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日記帳 |
| 管理人の日々の呟きに加えて、物語についての言い訳――もとい解説やネタのメモなんかもあったりなかったり(笑)。 最近は、頓に『指輪物語』関連への傾倒ぶりが目に付いたりもしてます(笑)。 とりあえず、愚痴っぽくならないように気をつけます(苦笑)。 にっきをブログに変更しました。 面倒事回避の為、アクセス制限かけてます。 IDはボクの名前[半角英字6文字]、パスワードはかぼちゃ祭りのご挨拶の最初の一語[半角英字5文字]です。 |
名前のヒミツ |
| 今回の戯言のテーマは名前のヒミツ。 と、言ってもそれほど大袈裟なコトではなく、延々ネタバレの続くネーミングの裏話のようなものですが(笑)。 一応オリジナルの文章を書いている以上、キャラクターや事物に自分で名前をつけなければいけません。 ボクの場合、ファンタジー系のお話に出て来るアイテムや魔物・生き物は読む時に想像がつかないと辛いので――要するに書き手側の創造力&描写力不足が原因な訳ですが(苦笑)――大抵の場合「既製品」を使ってます。 (こういう時、各種ゲームの攻略本は幻獣辞典と並んで重宝します(笑)) そんな訳で、とりあえず自力で考えるのは主に人名&地名、という事になります。 で、ボクは人名をつける時に、つい名前に意味を求め過ぎちゃうんです。 だから、比較的現実世界に近い舞台のお話だと、極普通の一般的な、だけどカッコ良かったりセンスが良かったりする名前がつけられないんですね(苦笑)。 勉強の為にと思って人名辞典なるものを入手してみたものの、地域別とか言語別とかじゃない上についついその人物について語られてる文章に気を取られてしまって気がつくと当初の目的を忘れ果ててる始末なので、いまいち活用できていないというのが現状です(笑)。 あとは、キャラクターの名前を変えられるゲームをプレイしていてもそうなのだけれど、一連の物語に出て来る人物の名前をシリーズ化するのも悪癖のひとつ。 星の名前シリーズに宝石の名前シリーズ、天使と堕天使の名前、等々。 現在、プロット段階の新しいお話のキャラクターも、物凄く解り易い「シリーズモノ」名前だしなぁ(笑)。 実際にサイトに載せているお話だと、『Fallin' Angel』の「天使」達はアルファベット1文字の読みからなる名前だし、『the Princess Guard』の男の子3人は太陽【ソラリス】・星【ステラ】・月【ユエル=月瑠】だし。 (余談ですがこの3人の名前、実はぐるっとしりとりができるんです。ルディ=ソラリス→ステラ=ミラ→ラン=ユエル→ルディ…って(笑)) 『aquarium』は、主役2人がリンク【繋がる】とウィル【意志】でダレスは作中にもある通りヘブライ語の【扉】、他のキャラクターの名前には自然を意識した言葉を織り込んでます。マハラカイリ【天原海里】、マリナ【海】、サンディ【砂の】、レイク【湖】、モナ【月】、ランディ【大地の】といった感じで。 『cubic world』のメイン2人(+α)はネタバレになっちゃうので今はまだ内緒ですが(笑)、各ステージの名称はラテン語の相応する色名です。 ちなみに、動植物の学名やラテン語の単語を適当にローマ字読みにすると、それなりにカッコがついたり魔法の呪文っぽかったりして便利です(笑)。 『cubic world』のガランサス【スノードロップ】とか、人名じゃないけど『喪失楽園』のカルサムス【紅花】、『the Princess Guard』のLUX CRUX【光+十字架】がその系統ですね。 もうひとつの癖というか頻繁に使うのが、あちこちの神話や伝説から借りてくる方法です。 有名どころはそのまま使わないようにはしてるけれど、気がついてる方もいらっしゃるのかな? 『2.5次元の〜』のフィンやミトラ、『cubic world』のカカゼオ、『CAGE』のナギとナミ(=イザナギ&イザナミ)、『萬屋〜』のアトラハシスもだし、同じくルー&デューは出典がちょっとうろ覚えだけど東欧だか北欧だか印欧語族だかの神話体系で「光」と「闇」を意味する言葉で、サカキは「榊」であると同時に天使の名前からとったものでもあります。 ネーミングという事で別格なのが、『喪失楽園』関連。 このお話の原型がかなり昔に生まれたモノでその後世界観や舞台やキャラクターが様々な変遷を経る内にいろいろな物事から影響を受けてきたという事情に加えて、ボク自身の思い入れの深さもあって、単純に「このタイプ」と括れなくなってるんです。 例えばキャラクターの名前は概ね文字と音から来るイメージ先行だけど、物語が今の形に落ち着いた時バビロニア方面の神話からかなり影響を受けた名残で那波はシュメールの月の神ナナを意識した名前になっているし、斎主や九鬼は神道系に纏わる名前だし、地名もアウインが瑠璃(ラピスラズリ)の主成分の鉱石の名前だったり、ヒナがポリネシアの月の神だったり、ナイキがギリシャの勝利の女神だったり、ミフルがペルシア神話から発展したミトラス教の主神だったり、ジュナが仏教系、メシエがキリスト教系の単語だったり、テニヤやウルカが沖縄の地名だったり…とにかくいろいろごちゃ混ぜです。 その他に参考にしたのが月面地図。カタカナの固有名詞はかなり月の地名から拝借してます。 一方、漢字の言葉は創作率が高めですね。 意味と音と字面とでいろいろ工夫できる漢字というのは、本当に素晴らしい文字だと思います。 難読漢字を使ったり特殊な音の造語に頼ると、読み方を伝えるのが大変だったりもしますが(苦笑)。 面白いネーミングのコツ、会得できると良いんだけどなぁ。 |
活字中毒 |
| またもや久々の戯言、今回のテーマはひょっとして大本命?なボクの病気、活字中毒についてです。 何をもって重度と解するのかにも拠りますが、ボクはかなりの活字中毒です。 いつでも、何処にいても、つい文字を目で追ってしまうんです。 食事中も、独りだと何かしら読んでます。 小説じゃなくても良いんです。漫画でも、TV雑誌でも、通販カタログでも不動産広告でも(笑)。 子供の頃、朝ごはんを食べながら新聞を広げては親に叱られてました。 朝食を摂りながら新聞の世界情勢欄を読む小学生(笑)。 電車の中でも――本を読んでると乗り物酔いが悪化するので――眠っている時以外は車内広告を片っ端から眺めてます。 もちろん、ネット小説も好きです。 オリジナルモノは探し出すとキリがなさそうなので好きな作家さんのオススメのサイトや二次創作モノに限定してますけど、放っておくと何時間も回線繋ぎっぱなしで読書にふけってしまいます。(ちなみに、常時接続でも定額制でもないので通信費がスゴイ事になります(笑)) しかも、ベッドに入ってからもつい何か読みたくなってしまうので、手許には常に本が山積みになってます。…まぁ、半分くらいはお話を書く為の資料だったりもするのですが。 とにかく、暇があると――時には睡眠時間を削っても、活字を求めてしまう自分がいます。 もともと、物心ついた頃からボクは本が好きでした。 しかも読書を始めると思いっきり没頭して呼ばれても聞こえなくなるので、親には「本○チガイ」だと呆れられてました。 小学生の時に図書館から本を借りてきたその日のうちにどうしても続きを読みたくて、夜中にこっそりと起き出して300ページくらいあるハードカバーを完読した事もあります。 中学生の時には、友人がテスト前に貸してくれた(そんな時期に貸すな、という話もあるけど(苦笑))文庫20数冊を一週間弱で読みきったりとか。 月一でやって来る移動図書館では家族分のカードも使って本を借り、学校の図書カードは3枚目に突入…と、とにかくたくさん本を読みました。 ただ、ボクの場合、物凄く乱読なんです。 節操無しに大量に読んできた割に、タイトルも内容も覚えてない本、いっぱいあります。 小説でもSFやファンタジーはもちろん、ミステリー、ノンフィクション、自分では買わないけど恋愛モノや純文学系など何でも有りだし、神話・伝説系からゲーム攻略本(意外と面白いんです)、岩波ブルー○ックスみたいな科学系、エッセイ、手記、童話に絵本、漫画、辞典等々、とにかく手当たりしだいで…更に、資料と称して武器辞典とか色辞典とか幻獣辞典とか聖書とかにまで手を出してるから、何がなにやら(笑)。 しかも、趣味が妙に偏り気味なので、所謂ベストセラーとは結構縁がないし。 だから、趣味=読書なんて言ってるくせに、「どんな本を読むんですか?」って訊かれると非常に困ってしまいます。 就職の面接でこの質問をされた時は『ファウスト』と答えました。←が当時読んでた本の中で1番まともだったらしいです(笑)。 とにかく、そんな訳で「読書好き」というよりは「活字中毒」の方が相応しいかな、と(笑)。 まぁ、おかげさまで学生時代は漢字とか言葉とか結構知ってる方だったし、役に立たない雑学的知識は無駄に持ってるらしいです(笑)。 こうやって文章書きしてるのも、やっぱりその辺の影響受けてるのかな。 RPGが好きなのも、物語を読むようにストーリーが進められるっていうのもあるだろうし。 これを読んでるあなた、あなたも「活字中毒」に罹ってませんか?(笑) |
頭の中で鳴り続ける音楽 |
| 物凄〜くお久しぶりなこのコーナー(笑)。第2回目のテーマは「音楽」です。 ボクは、音楽が好きです。 最近でこそ同居人が買って来たCDをそのまま聴いてますけど、以前は年に何度もライブに通ったりしてたし、家にいる時はたいてい何かしら音楽を流してます。 カラオケはマイクを通した自分の声が嫌いなので苦手だけど(苦笑)、年中何かしら口ずさんでるし、実は物語を書くのにもテーマソングなんかを勝手に決めてたりして(笑)。 とにかく、ジャンルは、クラシックから始まってあっちこっちに偏りまくってますが、音楽は聴くのも奏でるのも歌うのも好きです。 (そのわりに流行モノには疎いし、メジャーなところは抑えてないですけどね(笑)) で、タイトルについて。 こう書くと何やら意味深でカッコイイ(?)のですが、実は困った症状のお話なのです。 皆さんは、頭の中で特定の曲がぐるぐる廻り続ける事ってありませんか? ボクは――酷い鬱状態でどうしようもない時を除いて――ほぼ常に何かしら曲がかかってます。 それはもう、家事をしている時も、お風呂に入ってる時も、小説を書いている時も、仕事をしてても本を読んでても(!)。 それはまぁ良いのですが、問題は選曲なのです。 たとえば自分の好きな曲であったり、気分に合った歌であったりする場合は良いのです。 が。 ボクの壊れ気味の頭脳は、ワケの解らない基準で曲を流してくれるのです。 CMでちょこっと聞いた曲、たまたま見ていた音楽番組でそれほど興味のないアーティストが歌っていた歌、ゲーム音楽(笑)、etc.…。 そういう、聴くつもりもなく耳にした音楽って、意外と頭に残ってるものなんですよね。 それでもって、そういう曲に限ってかなりの頻度で「廻る」んです。 でも、ちゃんとフルコーラス聴いて覚えてるわけじゃないから、CMソングなら15秒なり45秒なりの分だけとか、サビの部分だけとか、しかも歌詞もちゃんと解らない状態でぐるぐるぐるぐるエンドレスリフレインするんですよ。 これって、かなり困りモノです。 何しろ、ふと我に返ると知らない歌を口ずさんでる自分がいるんですから(苦笑)。 しかも解らない歌詞は気になるし。 それでもせめて場に合った曲なら救いがあるのですが…仕事中に「ミニ○ニジャンケンピョン」はどうよ?とか(笑)。 (そんなわけで、TVは結構鬼門。特にCD○Vあたり(笑)) あとどうにかして欲しいのが、年が明けると何故か廻りだす「聖しこの夜」と春先の「紅葉」と11月の「花」。季節感無視しまくり(笑)。 誰か止めて〜って感じです。 …こーいうおバカさんな症状ってボクだけなのかなぁ?(笑) それでも、やっぱりボクは音楽が好きです。 |
「言葉」について |
| 記念すべき(?)「戯言」第1回目のテーマは「言葉」について。 あくまで趣味の一環とはいえ文章書きを自認している以上、「言葉」というものにはいろいろと思うところがあります。 「正しい言葉」「綺麗な言葉」は、多分使えていないだろうという自覚はあっても、やはりこだわりというのはあるわけで。 残念ながらボクは語彙が豊かなわけでもなければ学があるわけでもなく、ただでさえ貧困なイメージをどうしたら具体的に描けるのか、言いたい事を正確に伝えられるのかといつも四苦八苦しています。 雰囲気からそれを表現する言葉を見つけられる辞典があればいいのに(笑)。 それとは別に心に留めているのが、「言葉」の持つ力です。 「言葉」って、凄い力を持っていると思います。 何気ない一言が誰かを救いもすれば傷つけもする。 しかもそういった作用が、本人の意識しないところで表れるから怖いです。 どんなに気をつけていても、思った通りの意味で伝わらない事、ありませんか? だからせめて、気がつく範囲だけでも「言葉」の選び方、使い方には気をつけたいな、と。 言葉を選ぶって言っても、もちろん耳に心地よい美辞麗句だけを並びたてようとか、醜い事には触れないようにしようとかいう事ではないですよ? 時には相手を傷つけて憎まれる事も覚悟の上で、それでも言わなければいけない事ってあると思うし。 そうじゃなくて、不用意な発言を避ける努力をする、という事です。 (それでなくても捻じ曲がった性格が禍して余計な事言っちゃったりするからなぁ。) あともうひとつ、気になるのが「差別用語」という枠に括られる「言葉」の事ですね。 手許に放送禁止用語や出版コードに関する資料があるわけではないので厳密にどういう単語・表現が規制されるのかは解らないけれど、一応気にはしています。 また、そこまでいかなくても成り立ちや背後に差別意識が潜んでいる「言葉」って、実は身近にたくさんありますよね? 例えば「ご主人」と「奥様」。これって男女平等の観点から言うと、封建制度の時代からの男尊女卑に基づく立派な差別用語なんです。 でも、「私はこの言葉に含まれる差別的な意味合いが許せないから他の人に対しても使わないし、自分達夫婦にも使わないで欲しい」っていう考えを大前提として知っている人同士以外の間でいきなり「貴方の夫は〜」なんてきりだされたら、失礼な言い方をするって感じる人の方が多いのが現状じゃないかしら? ほとんどの人が、夫が妻の「主人」であるなんて考えているわけじゃなくて、慣習として自分の夫を「主人」と呼び、自分の妻の事を話すのに「うちの奥さんが」っていう言い方をする。 もちろんそれで良いというわけではないにしても、そう簡単に変わるものでもない。 こういうのって、気づいていないだけでもっといっぱいあって、聞く(見る)人によってはとても不快な想いをしているんじゃないかと思います。 それに、ボクは自分の書く物語の中で差別に近い意識を社会の背景として持っている世界を舞台にする事もあれば、心身に障害を持つ人物や容貌が周囲と多少異なる事によって特異な立場に置かれる人物を登場させる事もあって、そういった人物に対する描写や、彼等を差別する側の人物を描こうとした時にキャラクターが話す台詞や、或いはそういう事を題材にする事自体、それらが原因で差別にあって苦しんでいる人達にとっては許し難い行為なのかもしれないと思うのです。 ただ、解って欲しい、いや、知っておいて欲しいのは、ボクがそういった物事を書くのは、けして現実に誰かを差別したり傷つけたりする為でも、まして侮辱したり蔑んだりしたいわけでもないという事です。 本当に苦しんでいる人にとっては言い訳にしか聞こえないかもしれないけれど。 どうしても、一言きちんと断っておきたいのです。 「言葉」と、そこから生まれる「物語」という魔法に魅せられた人間の「戯言」でした。 |