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ジャンヌダルク祭では、ジャンヌダルクがオルレアン (Orléans) に入った4.29から開放した5.8にかけて断続的にイベントが行われます。メインは5.7-8の2日間です。スケジュールは結局新聞が詳しいです。通りには諸侯の旗が掲げられ、観光客も集まってにぎわいます。こんなに人が街に出ているのは初めて見た、だそうです。
ポスター
オテル・グロロでの軍旗掲揚
ジャンヌダルクの軍旗を掲揚し、数チームの楽団が順に演奏を捧げていました。旗の下にいるのは市長です。
マルトロワ (Pl. Martroi) 広場
マルトロワ広場はメイン会場のひとつです。こことカテドラル (Cathédrale) 前には観客席が設営されています。観客席は招待状が無いと利用できません。
カンポ・サント (Campo Santo) のマルシェ (Marché)
カンポ・サントは回廊に囲まれた芝生の広場で、いろいろなイベントの会場として使われるそうです。ジャンヌダルク祭では中世風の市が立っていました。食べ物、装飾品、武器などいろいろなお店があります。売り子は扮装しています。ロバ、ガチョウ、ヒツジがいたりします。
5.7のクライマックスは、大胆にもカテドラルをスクリーンにしたスライド上映です。カテドラル前の通りに大きなスピーカーが並べられ、コーラスをバックにナレーションとセリフでジャンヌダルクの生涯が語られます。とにかく大画面ですし、カテドラル内部から光があふれ、紙ふぶきが舞い、フラッシュの嵐、拍手、歓声、それはもうたいへんな盛り上がりでした。
イギリス軍とフランス軍
フィナーレ
以降は5.8です。パレードが街を練り歩き、空軍や大統領夫人まで登場します。花火でおしまいとなります。なお、5.8はフランスでは第2次大戦の戦勝記念日のようです。
空軍
ジャンヌダルク
毎年ひとりジャンヌダルク役が選ばれ、パレードなどのイベントに出ます。2003年は15歳のAnne-Cécile Schmitt嬢が選ばれました。
パレードの様子
パレードの様子
パレードの様子
Jacques Chirac大統領夫人
花火、ジョルジュ・サンク (George V) 橋から
帰路、ロワイヤル (Royale) 通り
イベントは夜中まであるので、その日もオルレアンに宿を取る必要があります。また、夜中はかなり冷えます。
オルレアンに行くならこのお祭に合わせるべきです。どこかでジャンヌダルク・ツアーを企画してくれないかしら。火刑の地ルーアン→戴冠の地ランス→オルレアンでジャンヌダルク祭。いけてると思いませんか。時期もゴールデンウィークですし。会場の座席を手配してくれたりするといいですね。
どうしてこのお祭が日本にほとんど紹介されていないのか不思議です。テレビ映えもすると思うし。日本の花火大会のように、毎年中継してもいいくらいですよ。日本時間だと早朝5時とかですが...「ふしぎ発見!」とかでも使えそうです。