いつでもどこでも気軽にプレイ!


 今や「ゲーム機」と言えば、テレビにつないで遊ぶ「据え置き型」ではなく、いつでもどこでも
気軽に遊べる「携帯ゲーム機」のことを指しますね。このジャンルは15
年近く前から存在して
いましたが、途上期のものは性能はそこそこ、遊べるゲームも気休め程度のものばかり…と、
何かとパッとしませんでした。

 しかし、この定説は二台のゲーム機の登場により覆されます。
言わずと知れた、「ニンテンドーDS」と「PSP」(PlayStation Portable)です。
 ここでは、これらのハードたちの魅力について徹底的に解説したいと思います。

 


■ニンテンドーDS/DS Lite/DSi
<誕生まで>
  昔からゲーム機を台頭してきた任天堂。代表的なマシンと言えば「ファミリーコンピュータ」
 ですが、それより前から「ゲームウォッチ」という携帯ゲーム機を販売していました。これはその
 名の通り、時計機能を持った液晶ゲーム機で、遊べるゲームは単一種類でしたがちょっとした
 空き時間に遊べる手軽さが大人から子供まで人気を博し、一大ブームを築きます。
  その後「ゲームボーイ」、「ゲームボーイアドバンス」という携帯ゲーム機をリリースしますが、
 時代は「ドラゴンクエスト」などの家庭でじっくり楽しむゲームが人気となり、表現力が乏しく
 携帯するには重すぎ、バッテリ(=乾電池!)の持ちもそれほど良くはなかったこれらの携帯
 ゲーム機は「子供のおもちゃ」というイメージが定着してしまいました。
  この状況に対し、ゲーム業界のパイオニアである任天堂は革新的な回答を提示します。
 これが、「ニンテンドーDS」の登場に結びつくわけです。

<画期的なインタフェース>
   ニンテンドーDSの大きな特徴が、「DS」(Double-Screen)の名前の由来となっている
  上下のカラー液晶です。どちらもTFT液晶で、下画面はタッチパネルを採用しています。
  このタッチパネルの採用が、DS躍進の要となりました。タッチペンで画面をタッチしたり、な
  ぞったりするという既存の発想にはないゲームが多数登場し、「ゲームとは何か」と今一度
  考えさせられた画期的なハードウェアです。

<Wi-Fi通信によるネットワークプレイ>
   ニンテンドーDSのもう一つの大きな特徴として、ワイヤレス機能を使った多人数プレイを
  可能にしていることです。同機能はライバル機「PSP」にも搭載されていますが、DSは
  独自のネットワークプロトコルで展開し、複雑なネットワーク設定が不要で気軽に多人数
  プレイが楽しめます。また一人が対応ソフトを持っていれば、他のプレイヤーはソフトなしで
  一緒に遊ぶことができる「DSダウンロードプレイ」も可能です。
   さらにIEEE802.11に準じたWi-Fi通信と可能にしているため、無線LANアクセスポイント
  があれば、離れた場所の友達と遊んだり、体験版ソフトをダウンロードしたりすることが
  できます。

<モデルラインナップ>
   モデル変移を見ていくと、2004年12月に登場した初代「DS」、2006年3月登場の二代目
  「DSLite」、そして2008年11月に登場した三代目となる「DSi」となっています。また2009年
  11月には、「DSi」をベースに画面サイズを4.2インチに拡大した「DSi・LL」が登場。現在新品
  で購入できるのは「DSLite」「DSi」「DSi・LL」ですが、市場の中心は後者の2モデル。
  しかし初代「DS」「DSLite」も中古市場ではまだ姿を見ることができます。
   それぞれのモデルの違いは以下のとおりです。

 
DS
DS Lite
DSi
DSi・LL
サイズ(H/W/D:mm)
84.7x148.7x28.9
73.9x133.0x21.5
74.9x137.0x18.9 91.4x161.0x21.2
重量(g)
276
218
214
314
液晶輝度
2段階
4段階
5段階
GBAスロット
×
SDカードスロット
×
×
インターネットブラウザ
×
×
カメラ
×
×
ソフトウェアアップデート
×
×
DSチャンネル
×
×
メーカー価格(円)
16,800
オープン価格
(登場時:16,800)
15,000
18,000

  DSとDSLiteの機能的な差は殆どなく、ボディの大きさや液晶性能が大きな違いです。
  しかしDSiは機能が大きく異なり、SDカードスロットやカメラなど、より個性的なモデルと言える
  でしょう。ただし価格上昇(Lite比2,000円UP)分の価値を見出すには、専用ソフトやダウンロー
  ドコンテンツの拡充が必須課題です。

<カラーバリエーション>
   2009年12月現在のカラーラインナップは以下のとおりです。

DS
DS Lite
DSi
DSi・LL
プラチナシルバー
□クリスタルホワイト
□ホワイト
□ナチュラルホワイト
■グラファイトブラック
■ジェットブラック
■ブラック
ダークブラウン
□ピュアホワイト
アイスブルー
メタリックブルー
ワインレッド
ターコイズブルー
エナメルネイビー
ピンク
グリーン
キャンディピンク
ノーブルピンク
ライムグリーン
イエロー
レッド
グロスシルバー
レッド
ブルー
 
メタリックロゼ
 
 
 
クリムゾンレッド
 
 

   DSiのホワイトおよびブラックの本体素材は汚れや傷の付きやすさが気になります。
  またレッドは光沢艶出し塗装ですが、指紋が付きやすいとろがタマにキズ(爆)。
    また各モデル共に限定モデルが存在しています。特にキャンペーンやクラブニンテンドー
  会員限定モデルなどは希少価値が高く、オークション等で高値で取引されます。

<フォトギャラリー>


 DSの外観。
  デビュー当時は斬新でしたが、
 DSLiteの登場で影が薄くなって
 しまいました。
  サイズもLiteに比べると大きく、
 子供が手にとって遊ぶにはやや
 厳しい場合があるかも。
 

 DSLiteとDSとのサイズ比較。
  画面サイズは一緒ですが、
 やはりLiteはとってもコンパクト
 です。バッグなどに入れれば、
 その携帯性の違いは歴然!
 質感は両者とも一長一短あって
 甲乙つけがたいですが、Liteは
 クリアパーツなどが多用されて
 オシャレな印象です。
 

 なんしぃ愛機のDSLiteは、ソフト
 「SDガンダムGジェネレーション」
 と同梱販売されていた「νガンダ
 ムバージョン」です。ホワイトボディ
 に、劇中登場する主役機「νガン
 ダム」の盾にデザインされている
 アムロの紋章が印刷されてます。

 操作ボタンはやや小さく、私の
 ようなデカイ手の持ち主にはやや
 厳しい印象…。特にSTARTや
 SELECTボタンは小さくて押し辛い
 です。まぁそんなに押すボタンでは
 ありませんが…(爆)。

 電源投入時の画面。
 上画面にはDSのロゴが表示され
 下画面には警告メッセージが表示
 されます。
 画面をタッチするかボタンを押すと
 ランチャー画面が表示されます。
  細かいトリビアですが、DSソフト
 が挿入された状態で電源を入れる
 と写真下の任天堂ロゴが表示、
 非挿入の場合は表示されません。
 カートリッジが認識されたかどうか
 分かるようになってるんですね!

  ランチャー画面。
 ここからゲームを起動したり、
 各種設定を行うことができます。
 DSソフトが挿入されている場合
 は写真のように各ゲーム名と
 アイコンが表示されます。
  またGBAスロットにソフトが挿入
 されている場合は「GBAカート
 リッジ」と表示されます。
  ちなみに左下は輝度調整、中央
 下は各種設定、右下はアラーム
 設定アイコンです。

 DSLiteの上部。
 中央に見えるのがDSカードスロッ
 トで、その横が電源ケーブル接続
 端子です。

 こちらはDSi。
 FFCC(ファイナルファンタジー・
 クリスタルクロニクル)のDSi本体
 同梱版が出ると聞き、思わず購入
 しちまいました(爆)。
 DSiの白と黒は、表面素材が
 軟質樹脂を使用しているため、
 白は手垢汚れが、黒は傷が目立
 ちます(汗)。
 (写真の実機は保護シートを貼っ
 てますので光沢が出てますが、
 施工前は艶消しで汚れやすい)
 Liteのようにクリア外装パーツが
 装着されることを願います。

 DSiのランチャー画面はアイコンが
 横並び。Wiiと同じくソフトをダウン
 ロードすることにより、アイコンが
 増えていきます。


 DSiのカメラ。
 画質は今時のケータイにも劣る
 31万画素で、CMOSセンサー
 ということもあって使い勝手は劣悪
 と言える(爆)。撮った画像はSD
 カードに保存できますが、他のカメ
 ラで撮影した画像は表示不可。
 この機能を使ったゲームが登場
 するまで、真価は問えない…。


 DSiはSDカードスロットを備える
 代わりに、従来モデルで存在した
 GBAスロットが廃止。公式発表
 では「GBAソフトを使用することが
 なくなったため」とありますが、
 巷で流行っている「マジ○ン」など
 の違法ツール対策という見解も。
 DSソフトでGBAスロットを使用し
 たゲームは使用不可。公式HP
 に情報があるので、購入を検討
 している方は自分の持っている
 ソフトに該当するものがないか
 事前にチェックしましょう!

 電源ボタンは側面のスライド式
 から、下画面の左横に移動。
 ボタン式となり、短く押すとリセット
 がかかる仕組み。長押しでオン
 オフとなるが、興奮すると間違え
 て触ってしまう可能性も…(爆)。
 なおDSiメニューの状態でソフトの
 入れ替えが可能。従来機では
 電源を切らないと抜き差しが不可
 能(出来たけど、ソフトを認識しな
 かった)だったので、これは歓迎!

 


■プレイステーション・ポータブル(PSP)
<誕生まで>
  「プレイステーション」の登場により、ゲーム機業界に頑固たる地位を築き上げたソニー。
 その二代目である「プレイステーション2」も人気を博し、ライバルである任天堂を攻略すべく
 同社が持ち合わせていない携帯ゲーム機に進出を試みます。これがニンテンドーDSと同じ
 時期に登場した「プレイステーション・ポータブル」(以下「PSP」)の誕生に繋がります。
  当時からAV機能に重点を置いた家電品を販売していたソニーは、この「PSP」にも群を抜いた
 画像処理機能を搭載。据え置き機である「プレイステーション2」に勝るとも劣らない美しい
 映像が映し出され、「携帯ゲーム機でここまで表現できる!」と世のゲーマー達に知らしめま
 した。
  しかし画期的なインタフェースで携帯ゲームの新たな境地を見出した「ニンテンドーDS」の
 前に販売面では苦戦。PSPオリジナルタイトルが少なく(そもそものキャッチフレーズが
  「ゲームを持ち歩こう」で、据え置きゲーム機の移植が多かった)、画面が奇麗なだけでは
 ゲームは売れない…という、ゲームメーカーとしての立場を危ぶまれるまでに至りました。
 しかしこんな窮地も、カプコンの「モンスターハンター」のお陰で一転。ゲーム性が携帯機と
 見事にシンクロし、ソフトと併せて一気に販売数が上昇。より軽量化を果たした「PSP-2000」
 も登場し、遅咲きながらこの市場に柱を立てることに成功しました。アクセス速度が遅い
 UMDデバイスという欠点がありますが、最近はメモリースティックにソフトをインストール
 できる「メディアインストール」機能を持ったソフトも増えつつあり、今後の活性化が期待できる
 ハードウェアです。

 
<群を抜く画像表現力>
   PSPと言えば液晶画面の綺麗さが最大の特徴です。4.3インチの大型ワイド液晶は
  480x272ドットの解像度。4段階に調整可能な輝度(最高段階はAC電源接続時のみ)を
  はじめ、ライバル機とは段違いの描画性能を実現しています。

<高度なネットワーク機能>
   無線LANによるアドホック・インフラクチャ接続はニンテンドーDSと同じですが、セキュリ
  ティに不安が残る同機のものと違い、パソコンなどで一般的なWEP接続に対応。また
  ブラウザ(NetFront)を内蔵しており、無線LANアクセスポイントがあれば単体でインター
  ネットに接続ができます。

<総合AV機能>
   ソニーはPSPを「持ち歩き可能なAV機器」と位置づけており、同社のHDDレコーダー
  などの機器を使用することにより、録画したテレビ画像や音楽などを再生することができる
  ようになっています。メニューはこれまた同社でお馴染みのXMB(クロスメディアバー)。
  操作が直観的で解り易く、ソニー製品で固められている方であれば何の違和感もなく
  操ることができるでしょう。
   あまり知られていませんが、国内外の映画がUMDで販売(大体は定価930円:税抜き)
  されており、通勤時間でゆっくり映画を見たい人には良いかも…。

<モデルラインナップ>
   当初の販売苦戦の影響か、登場してしばらくは単一モデルのみでしたが、2007年に
  薄型・軽量化を果たした「PSP-2000」が登場。その翌年(!)には、液晶画面を強化した
  「PSP-3000」が登場しています。基本性能に違いは殆ど違いがなく、とにかくPSPを
  所持したい!というレベルであれば、安価な初期モデルをチョイスしても問題ないでしょう。

 
PSP-1000
PSP-2000
PSP-3000
サイズ(H/W/D:mm)
74x170x23
71.4x169.4x18.6
重量(g)
280
189
内蔵メモリ
32MB
64MB(※1)
液晶
標準仕様
標準仕様
色域拡大版
ワンセグ機能
×
○(※2)
○(※2)
外部モニタ出力
×
○(※3)
○(※4)
UMDスロット
バネヒンジ
手動
手動
メーカー価格(円)
オープン
19,800
19,800

   ※1:標準領域は32MBで、残りはキャッシュ領域。
      ソフトによりプログラム領域として使用可能だが、対応ソフトは2009年1月現在で無し。
   ※2:別売のワンセグチューナーが必要。
   ※3:プログレッシブ/インタレース出力。但しゲーム画面はプログレッシブ出力のみ。
   ※4:プログレッシブ/インタレース出力。ゲーム画面も両対応。

<カラーバリエーション>
   2009年1月現在のカラーラインナップは以下のとおりです。

PSP-1000
PSP-2000
PSP-3000
■ブラック
■ピアノ・ブラック
■ピアノ・ブラック
□セラミック・ホワイト
□セラミック・ホワイト
□パール・ホワイト
メタリック・ブルー
アイス・シルバー
ミスティック・シルバー
ピンク
ローズ・ピンク
バイブラント・ブルー
シルバー
ラベンダー・パープル
ラディアント・レッド
シャンパンゴールド
フェリシア・ブルー
ブライト・イエロー
ミント・グリーン
スピリティッド・グリーン

   またニンテンドーDS同様、沢山の限定モデルが存在しています。以下にその一部分を
  紹介します。
   ・PSP-1000 メタルギアソリッド ポータブルオプス (カモフラージュカラー)
   ・PSP-2000 クライシスコア・ファイナルファンタジーVII (FFVII・10周年オリジナル仕様)
   ・PSP-2000 Deep-Red (ディープレッドカラー)
   ・PSP-2000 Mud-Bronze (マットブロンズカラー)
   ・PSP-2000 MHP2ndGハンターズパック(マットブロンズ・特別仕様)
   ・PSP-2000 Metaric-Blue (■メタリックブルーカラー)
   ・PSP-3000 機動戦士ガンダム プレミアムパック (ガンダムvsガンダム特別仕様)
   ・PSP-3000 ディシジア ファイナルファンタジー 20th Anniversary (FF特別仕様)
   
・PSP-3000 グランツーリスモ RACING PACK (オリジナルデザイン)
   
・PSP-3000 キングダムハーツ バース・バイ・スリープ (KINGDOM HEATS EDITION)
   
・PSP-3000 Brossam Pink (ブロッサム・ピンク)
   
・PSP-3000 JULLISTUART スイートリミテッドパッケージ (特別色「ブロッサム・ピンク」)

   
・PSP-3000 メタルギアソリッド・ピースウォーカー (カモフラージュカラー)
   
・PSP-3000 初音ミク Project DIVA 2nd いっぱいパック (特別色「ターコイズグリーン」)
   
・PSP-3000 モンスターハンター ぽかぽかアイルー村 はじめようアイルー村パック 
            (特別色「ライラック・パープル」)

<フォトギャラリー>


 初代PSPのボディ。
  基本的なシルエットは最新モデ
 ルと大差ありません。ゲームを
 するにはとても持ちやすく、いい
 塩梅です。但し写真の初代モデル
 は重く、長時間持ち続けていると
 結構疲れます(爆)。
 

  プレイステーションファミリーら
 しく、キーは○×□△の 馴染み
 マーク。初代プレステをやった時
 は覚えづらかったですが、今では
 さすがに頭に入ってます(^_^)
  なおこの初代は、カラーにより
 ボディやボタンの造りが違います。
 写真のセラミックホワイトは通常
 のボタンですが、ブラックはボタン
 がクリアです。
 

  携帯ゲーム機では唯一、アナ
 ログスティックを装備。親指で
 スライドさせるように操作します。
  左側には無線LANスイッチと、
 メモリースティックのスロットが
 あります。
  「HOME」ボタンはゲームを終了
 したり、バッテリ残量や音量の
 大きさを確認するのに使用する、
 ソフトウェアリセットのような機能
 を有しているボタンです。

  トップ画面です。写真では伝わ
 りにくいですが、とっても綺麗!
 メニューバーはソニー製品でお
 馴染みのXMBで、矢印ボタンで
 直感的に操作が可能です。
 PSPの専用サイトにアクセスす
 ると、XMBのアイコンや背景が
 変わる「カスタムテーマ」がダウ
 ンロードできます。
  なお背景画像を自分の好きな
 ものに変更できるのもPSPの
 特長です。

  ゲームを選択すると、写真の
 ようにゲームの説明が表示され
 ます。このようなエンターテイメン
 ト性を追求するあたりがソニー
 らしいところです。

  初期型PSP-1000と最新型の
 PSP-3000との比較。パッと見の
 印象はあまり変わりませんが、
 実際に手に取って見ると重さの
 違いに驚かされます。その分、
 新型のほうが安っぽく見えるのも
 また事実ですが…。

  背面は新旧で大きく異なり、
 新型のスリムさがうかがえます。
 向かって左側がバッテリ格納蓋
 ですが、新型は別売の大容量
 バッテリが使用できません。
 専用のカバーに付け替えると装着
 することができますが、初期型と
 大差ない厚さになってしまいます。

  旧型のUMDスロットはバネ付
 ヒンジとなっており、EJECTスイッ
 チをスライドすると蓋が空き、
 UMDが自動的にイジェクトされ
 ます。
  対して写真の新型はバネは
 付いておらず、EJECTボタンも
 無し。蓋は手で押しあけ、UMD
 はそこから取り出します。
 

  真横から見ると、新型の薄さが
 よく分かります。PSP-2000も
 同じ薄さですが、PSP-3000は
 ボディの角が丸められており、
 とても持ちやすくなっています。


  ボタン形状もシリーズ共通の
 イメージでまとめられています。
 PSP-3000はボタンが配置され
 ている中央部分が凹んでいる
 ので、押しやすくなっています。
  上側にちょこっと見える小さな
 穴は、スピーカーです。


  PSP-3000は液晶が強化され、
 従来モデルに比べて鮮やかな
 発色が可能になっています。
 上が旧型、下が新型の画質
 比較写真ですが、背景のオレ
 ンジ色が鮮やかに出ています。
  さらに太陽光などの反射も
 抑えられていますので、屋外
 でプレイする際にも見やすく
 なっています。

  新型の白は「パールホワイト」
 ですが、このように光沢剤が
 含まれておりオシャレです。
  …が、男性の私からすると少々
 演出過剰でこっ恥ずかしい気が
 するのも事実(爆)。
  先代モデルにあった渋いブルー
 とかあればよかったのですが。

 

 


ぶっちゃけ、どうよ!?

  携帯ゲーム機の二本柱となっている両機。双方持っている方は差し置いて、これからどちらか
 購入を考えている方、「じゃあ一体どっちがいいの?」と思われていることでしょう(爆)。
  ここで、両モデルのポジショニングについて考察してみたいと思います。
 (注:あくまでもワタクシの個人的な主観ですので、変な突っ込みはしないように!!)

  まず「ニンテンドーDS」ですが、ライバル「PSP」に比べるとハードウェア性能は劣ってます
 「ニンテンドーDS」は、据え置き機に例えると一世代前の「ニンテンドー64」レベル。更には音楽
 鑑賞やビデオ鑑賞も出来ませんし、単体でのインターネット閲覧も不可。
 (ウラのツールを使えば可能ですが…)
  じゃあ何でこんなに売れているのか…?それは、登場するゲームが「携帯ゲーム機」のツボを
 押さえている
ことに尽きます。タッチペンやマイクを使った、これまでにない多彩なゲームソフトが
 任天堂をはじめとする各メーカーから発売されており、それらは子供から大人まで楽しめるもの
 ばかりと言えましょう。ゲームボリュームもそこまで大きくないので、ちょっとした時間に気軽に
 楽しめる〜コレって、携帯ゲーム機では重要ではないですか?

  対する「PSP」ですが、コンセプトが「ゲームを持ち歩こう」から解るとおり、基本的には据え置き
 ゲーム機で発売されたものの焼き直し(または移植)モノが多く、記録メディアであるUMDの
 ディスクアクセスの遅さ(CD比一倍速です…)で、発売当初は全く売れ行きは芳しくありません
 でした。また「ニンテンドーDS」のように革新的なタッチパネルやマイクを使ったゲームがなく、
 ゲーム機の「華」を感じにくかったのも事実。
  しかし、PS2とほぼ同水準のハードスペックを持つことが、PS2のキラータイトル「モンスター
 ハンター」の移植を実現したとき、同機の反撃が始まりました。元々ネットワークによる多人数
 プレイが魅力の「モンスターハンター」が、「PSP」を持ち出すことでいつでもどこでもプレイでき
 る…!これが携帯ゲーム機「PSP」の魅力を一気に押し上げ、今日に至ります。
 言い換えれば、「PSP」のすべては「モンスターハンター」かも…(爆)。
  しかし最近は「PSP」オリジナルタイトルも発売されてきてますし、UMDメディアアクセスの
 対策としてメモリースティックにソフトのデータを一部インストールしてアクセス速度を向上
 (メモリースティックからデータを読み込むほうが高速です)するなどの技術的フォローもあり、
 今から躍進が期待されます。

ぶっちゃけ、どうよ!?「ニンテンドーDSi」
  「限定」という言葉に惑わされ、「FFCCエコーズオブタイム・本体同梱版」をゲットしましたが、
 同ゲームをプレイしつつ感じた「ニンテンドーDSi」について、意見させていただきます。
  ・ゲームすると疲れる!?
   カメラやブラウザなど新機能が満載のDSiですが、ゲームをするのになぜか疲れる…。
   色々調べた結果、本体の薄さが起因してLiteに比べて非常に持ちにくい!ことが判明。
   薄さを追求するのは良いが、これはちとやりすぎ?前述の新機能に興味がなく、ゲームを
   メインに考えるならLiteをチョイスしたほうが良いでしょう。
  ・押しにくいボタン
   A・B・X・Yボタンは良いですが、L・Rボタンは非常に硬くて疲れます。これらのボタンを
   多用するゲームをお持ちの方は要注意です。またボリューム調整もスライド式からボタン
   式に改められましたが、このボタンも硬い…加えて押し辛い場所にあります。
   なぜこのような事になってしまったのか!?理解不能です。
  ・面倒くさい無線LAN切り替え
   無線LANは「DSi本体設定」でOn/Offを切り替えれるようになりました。…っちゅーか、
   なぜ切り替え式にしたのか!?「ちょっくらブラウザで遊ぶべ〜」と思っても、無線LANが
   Offになっていると「あうーっち!」な状態になります。まぁOnにしとけば良いのですが、
   そうすると左上のランプが気になって仕方がないのよ〜(怒)。Liteと同じように自動切換
   で良かったんちゃう?
  …とまぁ、こんな感じでしょうか?
  ソフトウェア関連の問題は本体ファームウェアのバージョンアップで改善されるかも知れま
  せんが、ボタンの押しにくさは無理ですね。購入を検討している人は実機を手にして確認
  してから判断しましょう(爆)。

ぶっちゃけ、どうよ!?「PSP−3000」
  初期型ユーザーだった私は「PSP-2000」が登場した時も食指が動きましたが、軽さ以外に
 魅力を感じずにスルー。そこで登場した「PSP-3000」は、画像処理能力が向上されている
 と聞いてソッコーで買いました。実際のところ、「買い!」なマシンなんでしょうか!?
  ・秀逸な画像
   液晶画面の改善は素晴らしい!明らかによくなっていることが誰にも感じることができる
   と思います。液晶の反応速度も向上していますので、同じゲームでも処理が高速に感じる
   ことがあります。
  ・でもやっぱり持ちにくい
   DSiと同様、薄さに拘り過ぎて肝心な部分がスポイルされてます。まぁDSiほど酷くは
   ありませんが、初期型から買い替えた人は慣れが必要です。
 DSiと比べると、そこまで不満がないですね…(爆)。「PSP-2000」を使っている方からすれば
 とても気になる存在でしょうが、前述の液晶性能以外は前モデルの継承ですから、この部分
 が気にならなければ買い換える必要はまずない!と言えるでしょう。今後のカラバリ展開で
 気に入ったものが出たら、その時に検討すればOK!

omake!
PSPカラバリ・ライブラリ