◇◇ジャパンカップ◇◇

　ディープインパクトの凱旋門賞挑戦は結局失格という形で幕を閉じた。 意図しての不正はしていないということは認めてもらえたようだが、何とも後味の悪い結末である。 既に年内での引退を表明しているが、個人的には現役を続行しもう一度凱旋門賞に挑戦してもらい たいと思っている。武豊、調教師ともにその想いは持っているはずだが、馬主の意向だから仕方なし ということか。

　ジャパンＣは、分析や予想はともかく、ディープインパクトの 威信をかけた汚名返上の場だと考えている。海外遠征明けに加え、色んなことがあった後の一戦であり、 状態は決して万全とは思えないが、どんなレースをするのかじっくりと見せてもらおう。

　相手筆頭は間隔が空いているハーツクライよりもウィジャボードを上位に取りたい。昨年よりは臨戦過程、 状態ともに間違いなく良くなっている。鞍上は並みの騎手よりも５馬身は違うと言われるデットーリだけに ディープを負かすシーンも有り得る。▲は相手なりに走るドリームパスポート。菊花賞は人気薄の馬にゴール 強襲されたが、実質的には勝ちに等しい内容。しまいは確実に伸びる馬だけに今回も好走はしてくるはず。

＜ジャパンカップ＞

ディープインパクトの実力を今さら疑うべくもない。
が、気になるのは悪い流れ。
15年前のメジロマックイーンではないが、
競馬界にもなぜかそういう悪い流れから抜け出せない
実力馬が多く存在する。なにかのきっかけで
悪くなる場合もあれば、一転、破竹の勢いで
快進撃を始める場合もある。
スウィフトカレントは天皇賞連対を機に
一気に目覚める可能性を秘める。

◎スウィフトカレント
○ディープインパクト
▲メイショウサムソン
△ハーツクライ
△ウィジャボード
△ドリームパスポート
△フリードニア