Top >> Akio's Room >> 中山道六十九次 >> 日本橋〜巣鴨

中山道六十九次
日本橋〜巣鴨

2007年2月3日


日本橋日本橋

1.日本橋

2007年2月3日13時30分、東海道五十三次完歩から約9ヶ月たった節分の日。
今度は中山道を歩くために再び日本橋のたもとに立ちました。3年9ヶ月前の東海道五十三次ウォーキングの第一歩とはまったく逆、北へ向かっての旅路のはじまりです。

日本橋五街道は日本橋から13:40に日本橋を出発、首都高速のガードに頭をふさがれた日本橋を渡ります。すぐに見えてくるのは交差点の角にあるスルガ銀行、反対側には日本橋三越デパート。三越の隣には中央三井信託銀行、さらに三井記念美術館と並び、さすがに三井の本拠地といったところです。また、日本橋HDDVDプラネタリウムという次世代DVD規格の1つであるHDDVDで上映するプラネタリウムもあります。Akioの会社もHDDVD陣営(らしい)です。

三越デパートの向かいには「にほんばし島根館」という島根県の物産販売や観光案内の拠点があります。地物が好きなMihoがここにはまってしまい、中から出てきません…。再スタートをきったのは20分後でした。

2.神田

須田町周辺地図

今川橋跡国道17号(中央通り)に沿って、JR新日本橋駅を過ぎると「今川橋」跡、今では川の面影はまったくありませんが、江戸時代は川があって今川橋がかかっていたのだそうです。ちなみに井の頭公園にある池が源流だそうです。想像もつきませんが…。

さらに少し歩き、14:15にJR神田駅のガード下をくぐります。さらに10分ほどで須田町の交差点。ここで国道17号は「秋葉原電気街」の方に右カーブしますが、中山道はまっすぐ進みます。Akioにとっては勝手知ったる庭のようなところで何度となく歩いたところなので、迷うことなく進みます。

すぐにJR中央線の高架があり、その下には旧・交通博物館があります。Akioも子供の頃は大好きだったところで、休日には親子が群れをなしていましたが、浦和の方に新しい博物館ができるため現在は閉館してしまい、さみしい限りです。

昌平橋から神田川を臨むJR中央線の高架に沿って神田郵便局前まで歩くと、今度は外堀通りを右に折れます。

神田川にかかる昌平橋からは、御茶ノ水駅での鉄道の交差がよく見えます。JR中央線、JR総武線、地下鉄丸の内線が交差していて列車が行き交っています。神田川には川面に浮かぶゴミ(ペットボトルなど)を回収する清掃船が通り過ぎていきました。

3.神田明神

日本ウォーキング協会昌平橋を渡って昌平橋交差点で国道17号と合流し、一区画ほど進むと神田明神下の交差点。ここで、国道17号とともに左に折れていくとすぐに日本ウォーキング協会があります。東海道を歩いていた頃は神田駿河台にありましたが移転したとのことです。せっかく中山道沿いに移転したんだから中山道ウォークも東海道と同じように認定してくれないかなと雑談しながら通り過ぎました。

日本ウォーキング協会のビルからすぐ、神田明神があります。神田明神は江戸総鎮守の神様として有名です。神田明神と言って「銭形平次」と出るか、「こち亀」の超神田寿司(両さんがよく出入りしている纏の家)と出るかで世代がわかります(Akioは「こち亀」の世代…)。

神田明神の豆まき神田明神を覗くと、境内がすごい人混みでした。この日はちょうど節分の日、そう、豆まきです。AkioもMihoも突入していきましたが、残念ながら何もつかめませんでした。

湯島聖堂神田明神の入口の天野屋で甘酒を買って、14:50に出発。通りの反対側に湯島聖堂、東京医科歯科大学付属病院を見て、ちょっと行くと東京ガーデンパレスがあり、サッカーミュージアム交差点。ここには日本サッカー協会(JFA)があります。

4.東京大学

東大赤門東大正門さらに国道17号に沿って歩いていくと、本郷に出ます。本郷といえば東京大学でしょう。15:15に東大赤門前に到着しました。AkioもMihoも東京大学は勉学上のライバルの大学出身なのでほとんど縁がありません。畏れ多くて門の外からキャンパスを覗き見るだけです。

東大のキャンパスに沿って歩き、正門を過ぎ、本郷弥生の交差点のちょっと先で国道17号は大きく左に折れていきます。まっすぐ行くと王子駅、さらには川口JCTから浦和ICと東北自動車道の脇を走る岩槻街道です。

東京大学周辺の地図


国道17号が左折する角には江戸時代からやっているという高崎屋酒店があり、その脇の自動販売機のところにに「追分一里塚」跡があります。中山道で最初の一里塚のあったところだそうです。

高崎屋追分一里塚の説明

ひたすら国道17号に沿って歩くと文京六中、白山税務署、白山一丁目交差点と過ぎていきます。この白山一丁目交差点近くの円乗寺には、八百屋お七の供養塔があるそうです(あとから文献で知りました)。八百屋お七は放火の罪で東海道沿いにある鈴ヶ森刑場で火炙りの刑になった女性ですが、東海道ウォークの際に鈴ヶ森刑場跡を通っていたので、見物すればよかったかなと思いました。

白山一丁目交差点の先には「ほうろく地蔵尊」があります。幕末の砲術家である高島秋帆の墓があるそうですが、よく知らないのでパス。文献によればここも八百屋お七の供養のために建立されたものだそうです。

5.巣鴨駅

巣鴨駅白山上交差点、京北高校、東洋大学の前を過ぎ、都営三田線千石駅を16:00に通過。Mihoが「疲れた、動けない」とぐずったので千石一丁目交差点のマクドナルドで休憩。16:10に出発しましたが、すぐに巣鴨駅に到着(16:20)しました。「これなら休まずに歩いてしまえばよかった」とはMihoの弁。

中山道の最初の宿場は板橋宿、そこまでも到達できませんでしたが、午後から歩き始めて約7km。東海道の最初の日本橋〜品川間の約8kmより若干短いものの疲れ方は全然違います。まぁ歩き慣れたのでしょうか…。

巣鴨のとげぬき地蔵、そして板橋宿は次のお楽しみとして、中山道の最初の旅路はここまでとしました。


戻る