Top >> Akio's room >> 旅行記 |

鉄歴35年のAkio、ママ鉄歴&子鉄歴3年のMiho&けいたろの3人家族が、つい思い立って鉄道だけで九州まで行ってきてしまいました。そののべ乗車時間23時間46分の記録です。
| 乗車日 | 乗車区間 | 乗車時間 | 乗った列車 |
| 4月29日 | 東京〜別府 | 6時間55分 | のぞみ、ソニック、にちりん |
| 4月30日 | 別府〜熊本 | 3時間6分 | 九州横断特急 |
| 5月1日 | 熊本〜嘉例川 | 5時間48分 | SL人吉、いさぶろう、はやとの風 |
| 5月2日 | 隼人〜指宿 | 1時間16分 | きりしま、指宿枕崎線 |
| 5月3日 | 指宿〜東京 | 6時間41分 | 指宿のたまて箱、さくら、のぞみ |
朝5:00に自宅を出発し、東京駅6:00発の「のぞみ1号」で九州に向けて出発しました。N700系の列車はあっという間に東海道新幹線の区間を走り抜けて新大阪に到着、山陽新幹線に入ります。

ここでMihoが「500系とひかりレールスターを見られるのはどこ?」と聞いてきたので、新神戸駅あたりですれ違うことを教えたら、けいたろを連れてデッキに行ってしまいました。車掌さん(女性)に聞いてちゃんと見られたらしく、ほくほく顔で戻ってきました。
10:38に小倉駅で下車。今度は日豊本線のホームに向かいます。Mihoがどこかへ行ってしまったと思ったら、「新幹線さくら弁当」をくわえて戻ってきました。11:09発の「ソニック15号」に乗り込みます。
このソニック15号は、885系(白いソニック)です。けいたろのお気に入りの特急の1つで、普段ならお昼寝の時間にも関わらず興奮して寝る様子もありません。
11:41に中津で下車。12:18発の「にちりん83号」を30分ほど待ち合わせます。けいたろは駅のホームを駆け回り、始発の普通列車入線や出発を見送っていました。
待ち合わせの間にソニック17号が到着しました。こちらは885系(白いソニック)で一度乗っているので見送ります。もっとも、同じ885系でも「白いかもめ」の車両でした。下の写真のように運転席まわりのラインの色が違います。
12:18に787系車両の「にちりん83号」が来たので乗り込み、宇佐まで移動します。宇佐着12:34、今度は23分待ち合わせで「ソニック19号」です。宇佐駅はローマ字つづりで「USA」、アメリカ合衆国のスペルになる駅です。また、和気清麻呂による道鏡即位阻止の託宣にちなむ宇佐八幡宮の最寄駅です。
宇佐駅では、ソニック30号(883系、青いソニック)を見送り、ちょうど停車していたマルチプルタイタンパー(Star-Night 08)を眺めて過ごしました。
12:57に883系(青いソニック)車両の「ソニック19号が到着。別府到着13:36です。
![]() |
![]() |
![]() |
| ソニック15号 | 白いソニックの車内 | 中津駅と普通列車 |
![]() |
![]() |
![]() |
| ソニック17号 | にちりん83号 | 787系車内 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 宇佐駅 | マルチプルタイタンパー | ソニック30号 |
![]() |
![]() |
|
| 青いソニック車内 | 青いソニックのデッキ |
別府駅を出て、予約していたレンタカーに乗り、まずは高崎山自然動物公園に向かいました。高崎山自然動物公園は、高崎山に住む野生のニホンザルの群れが遊びにくることで有名です。
水族館うみたまごの駐車場に車を止め、国道10号を渡る歩道橋を越え、日豊本線の線路をくぐって園内に入ります。麓からモノレール「さるっこレール」に乗ると、線路沿いにお猿さんがお迎え。けいたろのテンションも急上昇です。
さるっこレールを降りるともうすぐにさる寄せ場で、そこらじゅうにニホンザルがいます。けいたろ、ちょっとおっかなびっくりで子ザルたちを眺めていました。さる寄せ場では、好物のお芋ばらまきにサルたちが群がったり、高いところにあるお芋を取りに行くショーをやったりしていて、楽しいひとときでした。
ひととおりサルたちと遊んで、山からとことこ歩いてきたら、日豊本線の線路を「にちりん87号」が通過していくところに出くわしました。
![]() |
![]() |
![]() |
| さるっこレール | 毛づくろい中 | お芋ごろごろ |
![]() |
![]() |
![]() |
| お猿さん見物 | 何して遊ぼうか | カメさん乗せて! |
高崎山を出発し、再び別府市内に戻ります。「小谷商店」で今夜の飲み代をGetしたのち、小腹がへったので、別府冷麺のお店「胡月」に入りました。冷麺は盛岡で食していますが、こちらの冷麺は麺が太く歯ごたえもあり、スープも独特の美味しさでちょっと寄っただけなのに大変満足しました。

いよいよ今夜の宿、泥湯で有名な別府保養ランドに到着です。荷物を置いて早速温泉に行きました。ここは、更衣室と内風呂は男女別ですが、メインの露天風呂は混浴です。
温泉の底には白い泥がたまっていて、肌に塗るとすべすべ効果が得られるそうです。塗ってみましたが、皮膚の弱いけいたろの肌もツルピカになり、効果があるように感じました。

別府保養ランドを出発し、まずは明礬温泉を訪ねました。岡本屋売店に入り、湯の花採取場を見て、温泉プリンを食し、「やせうま」という平たい麺(ほうとうみたいな感じの麺)にきな粉と砂糖をまぶしたお菓子、湯の花を買いました。

続いて、地獄めぐり(簡易版)です。行ったのは、坊主地獄、海地獄、血の池地獄の3箇所です。それぞれ近くにあるのに、全然違う温泉です。坊主地獄では泥が「ボコンボコン」と泡を立てて湧いています。海地獄は鮮やかな水色、血の池地獄は酸化鉄を含む朱色です。
海地獄ではお土産に「毎日が地獄です」うちわを、血の池地獄ではここでしか売っていない血の池地獄の泥を練った軟膏を買いました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 坊主地獄 | けいたろ投入! | やっぱやめた |
![]() |
![]() |
![]() |
| 海地獄 | 温泉卵製造中 | 血の池地獄 |
血の池地獄を出て別府駅に戻り、レンタカーを返すと11:35。九州横断特急は11:42に出発してしまいます。あわてて駅に入り、ホームに行くとちょうど折り返しの列車が到着したところで、自由席も何人か並んでいました。
乗り込むと、幸いなことに先頭右側の席が空いていたので、その席をGet。なんと席から前面展望もできる最高の席でした。
![]() |
|
![]() |
| 別府駅 | かぶりつき | |
![]() |
![]() |
|
| とり天弁当 | 車内の一コマ | 熊本駅 |
別府駅を11:42の定刻に出発し、昨日お猿さんと遊んだ高崎山を右手に眺めて、11:53に大分駅の高架線ホームに滑り込みます。大分駅を出ると日豊本線とお別れして豊肥本線(愛称:阿蘇高原線)に入ります。中判田、三重町、緒方、豊後竹田と停車すると、いよいよ阿蘇外輪山にさしかかります。
13:16に豊後萩を出て、滝水、波野を通過し、坂の上トンネルにさしかかると気動車のエンジンが猛烈な音を立てて坂を上っていきます。さらにトンネルをいくつかくぐると今度は一気に下っていき、宮地駅に13:38に到着しました。
ここはもう阿蘇山のカルデラの中です。あいにくのぐずついた天気で阿蘇山の頂上はぼんやりとしか見えませんでしたが、2007年にAkioとMihoが訪れたときに見た景色が変わらずに見られました。
阿蘇、赤水と停車して、今度は外輪山の反対側にさしかかり、列車はいったん止まります。立野駅には一気に下りられないためスイッチバックして立野駅に入っていきます。14:07に立野駅着。このあたり、けいたろは既にお昼寝でした。
立野駅を出るともう阿蘇にお別れ。肥後大津、光の森、武蔵塚、水前寺、新水前寺と停車して、終点の熊本に14:48に到着しました。
熊本駅では、隣に停車していた特急「くまがわ5号」を見送り、駅構内ではMihoが各種ストラップおよび鉄下(こども用の特急列車デザインの靴下)を買い込んで、駅の外に出ます。ここから宿泊先のホテルまで熊本市電に乗るのですが、長蛇の列!
なぜかというと、GW特別企画?で市電料金『タダ』だったのです。混雑する車両に乗って、慶徳校前電停で降り、今夜の宿泊先である「ドーミーイン熊本」に到着しました。今回の旅では、宿は温泉とMihoが決めたのですが、熊本市内はさすがに温泉宿がなく、その中でも最上階に六花の湯という天然温泉があるこのホテルにしました。
雨の中、交通センターに行き、地下の県民百貨店で酒と肴を物色。翌日の宿は素泊まりなので、夕食と朝食も用意しなければなりません。
夕食の時間になり、若干雨が小降りになったところで、「むつ五郎」という馬肉料理のお店に入り、馬刺しをはじめとする料理を堪能し、県民百貨店で買い物をすませてホテルに戻りました。
ホテルに戻り、六花の湯につかっている間に、ランドリーで洗濯。ところがここで大事件が起きました。Akioがシャツのポケットに「周遊きっぷ九州ゾーン」のゾーン券を入れっ放しにしていたのです。この切符は提示すればJR九州の改札はもちろん特急自由席乗り放題になる重要な切符。さすがに青ざめました。
ホテルのレストランでバイキング形式の朝食をとり、宿泊客向けサービスの熊本駅送迎タクシーを利用して熊本駅に向かいます。駅に着くとまっさきにみどりの窓口に行き、事情を説明したところ、係の方が下記の業務連絡書というものを作成してくださいました。これで、ゾーン券所持と同等の扱いをしていただくことになりました。

ホームに出てしばらく待つと、ディーゼル機関車に引かれた「SL人吉」がバックで入線してきました。あっという間に大人、子供入り乱れて、8620形蒸気機関車の周囲に群がります。機関士さんや乗務員さんと写真を撮ったり皆大忙しです。もちろん、Akio&Miho&けいたろもいろいろ写真を撮影しました。
![]() |
![]() |
![]() |
| SL人吉入線 | 8620形機関車と一緒 | 8620形蒸気機関車 |
![]() |
![]() |
|
| 機関士さん | 煙をみつめるけいたろ | |
![]() |
![]() |
|
| 最後尾 | 車掌さん、敬礼! | 乗務員さん |
9:44に熊本を出発、まずは八代目指して鹿児島本線を走ります。新八代10:25、八代10:31に到着。八代を10:38に発車していよいよ肥薩線に入っていきます。八代から少しの間は肥薩オレンジ鉄道(新幹線開業後に鹿児島本線から第三セクターに移管)を走り、肥薩線(こちらはJR九州)の線路に入ると、肥薩オレンジ鉄道の線路がクロスオーバーしていきます。SL人吉は肥薩線を球磨川に沿って走ります。

球磨川を渡る九州新幹線と交差し、右手に球磨川の流れを見ながら雨の中をひた走り、10:54に坂本駅。特急くまがわ2号とすれ違います。肥薩線内でのすれ違いはこれだけでした。
鎌瀬駅を通過したところで、球磨川を渡る球磨川第一橋梁を渡ります。説明によると1906年に作られた橋だそうです。今度は左手に球磨川がきました。
瀬戸石駅で少しゆっくり走りますが、ここでは80歳を超えるおじいさんが渡し船の船頭をされていて、営業中は手を振ってくれるそうです。残念ながら、雨のせいかGWのせいかこの日はいらっしゃいませんでした。
11:19に白石駅着、7分停車です。ここの駅舎は明治時代の肥薩線開業時の駅舎がそのまま残っているのだそうです。
![]() |
![]() |
![]() |
| 白石駅 | 白石駅標識 | けいたろ危機一髪 |
![]() |
![]() |
|
| 白石駅舎 | 出発合図の鐘 |
九州最大の鍾乳洞である球泉洞の最寄駅、球泉洞駅を通過して、一勝地駅に11:44に到着しました。一勝地駅はその名のとおり勝負に縁起が良い名前で、駅で記念入場券を販売しています。また、この日は駅のホームでお土産販売もしていました。11:51に出発しました。
12:02に渡駅に停車。その前に球磨川第二橋梁を渡り、再び球磨川の左岸を走ります。
12:13に人吉駅に到着。熊本から87.5kmを2時間半のSLの旅が終わりました。人吉駅のホームから車庫に入ったSLと、くま川鉄道湯前線の車両が見渡せます。一方、けいたろはホームに生えていた花が気に入り、ひたすら花摘みにいそしんでいました。
![]() |
![]() |
![]() |
| SLと記念撮影 | 車庫に入ったSL | 普通列車と2ショット |
![]() |
![]() |
![]() |
| くま川鉄道 | 花摘み | 花摘み忙し |
![]() |
![]() |
|
| こんなに摘みました | いさぶろう3号 |
13:21発の「いさぶろう3号」に乗り込み、自由席の長椅子を3人で占有(3人座るのがやっとですが)し、吉松までの1時間26分の旅が始まります。熊本県と宮崎県の県境である国見山地430mを越える路線で、山にさしかかるとループ線、その途中にある大畑(おこば)駅ではスイッチバックをして、さらにループ線を進むといった鉄道ファンにはたまらない路線です。ループ線で一周するあたりでは、眼下に大畑駅のスイッチバックも見えます。
![]() |
![]() |
![]() |
| 大畑駅にて | スイッチバック | スイッチバックとホーム |
![]() |
![]() |
![]() |
| 大畑駅 | 駅舎 | スイッチバック遠景 |
次の矢岳駅は標高536.9m。SL展示館があり、D51が展示されています。Mihoが萌え萌えでけいたろをかっさらって運転席を堪能していました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 矢岳駅 | D51 | |
![]() |
![]() |
|
| 運転席で敬礼 | 下車 | D51記念撮影 |
矢岳駅を出るとすぐに矢岳第一トンネル、これを抜けると日本三大車窓の1つとされる「矢岳越え」の車窓です。「いさぶろう」はここで撮影タイム。3両編成の各車両がビューポイントで止まり、都合3回停車します。天気が良ければ桜島や開聞岳まで見えることもあるそうですが、この日は全然見えませんでした。

続いて、真幸(まさき)駅。肥薩線で唯一の宮崎県内の駅です。ここもスイッチバックの駅です。この駅も名前がよいので入場券などが人気です。名前にちなんで「幸せの鐘」というのがありました。けっこう大きな音がする鐘です。また、真幸駅は2011年に開業100周年を迎えたそうでい、「祝真幸駅開業100周年」という看板が掛けられていました。

14:47 吉松駅に到着。16分待って特急「はやとの風3号」に乗ります。特急といいつつ、下車駅の嘉例川までの間で通過したのは1駅だけでした(参考:嘉例川から先は隼人までノンストップです)。15:43に嘉例川に到着しました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 吉松駅 | 車内 | はやとの風3号 |
嘉例川駅も明治36年(1903)年の開業以来の駅舎が現役で、鹿児島県最古の駅舎だそうです。

嘉例川駅からはバスで本日のお宿のある妙見温泉に向かいます。バス乗り場は駅から坂道を150m登ったところ、駅で降りた人は誰も向かわずちょっと心配になってしまいましたが、広いバス乗り場兼駅駐車場がありました。
バスに乗ってしばし、妙見温泉に到着。おりはし旅館の別館・山水荘に泊まりました。こちらは、滞在型の宿として自炊設備もあり、何より有名なのが「キズ湯」という33℃のぬるめの温泉です。熱い風呂がきらいなけいたろもゆったりとつかってくつろいでいました。

妙見温泉から朝8:36発のバスに乗って隼人駅へ。8:52発のきりしま3号に乗って鹿児島駅に向かいました。9:19着とわずか27分の旅路ですが、錦江湾に沿って走り、桜島も見えて眺めはよかったです。


鹿児島駅から市電に乗って1駅、桜島桟橋通電停で降ります。はっきり言って歩いても近かったです。電停からトコトコ歩いて桜島フェリーに乗って桜島に向かいました。

15分程の乗船で桜島港に到着、Mihoの目的である古里温泉(海沿いにある露天風呂)に行くため観光案内所に寄ったところ、第二の大事件が勃発しました。
愕然とするMiho。さすがに待っているわけにもいかず、再びフェリーに乗ってすごすごと鹿児島港に戻りました。
鹿児島港から桜島桟橋通電停に戻り、市電に乗って鹿児島中央駅に。特急「指宿のたまて箱3号」に空席がないかなとみどりの窓口に行きましたが満席。「やっぱりGWじゃないの!」とぶーたれるMiho。
隣のホームに止まり、先行して11:52に出発していった特急を羨ましげに見つめるMihoを乗せて、12:00発の指宿枕崎線普通列車「枕崎」行きに乗って指宿に向かいました。ちなみに、この普通列車は、下りでは1日2本しかない枕崎までの直通列車です(上りは4本)。途中の郡元駅〜谷山駅間では市電と並走、喜入の石油備蓄基地を始め、ほぼ海に沿って走る爽快な路線です。
13:16に指宿駅に到着。観光案内所で聞いたら、知林ヶ島の砂州が14:30くらいまでは渡れるとのことだったので、タクシーに飛び乗って知林ヶ島に向かいました。乗ったタクシーの運転手は豊さんという方でしたが、知林ヶ島に向かうだけでなく、荷物を宿に先に持って行ってくださり、さらには知林ヶ島まで迎えに来て宿まで連れて行っていただきました。
14:00少し前に知林ヶ島に着き、砂州を歩き始めました。けいたろもサンダル→裸足→ズボン脱いでパンツ一丁と興が乗ってきて楽しく遊びました。半ばほどまできたら「もう島に渡らないで」という声がかかりました。砂州が満潮により海に水没してしまうためです。ここで引き返しました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
再び、豊さんのタクシーで宿へ。弥次ヶ湯温泉の離れの一室が今日の宿です。早速温泉に入ると、かなり熱い湯ですが気持ちよく。熱い湯が苦手なけいたろには、女湯備え付けのベビーバスに温泉を入れて遊ばせました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 知林ヶ島公園で | 弥次ヶ湯温泉 | 特製の温泉 |
温泉の後は夕食のために指宿駅に向かいます。歩いていこうとしたら、女湯でMihoと一緒になったおばちゃんが車に乗せてくださり、指宿駅まで送ってもらいました。
指宿駅の駅舎を背に左手すぐのところにある「四季彩料理 青葉」というお店に入って、さつま郷土料理をいただきました。タクシー運転手の豊さんお勧めで、定食もありますが単品でとった方が安いとの助言をいただき、そのとおりにしました。ほんとに美味しくて安かったです。
青葉を出るともう夕暮れ。親子3人でぽてぽてと30分程歩いて宿に戻りました。
旅行も最終日になってしまいました。朝8:30に豊さんにタクシーでお迎えにきていただき、まずは「JR最南端の駅」南大山駅を訪ねました。指宿枕崎線はここから北西に延びて枕崎に到達するので、ここが最南端となります(日本の駅最南端は、沖縄ゆいレールの赤嶺駅)。駅の向こうには雲に隠れてうっすらと開聞岳も見えていました(上段真ん中の写真)。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
南大山駅から山川にある砂むし温泉に連れて行っていただき、AkioとMihoは砂蒸しを堪能しました。けいたろは見物と砂遊びです。砂むし温泉は、指宿の方が有名ですが、こちらは観光客ずれしておらず、本当の砂むしといった感じでした。最初はどんなもんだろと思っていましたが、やってみると全身が温かくなり、15分ほど入って気持ちよく汗が出ました。けいたろに掘り出してもらいました(笑)。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
指宿駅に戻り、特急「指宿のたまて箱2号」を待ちます。指宿駅にはリクガメのカメキチ駅長がいて特急のお客様をお迎えしてくれるそうですが、残念ながらどこにいらっしゃるかはわかりませんでした。
10:53発の「指宿のたまて箱2号」に乗り込みます。全車指定席でこの日も満席でした。座席を探すと海側の窓に向いて座る座席でした。2席並ぶ席が多い中でなかなかいい席をGetできました。途中、喜入11:16のみの停車で鹿児島中央11:45着。1時間弱の旅でした。
![]() |
![]() |
![]() |
| 指宿駅 | 記念撮影 | 鹿児島中央駅 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 「指宿のたまて箱」 | 乗ってご機嫌 | お昼寝中 |
鹿児島中央からは12:30発の「さくら566号」新大阪行きで、博多まで行きます。ホームに行くと、N700系さくらと並んで、800系車両が停車していました。12:57発のさくら414号博多行です。800系はほとんどつばめ用で鹿児島中央駅ではあまり見られません。ラッキーでした。

さくら566号は、川内12:43、熊本13:19、新玉名13:30、新鳥栖13:47と4駅しか止まらずに博多に着く速達タイプです。1時間半で博多に着いてしまいました。
博多で乗り替えるのは、博多ラーメンを食したかったからなのですが、駅員さんに伺ったら「特急券が東京までの通しなので改札の外には出られません」とのことで、新幹線構内にはラーメン屋さんがなく、残念ながら断念しました。
博多発15:00の「のぞみ44号」で東京まで一直線、20:13に東京に到着してこの旅が終わりました。