以上の理由から、ドーベル以外の馬から本命馬を探すこととする。中山の千八という舞台設定 からして、先行馬を狙うのがセオリーだが、ナギサは穴人気になりずぎだし、ハナノメガミも いかにも実績不足で本命にするにはいささか役者不足である。

　本命は河内スギノキューティーを抜擢した。春の活躍からすれば、昨秋復帰後の成績がもの 足りないが、あれは精神的なもので決して実力ではない。厩舎情報によれば、秋華賞当時は馬 に走る気がまるでなかったという。その原因は定かではないが、暮れの阪神牝特で３着したころ から馬に覇気が戻ってきている。それを実証したのが前走。大井のダート二千という、まるで 条件の合わない鞍で差のない５着と健闘。これぞ復調の証である。今回はフラワーＣを勝った 適鞍。わざわざ河内が乗りにくるのも、手応えがあればこそ。ハンデも手頃な54キロ。絶好の 狙い目と見た。

　相手本線はマルカコマチとナリタルナパーク。マルカは前走勝ちが示すようにいまが旬の馬。 千八は追走が楽になる分、むしろプラス材料。ナリタは成績が安定しないが、展開が嵌った 時の瞬発力は一級品。そろそろ大駆けがあって不思議ない。以下、印へ流す。


≪アーリントンカップ≫

◎エイシンキャメロン
○マチカネテルテル
▲シルバーサーベル
注ワンダーファング
△アサクサキーマン
△バイオマスター
△ケイアイジョン
△タイクラッシャー
△サンキングラット

◇◇中山牝馬Ｓ◇◇

　メジロドーベル◎。言うまでもないがＧI4勝の実績は断然。鉄砲実績
もあり、距離もベスト。ここは58.5キロというハンデとの戦いだ。牝馬
らしからぬ逞しい馬体から見て、この馬自身は問題ないだろう。女王と
しては、たとえハンデ差があっても牝馬同士のＧIIIで負けるわけには
いかない。

　相手はオーバーザウォール。期待していた京都金杯では、好位で折り
合い、僅差の4着と好走した。今回の斤量は、1キロ増の54キロ。得意の
距離で、牝馬同士なら、前走以上の着順が狙える。もしかしたらメジロ
ドーベルという壁も越えてしまうかもしれない。

　マルカコマチの末脚とナギサの粘りもドーベルの脅威になる。


◇◇アーリントンカップ◇◇

◎エイシンキャメロン
○バイオマスター
▲マチカネテルテル
注アサクサキーマン
△ケイアイジョン
△シルバーサーベル
△ワンダーファング

　こちらも斤量との戦い。エイシンキャメロンはこれまで5戦してパ
ーフェクト連対。前走は2キロの斤量差がありながらクビ差の惜敗。
負けて強しの内容だった。今回も相手が強化されたわけではないし、
叩いて上昇しているはずで勝っておきたいところだ。

◇◇クイーンカップ◇◇

◇◇中山牝馬Ｓ◇◇

軽量とコース適性からハナノメガミ本命。
底力が要求される府中だとつらいが、
中山なら自在性のある脚質も手伝いなんとかなる。

メジロドーベルの場合、58.5ｋという斤量よりも
スローペースでの折り合いという点に不安が残る。
この斤量を背負って引っかかると、まず切れる脚は使えないだろう。

軽量ナギサの前残りにも注意が必要！
ブリンカー効果もあって実に好調である。

◇◇中山牝馬Ｓ◇◇

今週から中山です。
ドーベルの５８．５ｋｇにすべてがかかっていますが，このメンバーなら
大丈夫でしょう。２着探しです。

◎メジロドーベル
　ハンデにまけるな！
○マルカコマチ
　最近福永くんは調子いいです。ちょっと堅いですが狙っていきます。
▲ナギサ
　７歳だけどしぶといです。調教もよかったです。
△スギノキューティ
　そろそろ復活してほしいです。河内で一発！
　

買い目は
◎−○    ５
◎−▲    ３
◎−△    １
◎−×    １

◇◇アーリントンＣ◇◇

バイオマスターに期待します。