◇◇皐月賞◇◇

　さて、今週は皐月賞。焦点は無論、アグネスタキオンだ。高性能なエンジンと 強靭な精神力を見る限り、負ける要素などないように思えるが、ちょっと引っ掛かる ことがある。既に各メディアで報じられていることだが、不良馬場の弥生賞後、 疲れから約一ヶ月も時計を出せなかったこと、そして今週の追いきりでＤＷコース 入りを嫌がったことはやはり懸念材料である。これだけの馬のこと、絶対能力で 克服するシーンは充分に在りうるが、予想者としてはそうした希望的観測に基づいて 結論を出すわけにはいかない。本命馬ならなおさらだ。

　本命は角田ジャングルポケット。 札幌３歳Ｓ勝ち、たんぱ賞２着の好走までは正直半信半疑でいたが、 前走共同通信杯を見て、完全に同馬に対する見方は変わった。 レースを見てわかるように道中は馬が子供で遊び遊び走っているが、 直線で仕掛けられると、矢のような伸び。瞬発力とパワーは完全に他馬と 一線を画しており、世代トップクラスの能力の持ち主であることは間違いない。 たんぱ賞ではタキオンに２馬身半の差を付けられているが、あれは休み明け のもので全くの基準外。前走後、約２ヶ月間予定通り、びっしりと調教を積んできた 状態面でのプラスアルファを加味すれば、あの差は逆転可能だ。鞍上角田は シスタートウショウの桜花賞を引き合いに出すまでもなく大舞台には滅法強いジョーキー 。フジキセキの無念はジャングルポケットが晴らしてくれるだろう。

　相手は当然アグネスタキオンだが前述した不安によりワイドにも絡まない ケースも充分ありうる。その際に浮上してくるのは、ビックゴールド。戦績が 示すように相手なりに走る堅実さと渋とさが魅力でいかにも皐月賞２着馬タイプ だろう。一発の魅力はダークウィザード。前走を見ると底知れぬ瞬発力を秘めて おり、流れ次第では一世一代の大駆けも。一戦ごとに進境を見せるボーンキング も走破圏内だ。以下は抑え。

◎ジャングルポケット
○アグネスタキオン
▲ビックゴールド
注ボーンキング
★ダークウィザード
△ミスキャスト
△ダンツフレーム
△ミレニアムバイオ

◇◇皐月賞◇◇

　アグネスタキオン◎。ジャングルポケットもアリかなと考えたの
ですが、アグネスのデビュー3戦は否の打ち所がありません。持ち
時計も優秀ですし、自在性もありますからね。馬場も展開も問わな
いでしょう。手綱を取るのもベテラン河内騎手だし、何の心配もあ
りません。勝つでしょう。

　相手はジャングルポケット。アグネスが他の馬から1歩抜けてい
るとすれば、この馬も0.8歩くらいは抜けていそうです。ラジオた
んぱ杯では、アグネスに0.4秒差と完敗しました。あのときは３か
月の休養明けでしたし、パワーアップした今回はもう少し差が縮ま
ると見ます。デキも絶好だし、期待できます。

　一応ボーンキングにも印をつけておきます。馬も力をつけてきて
いますが、絶好調の柴田善騎手はマークしておかなければいけない
でしょう。

　◎アグネスタキオン
　○ジャングルポケット
　△ボーンキング

◇◇皐月賞◇◇

今回の皐月賞は、ナリタブライアン以来、
１着が堅いレース。ここは素直に２着穴を狙う。
１着は間違いなくタキオンで、強さについては
他の人のコメントを見てもらうこととして
２着に何が来るかについて考察する。
まず、ボーンキング。生まれた年が悪かった。
これでは、あまり穴ではないので、
２着穴だった、ナリタブライアンが勝った時の
データを元に考えると、馬連１−７。
それだと相手はジャングルになり、穴でなくなる。
サクラスーパーオーは、前走山桜賞を勝っていたが、
カシマサキモリでは少し力不足。
となると毛色に注目。
芦毛の馬が１頭いるではないか、ということで
ミヤビリージェント。
あと、ムーンライトタンゴっぽい穴馬、
ダークウィザード。


　◎アグネスタキオン
　○ボーンキング
　▲ミヤビリージェント
　△ダークウィザード
　△シンコウカリド
　△ミスキャスト

土曜日外出のため予想が遅れてしまいました。
皐月賞はアグネスに逆らえません。死に枠に入ったジャングルポケットは消し！
配当に妙味があるところに流します。
◎アグネスタキオン
○シンコウカリド
▲ミスキャスト
△ミレニアムバイオ
△ダークウィザード