気軽に使える万能携帯アンプ!

【商品名】
 MINI3

【コントロール】
 ボリューム・トーン・ゲイン
 アンプモデルセレクタ
 エフェクト(歪み/空間独立)

【入出力端子】
 PHONE出力、AUX入力

【電源】
 ACアダプタ、単三乾電池×6

【寸法(W×D×H】
 262mm×174mm×223mm

【重量】
 2.8kg

【販売価格】
 定価 14,800円 (税込)

 

 

MINI3について


  アンプメーカーの老舗「VOX」。ブリティッシュサウンドの代名詞的な存在の同社が2010年夏にリリースした商品、
 それが今回紹介する「MINI3」です。
  本機はいわゆる「自宅用ミニアンプ」の位置づけですが、特長はその多彩な機能。まず、往年のモデルを再現した
 「アンプ・モード」。名機「AC30」を始め、VOXファンなら「おお!」と唸ってしまう機器のサウンドを、スイッチ一つで
 自由に切り替え可能。私は実機のサウンドを耳にしたことが「そっくり」かどうかは判りませんが、違いははっきりと
 感じ取れます。またエフェクター機能も充実しており、歪み系4パターン+空間系4パターンを自由に設定可能。
 同系統同士の設定はできませんが、それぞれレベル調整も可能ですので、自分のお気に入りのサウンドを作成
 することが可能です。また外部入力端子とマイク端子を装備していますので、MP3プレイヤーなどを接続したり、
 キーボードを接続したりしてセッションを行うことが可能です。更に「E音」限定のチューナー機能も搭載!
 これだけの機能が付いて、15,000円を切る定価(実売は約一万円が相場)ですので、まさにバーゲンです!!
  ということで、人気モデルになりそうなこと間違いなし!のMINI3を、徹底解剖したいと思います。

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ディテールチェック

  見た目はまさしく「VOX」顔。しっかり菱形の
 模様も入っております。
  一方でオシャレな形と色遣いで、普通にリビ
 ングに置かれていても違和感がないです。
 どんなインテリアにもフィットすること間違いなし。
  上面のスイッチ類。
 上段が左から、INPUT端子・AMPセレクタ・
 ゲイン・トーン・マスターボリューム・電源、
 下段はマイク端子(トリム・ディレイ調整)・
 エフェクトセレクタ・ディレイ/リバーブセレクタ・
 タップ&E音チューナー・外部入力端子・
 ヘッドフォン端子…となっております。
  AMPセレクターは11種類のサウンドを
 自由に選択可。中には歪みが最初から
 かかっているものもありますが、お気に入り
 のサウンドを見つけることは難しくないはず。
  エフェクターの種類は少なめですが、まぁ
 これだけあれば困らないでしょう。歪み系と
 言えど「ディストーション」と「オーバードライブ」
 がありませんが、上記の「AMPセレクタ」で
 エフェクトが得られます。
  右端の「TAP」は、一定時間で点滅して
 メトロノームの役割を担います。またE音の
 チューナーとしても機能しますので、ギタリスト
 は6弦を合わせて「5フレットチューニング」で
 他の弦をチューニングできますね!
  本体には布製のストラップが装着されており
 もち運びに便利。木製ボディゆえ見た目に
 よらず重たい(しかしアンプはこの重さが重要)
 ので、かなり重宝します。
  もうちょっと長めだと、使いやすいかなぁ~。
  本体背面には、ACアダプタ端子があるのみ。
 とってもシンプルな造りです。
 しかし…(下の写真へ続く)。
  背面下部のパネルを外すと、電池ボックスが
 出現!単三6本とやや「大食らい」ですが、
 これだけで10時間駆動(メーカー公表値)。
 ライブハウスなどで持ち込むときや、電源が
 確保できない時にはやはり重宝します。
  因みにこのパネルを外したままで演奏する
 と、音の広がりが豊かになります。
 こんな芸当ができるのも、木製アンプならでは!
  ギターとのサイズ比較。単体で見るとそうは
 感じませんが、結構大きめです。専用ケース
 などがあるといーなぁと思うのは、私だけ?

 

インプレッション


  それでは、さっそく繋げて音を出してみましょう。
 (…と言っても、ヘッポコなウデなので「弾く」というより「慣らす」というレベルですが(>-<))
  出力は3Wですが、それを全く感じさせないボリュームとパンチ力です。自宅用に限らず、ライブハウスや学校の部活
 でも十分なパワーと言えるでしょう。また本機の特長である「アンプ・モード」もグッド!明確な音の違いがあり、自分好み
 のサウンドをシミュレートすることができます。最初からオーバードライブがかかっている音源もありますが、更に歪みを
 かけることも可能。当然エフェクタをかますことも可能ですので、音のバリエーションは無限大!(ちょっと大袈裟!?)
  内蔵のエフェクトは、主に空間系がメイン。大きく二系統に分けられており、更にレベルも調整可能です。またマイク
 端子も搭載しており、加えてディレイ効果も掛けられますので、これ一台で弾き語りもOK!(爆)。またAUX端子に
 手持ちの携帯音楽プレイヤーを接続すれば、セッション演奏も可能ですが…私はそこまでギターを弾けないので、
 この機能はまだ試しておりませぬ(涙)。ちゃんと弾けるようになってから、改めてレビューしたいと思います。
 
  ギター購入時に「初心者セット」で同梱されたアンプでは、やはり出力不足。初心者とは言え、ちゃんとした音を出して
 練習したい!と思う人は、一見の価値あり!のアンプです。もちろん中級者以上のプレイヤーでも太鼓判が押せる
 程のオススメアイテム。10Wくらいの出力でシンプルなものであれば1万円以下でも購入可能ですが、色んな音で
 プレイしたいという人には、この「MINI3」を使ってみてください。プレイが楽しくなりますよ(^O^)/

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