます。しばらく歩き、１６：２０にＧｏａｌの北浦和駅に到着しました。
北浦和はＭｉｈｏが日本語教師生活のスタートを切った場所で、１０年ぶりだそうです。前日にちょうど実習コース仲間と１０年ぶりの同窓会をしたそうで、「懐かしい〜」と雄叫びをあげて走り回っていました…。
Ｇｏａｌの後、Ｍｉｈｏが実習コースで勤務した日本語国際センター、そして１０年前にロボロフスキーと一緒に住んでいた家に案内されました。さすがに１０年前に住んでいた家は建て替えられてしまっていて、Ｍｉｈｏは残念そうでした…。