◇◇ジャパンカップ◇◇

　毎年予想屋泣かせのジャパンカップだが、近年は日本馬が地の利を 活かし、７年連続連対を果たしているように活躍するケースが目立っている。無論、 結果を残しているのは地の利ばかりでなく、調教技術の進歩、血統面の底上げ等々 様々な要因がある。シーキングザパール、エルコンドルパサー、タイキシャトルの 例を出すまでもなく、もはや日本の競馬は世界レベルにあると言ってよい。今年、 ＪＣに参戦してきた外国馬はモンジューはじめ一部では過去最強の声もあるが、 何も恐れることはない。

　本命はスペシャルウィーク。自信の◎だ。きさらぎ賞以来◎を打ちつづけた 同馬に前走天皇賞では評価を落としてしまった。だが、やはり底力が違う。正直、 向こう正面付近でピタリと折り合い、気持ち良さそうに走るスペシャルを見て 負けを確信すると同じにマスコミの評価を鵜呑みにした自分を恥じた。思い起せば 昨年のＪＣは３着だったが、あれは状態が本当でなかった。菊花賞でセイウン の影を踏めなかったのも、ＪＣで直線ヨレたのも全て状態面に起因している。 だが、そんな状態で３着していることにこの馬の底知れぬ強さを感じる。 今年は春秋天皇賞連覇と昨年よりは地力強化しているし、状態面も悪かった 前走を叩いたことで上向いており、少なくても昨年以上は間違いない。

　相手本線にも日本馬を挙げたいところだが、いかにも役者不足の感は否めず、 外国勢に期待する。その筆頭はボルジアだ。６歳の熟女ながら元気一杯。 フォア賞ではエルコンと接戦を演じ、前走ＢＣでも５着ながら着差は僅かに１馬身 と好走。その実力に加え、鞍上ペリエも魅力。３番手にはモンジュー。色々と不安が 囁かれているように不確定要素が多く、本命には出来ないが、やはり強いのは 間違いなく、これ以上評価は下げられない。以下、印の通りだが、フルーツオブラブ はいかにも府中向きの感じで要注意である。

◇◇ジャパンカップ◇◇

　素直にモンジュー◎。エルコンドルパサーを差し切った凱旋門賞の末脚は強
烈だった。硬い馬場には向かないと言われているが、逆に日本の馬場ならどれ
だけ切れるかと楽しみである。2400メートルという距離での実力が抜けている
ことは誰しも認めるところだろう。何だかんだ言ったって強い馬が勝つのであ
る。

　相手筆頭はスペシャルウィーク。16キロ絞っての激走の後だけに体調の方が
心配だったが、どうやら前走時よりも上向いている様子。アンブラスモアが引
っ張る展開で、またもや末脚爆発か。日本馬の代表としてなんとか食い下がっ
てほしい。

　ラスカルスズカはこの距離で終いを生かせれば面白い。ウメノファイバーは
東京コースだと馬が変わったように走るので一応押さえておく。

◇◇ジャパンカップ◇◇

「左回りドンピシャ！　タイガー」

◎タイガーヒル
　左回り得意で［5 2 0 0］と7戦7連対。　2400mの持ちタイムも
2分26秒台があり、欧州馬としては東京にもあいそう。
気がかりなのは、夏に休養なく走り続けていることで、
いままでこのような馬はこないタイプ。今回は敢えて挑戦だ。

○スペシャルウィーク
　府中の3戦はダービー1着、ＪＣ3着、天皇賞1着と、実力文句なし。
馬体もよくなってきているみたいだけど、なんか調教はイマイチやね。
賢くなっちゃって調教さぼりグセがついたかな？

▲ウメノファイバー
　東京の重賞3勝は立派。ただ、最近の好走も4歳牝馬限定だし
このメンバーではちょっとつらいかも。正義に期待！

△フルーツオブラヴ
△ステイゴールド
△ハイライズ

注モンジュー
　モンジューにとってイヤなデータ発見！
前３走とも2400m以上に出走し、前走から中3〜7週の4歳馬
は［0 0 2 6］と3着が最高で連対なし！
左回りも走ったことないし、遠征経験もない。2400の持ちタイムも
2分30秒切ったことがなく堅い馬場も懸念される。
ただ、あれだけの馬だからねぇ・・・　あっさり勝っても仕方ない。

◇◇ジャパンカップ◇◇

　日本の軽い馬場があいそうなタイガーヒル本命。
　Ｇ１ではなぜか２着にくるステイゴールドも注意

◇◇ジャパンカップ◇◇

　ペリエから多少手広く行きます。
　ステイゴールドって海外の記者にも評判いいみたい。
　ひそかに期待してます。
　モンジューは予想屋に嫌われてるなぁ。