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【GIFとは?】
Graphics Interchange Format(GIF)は、元々パソコン通信用のオンラインサービスへの画像ファイルアップロード用に開発されたファイル形式です。
また画像ファイルサイズが小さいことから、インターネットでも広く使われる様になりました。現在ではホームページ作成にはGIF画像ファイルは欠かす事に出来ない画像形式になっています。その主な特徴は?
- 最大256色でLZW圧縮伸長法による可逆圧縮方式を使っている。
- 背景色を任意の色で透過させる事ができる。
- パタパタマンガのように画像をアニメーションさせる事ができる。
- ほとんどのバージョンのブラウザー(閲覧ソフト)で表示できる。
現在では、フルカラーでの高圧縮(ファイルサイズが小さい)画像ファイル形式(JPEG、PNG等)も登場していますが、アニメーションができない、ブラウザーが対応していないなどの理由で、依然としてGIF画像ファイルが広く使われています。
【ライセンスについて】
GIFはCompuServe社が著作権を持っています。しかしGIFファイルを圧縮・展開するLZW圧縮伸長法のアルゴリズムに関する特許は米国ユニシス社が取得していますので、GIF画像はフリーの画像形式ではなく、特許料を徴収していない形で普及していったということになります。
しかし現在、GIF画像を使用したソフトウェアのうち、LZW圧縮伸長法の特許に関する機能を搭載しているすべてのソフトウェアは米国ユニシス社とのロイヤリティー契約が必要になりました。
”米国特許承認No.4,558,302(米国ユニシス社のこと)の下にライセンスされている”
とあるように大抵の市販ソフトには、このような記述があると思います。これはLZW圧縮伸長法の特許に関しては米国ユニシス社が持ってますということを記述しているわけです。
【なんか問題あるの?】
ホームページを作成しているWebマスター(管理人)が特に気をつけないといけない事は、LZW圧縮伸長法の特許に関する、ロイヤリティー契約を結んでいるソフトウェアで作成されたGIF画像であるかどうかだと思います。米国ユニシス社はロイヤリティーについて、ロイヤリティー契約を結んでいないソフトウェアで作成したものを公開・使用している場合、その公開・使用者がロイヤリティー契約をしなくてはならないとしています。
簡単にいうと、特許料を支払っていないソフトウェアで作成されたGIF画像は、その画像をホームページ上で公開、または使用している者に米国ユニシス社に特許料を支払う義務があるということです。
金額は5,000ドル(約50万円)です。低価格のパソコンであれば5台買ってお釣りが来ますね。。。
【偉いこっちゃ!?】
米国ユニシス社は、ロイヤリティー契約に関してはソフトウェア製作者を対象にしているようですが、GIF画像素材を使うウェブ管理者にも適用される為、個人のホームページでもロイヤリティー契約が発生する可能性は無いとは言えません。そういう意味では未許諾のソフトで制作したGIF素材は撤去したほうがいいですね。GIF画像にはどのようなソフトで作成しているかを特定できる情報領域は無いようですが。。。
※著作権者・利用者という事ではなく、ホームページにGIF画像を置いているウェブ管理者が対象です。
もちろんロイヤリティー契約を締結しているソフトウェアで作成されている場合、問題はないとされています。ただし、誰かに借りたのをインストールして使用している場合は、ソフトウェアの使用条件に反していますので、ちゃんと自分で購入している使っている場合に限りますけど・・・
(ロイヤリティー契約をしているかどうかは、そのソフトウェアの会社に確認してください)
【創作者nao-Fの偉いこっちゃ!!!!】
しかしながら、nao-F☆管理人はあせりました。。。フリーウェア(D-PIXED)でGIF画像を作っていたので、こりゃ大変だ!!ってことになりました。
そこで、バナー作成の加工用に使っていたけれど、GIFファイルの作成方法がわからない為GIFファイル生成には使っていなかった、Adobe社のPhotoDeluxeを使って立体顔文字アニメを再圧縮しました。これは地道な作業であり大変でしたが、2000/01/09にすべての立体顔文字アニメを再圧縮を完了しました。現在公開している立体顔文字アニメは問題無いはずです。
(断言できませんが(^^;; ヒヤアセ)
こういった経緯の為、2000/01/09以前にダウンロードしてご利用下さってる方は、出来るだけ画像の差し替えをお願いします。また、当サイトで使っているGIFに関してもすべて再圧縮しなおしています。バナーについても差し替えて頂けるよう宜しくお願いします。
【苦労した甲斐はあった??】
今まではGIFの仕組みを知らなかったのですが、Adobe社のPhotoDeluxeを使って圧縮していくうちに気付いた事があります。それは、圧縮率のことです。以前フリーウェア(D-PIXED)を使っていたときには、気にしていなかったのですが、GIFは下記の特徴があることが解ったのです。
- 横方向に同色が並んだ場合は圧縮率が上がる。
- グローバルカラー指定にした場合、通常(ローカルカラー)よりもファイルサイズが減少する。
現在公開中の立体顔文字アニメはグローバルカラー指定していますので、以前より1/3程度にまでファイルサイズが減少しているはずです。くわしくはわかりませんが、グローバル指定にすると、使用しているカラーパレットだけが定義される為、色数が少ないほど効果があるみたいです。
【最後に・・・】
以上GIFに関して色々書いてきましたが、私自身勘違いしている部分もあるかも知れません。従いまして、他のGIFに関する記事を公開しているサイトでご自分でもよく確認してください。
※公式には下記のサイトをご覧下さい。
日本UNISYS社・・・「LZW」と「GIF」について
日本UNISYS社・・・FAQのページ
米国UNISYS社・・・日本語のページ
米国UNISYS社・・・ライセンス取得している主なメーカーリスト
日本国内でのこの件に関する特許満了は2004年6月20日とのことです。
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