痛い話と怖い話は…平気です(笑)

※注:この機材は知人所有のものです。

スペック
 モデル名  フェンダー・ジャパン ジャズベース
 レフティ仕様 (JB62/LH)
 カラー  3TS(3トーン・サンバースト)
 スケール  864mm (20フレット)
 ボディ材  バスウッド
 ネック材  メイプル
 指板  ローズウッド
 ピックアップ  JB SINGLE (JAPAN) x 2
 ブリッジ  VINTAGE / L
 スイッチ  ボリューム×2/トーン
 その他  ベッコウ柄3ピースピックガード
 レフティ仕様(所有者は左利きです)
 購入価格  約70,000円 (定価は 94,500円)

 

JazzBase(ジャズベース)について


  アメリカの大手ギターメーカー「フェンダー」を創立したレオ・フェンダー。1949年に世界初の量産エレクトリックギターで
 ある「テレキャスター」(当時は「ブロードキャスター」という名でしたが、商標の問題により1951年に改名)を発売し、一躍
 その名を轟かせた同社は、これまた世界初となるエレクトリックベース「プレシジョンベース」を1951年に発売します。
  その後「ストラトキャスター」を登場させ、ギブスン社の「レスポール」と熾烈な戦いを繰り広げていくこととなるのは有名
 な話です。そんな中、フェンダーは更なるラインナップ拡充を目指し、1958年に主にジャズミュージックをターゲットとした
 ギター「ジャズマスター」を発売。この二年後、そのベースギター版である「ジャズベース」を登場させます。
  「ジャズベース」はベースとなった「プレシジョンベース」に対し、ピックアップが前後に2つ装着されているのが特徴です。
 これは勿論、多彩なサウンド造りを目的としたもので、独立したトーン調整による腰の効いた低音と、2ピックアップによる
 倍音効果がサウンドの幅を広め、一躍人気機種となります。
  今回紹介するのは、フェンダー・ジャパン製の1962年モデルで、もっともスタンダードな仕様です。しかし奏者が左利き
 のため、一部のアニメファンで人気の「レフティ仕様」です(爆)。ピックアップはフェンダー・ジャパン製のものが使用され
 ており、製造も日本製となっています。
  余談ですが、某アニメの放送開始直後は同モデル(勿論レフティ仕様)の受注が爆発的に増え、2年分の受注がいっ
 ぺんに来たそうです。恐ろしや…。

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ディテールチェック

  奇麗なサンバーストカラーです。
 レフティモデルなのでやや違和感がありますが
 作りこみは流石フェンダー!私のGRGとは質感
 が違いますね(涙)。
  ボディは大柄でバスウッド材ですので、慣れ
 ないうちはかなり重たく感じます。奇麗な塗装
 を傷つけないように気をつけましょう。
  背面はストラトのようにトレモロユニットカバー
 が無く、スッキリしています。
  ネックはボルトオンですが、フェンダーUSA製
 モデルにはカバーに「Fender」のロゴがありま
 す。まぁ性能には全く関係ないのですが(爆)。
  しっかし、サンバーストが奇麗ですね〜。
  ヘッド部分。弦長が長くなる1〜2弦には、
 テンションを保持するためにガイドピンが付いて
 ます。
  右利き用のジャズベースは「JAZZ BASS」
 というモデル名が印刷されますが、左利き用
 はFenderロゴのみでモデル名印刷はなし。
 ちょっと寂しいですね。
  ペグはオープン・ギア方式。弦の張力が
 大きいためか、ペグのサイズもデカイ…(爆)。
 しかし、何だか「えびせんべい」を連想してしまう
 形状ですね…。
  ピックアップはフェンダージャパンオリジナル
 版が装着されています。基本的に過去に販売
 されたフェンダーUSA版ののリイシューとなる
 ため、細かい仕様はUSA版と異なる傾向に
 あります。まぁ聴き比べもしない限りは判らな
 い範疇だと思いますし、私もそんなに良い耳を
 持っていないので…(爆)。
  ブリッジはテレキャスギターと同構造で、弦は
 ここに固定されています。サドル調整も各弦
 ごとに行うことが可能です。
  ネックはシンプルなメイプル材。グロス処理が
 施されており、見た目の高級感はもとより演奏
 性の向上にも貢献しています。
  ネック部分にはシリアルナンバーが入ってい
 ますが、同社製ギターはこのシリアル番号で
 おおよその製造年が判ります。
  (詳しくはこちら
  ※X…アルファベット1文字
 「MADE IN JAPAN」+X+数値6桁
  → 1997年以前(フジゲン製)
 「Crafted In Japan」+X+数値6桁
  → 1997年以降(ダイナ楽器/東海楽器製)
 「MADE IN JAPAN」+X+"0"+数値5桁
  → 2007年以降
  ベース本体には写真左のソフトケースが付属
 するのみで、音を出すにはその他のアイテムが
 必要ですね。これだけあれば大丈夫!?
 あ、スペア弦は常備しておきましょう(^o^)/
 ベース弦ってギター弦より2本も少ないのに、
 高いッス…(涙)。

 

インプレッション


  左利き用+自分が初心者ということもあり、あまりしっかり弾き倒せなかったのですが、しっとりとしたサウンドは
 アンプに繋がなくても「流石フェンダー!」と唸らせるもの。アンプに繋げるとその腰の効いた低音がしっかりと聞き取れ
 るため、更に上質さを味わえます(爆)。ギター弾きにしてみると弦が太く、ピック奏法は難しいと感じます。個人的に
 「ベーシスト=指弾き」という概念がありますが、確かに指弾きのほうが音が滑らかで、心地よく感じます。
  他のベースを弾いたことがないので何とも言えませんが、ベテランはもとより初心者も安心して末永く使えるベース
 だと思います。定価は10万円近くしますが、店頭価格は6〜7万円と手ごろな設定。ベーシストを目指すなら、まずは
 「ジャズベ」で行ってみましょう!!

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