V75W(GDIパジェロ・ロング・エクシード)のインプレッション  

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(01.05.04) 約2万キロを走破 ブレーキ灯火故障以外は満足度大
(00.10.24) 初のトラブル発生! ブレーキ灯火が一挙に壊滅です!
(00.09.03) スーパーグリーン & ミリテック オイル添加剤の話です
(00.08.26) パジェロのランエボ版があると良いのですが 最近のパジェロはファミリーカー?
(00.08.04) 最近の反響?に関して リコールやらマイナー等で・・
(00.06.11) ちょっとダンパーが頼りないような。。
(00.04.08) SUVのプログレ版が欲しい。。? パジェロはちょっと太りすぎ?
(00.03.20) 5500Kmを走破
(99.12.11) 3100Kmを走った感想
(99.12.01) 図らずも極悪路走行に。。 初の必然的悪路走行。4Lは必要?
(99.11.20) 満足 & 改善期待
(99.11.14) 2300キロを走って 今までの平均燃費7.66キロ/L
(99.10.31) オフロード走行
(99.10.30) エンジンのアタリ? 添加剤の効果?
(99.10.27) 1000kmを走行した感想 
(99.10.24) 800kmを走行した感想
(99.10.13) 少し乗ってみて気づいた事
(99.10.07) 納車に際して 
(99.09.05) 購入に際して 
(99.09.04) 試乗にて 
(99.09.02) 田町のショールームにて 

 

(01.05.04)約2万キロを走破 ブレーキ灯火の故障を除けば満足度は大です

■連休の前半のロングドライブで2万キロ目前になりました。最近は、日に何台かのパジェロ75Wと出会うようになりましたが、結構綺麗な車が多いように思います。凹んでいる車は皆無で、やはりロングドライブ用途に使われているのだろうと想像されます。あらためて、良い点・悪い点をピックアップすると・・・

○良いと感じるポイント : @長時間運転しても全く疲れない。これは、アップライトで座る椅子形のシート形状やトレッド・ホイールベースのサイズの大きさ、車高の高さによる視界の良さ、室内空間の余裕、大径タイヤなどが相乗的に作用していることが効いていると思いますが、V75Wの一番の長所では無いかと感じます。以前乗っていた乗用車と比べると雲泥の差と言っても過言では無いですが、4×4も含めて他車では高速や舗装路でも600キロ程度の連続運転で足腰が疲れ始めますが、パジェロの場合は余裕で走ってしまいます。山道などの悪路ともなれば差は更に顕著になりますが、こういった点はカタログや試乗程度のインプレッションでは分からないのが残念な点でしょう。 A見た目よりもかなり頑丈な作り込み。(ブレーキランプのスイッチは壊れましたが・・)2万キロ程度では慣らしがやっと終わった感じにしかなりません。私の運転では、アコードやブルーバードなどの乗用車では2万キロくらいでドア等にガタを感じたり駆動系などにヤレを感じましたが、V75パジェロでは全くといって良いほど新車状態を維持しています。さすがにパリダカで鍛えられた車だけのことはあります。というか、コストダウンが徹底していない車なのかも知れませんが、オーナーにとってはこのような不器用な車の方が有り難いとも言えます。 以上の2点、ドライバーの疲労感の無さと車自体の真面目な作りこみによる頑丈さが長所であると感じます。

×改善を希望するポイント :  @ATの操作感が悪い。ロックアップが1200回転程度の極めて低いレンジで働いてしまい、ノイズや微振動を誘発する傾向にあります。また、学習機能の完成度が低いのか、街中などで速度によっては延々と2速のままでシフトアップしなかったり、逆に直ぐにロックアップしてしまいトルク不足を感じるシーンが発生します。もっと熟成されたまともなATが付いていれば、V75Wパジェロのポテンシャルは非常に満足できるレベルにあると思うので非常に残念に思います。また、マニュアルモードでは、外側に倒すのではなく、内側に倒すレバーにすべきだと思います。輸出車の仕様をそのまま押し付けられた感じです。また、山道の下りカーブの進入などでエンジンブレーキが欲しい時に中々ギヤが落ちてくれないのでストレスが溜まります。ダウンして6000回転を超えるようであれば入らなくても良いのですが、ここで1速に落ちてくれれば5000回転くらいでエンジンブレーキが期待できるといった状況でも無視されてしまうのでフットブレーキの依存度が高まる車になってしまいます。それ以前に、マニュアルモードでさえ運転者の意のままに機能しないATはなんとかして欲しいです。 Aダンパーの効きが弱すぎる。スプリングも含めて、あと10%くらいレートを上げてもらえれば非常に良い車になるのですが・・現状の設定ではフワフワした感じになってしまいます。2代目パジェロにあった可変ダンパーにするとか、何らかの対策が望まれます。 BAピラーが視界を妨げる。交差点などで結構気を使う時があります。また、ガラスが薄いのか雨の音が大きく感じるし、タイヤハウスへの雨の反響音も大きく感じます。せっかく静かなエンジンがついていても雨の日はAピラーの形状の悪さ+反響音で、完成度の低さを実感します。

(00.10.24)初のトラブル発生!ブレーキ灯火くらいはフェールセーフ/フェールソフトにしては?

■久々の書き込みです。このところコーティングに凝ってしまって車本来の働きをあまりさせていませんでした。片道2キロの駅までの送り迎えとか・・そのような下駄代わりの使用がたたって燃費もかなり低下気味です。これからは紅葉の季節なので多少は改善されると思いますが・・と思っていた矢先に、ブレーキランプが一挙に総崩れ状態となって入院してしまいました。左右のランプに加えてハイマウントのLEDまで一気に点かなくなった為ですが、たかだか、スイッチが壊れたくらいで入院させるサービス体制というのもお寒い限りです。家内が販売店に修理に行って見てもらったのですが・・「部品がないので3〜4日くらい代車を出します。ええ、確かに先月ブレーキペダルの音を消す作業をしましたが、その時はキチンと点検していますから大丈夫です。」 とか訳のわからない説明で済まされたみたいですが。どう考えても、踏んだ時のペダル付近からのキュっという異音を消すために潤滑剤か何かを注入して「壊した」か元々のスイッチの不良としか思われません。まあ、フロントの人が少しでもCS(顧客満足)を勉強しているか教育されていれば、展示車のスイッチを移し替えるとかもう少しマシな対応をしたころでしょうが・・偶々運悪く?融通の利かない全国でただ一組の?不親切なフロントとメカニックにあたったみたいで困りモノです(笑)。                                        ■さて、実は訳のわからん気の利かないサービスの対応やスイッチ自体の品質などはどうでも良いことで・・気になるのは、「何故、スイッチが一個 壊れたくらいでブレーキランプが3系統も全滅する設計なのか?」 という極めて素朴な疑問です。一ヶ月もブレーキランプ無しで走っていて良く無事だったと幸運に感謝するだけでは、何かすっきりしません。(この間、昼しか走らず始業点検をサボっていたという不運も重なったとは言え) 何故、スイッチが一個だけなのか・・ハイマウントの発光ダイオードが付いているのに何故にスイッチは独立させずにランプと共用なのか・・何故壊れた時を想定した回避やアラームが考慮されていないのか などなど、疑問が湧きます。ブレーキランプシステムってそれくらいの気配りをしても良い部品だと思うのですが。ど素人の私ならスイッチを独立にして、シフトロックと連動させてアラーム表示を考えますが。。コストが50円アップするとして、その分を他でケチる必要が出るのなら装飾品の素材をケチりますが・・他社の車はどういう思想になっているのか気になるところではあります。同様に安全は一番後なのでしょうか?
(00.09.03) スーパーグリーン&ミリテック

■スーパーグリーンを添加して約1.1万キロを走行したので現時点でのインプレッションをまとめてみたいと思います。そもそも、今時のエンジンは精度が高いしオイルの性能も進歩しているので、更にこれに添加する必要があるのか否か・・また、1本8000円の投資に見合った効果が得られるのか・・等と考えるとおそらくは回収できないが気分的な側面で添加しているというのが実情だと思います。こんな感じで、過度な期待を持つでもなくスーパーグリーンを添加したわけですが、まあまあ判断できる効果としてはアイドリングに耳をすませば若干音がマイルドになり、エンジンの吹き上がりが軽くなったような「気」がして気分的には効果が確認できました。ただし、燃費の記録表を見る限りでは、燃費には影響していないようです。むしろ空気圧の調整の方がはるかに影響を与えると思われます。こう書くと、それではスーパーグリーンを添加したのはハズレかと言えばそんなことは無くて、むしろ大当たりの部類で、過去に添加してまあまあ合格点だったGRP、ミリテックやケミチューンと比較しても満足できる感じでした。というのも、この添加剤は投入して5000キロ走っても効果が衰えず・・8000キロでもまだまだ変化なしで・・10000キロを突破しても・・まだまだいけそうというか、劣化した感覚が無いのです。これは、今までの自分の常識から考えるとありえない事で、少なくとも半年または5000キロも走ればノイズが高まり吹けが悪化してくるのでボチボチ交換というパターンになるのが常でした。とはいえ、山道や高速も走る運転パターンで、無交換で1.5万キロや2万キロも走るのは恐ろしくてとてもできそうに無い・・という事で、ついにオイル交換する事にしました。(ほっ。)もしかしたら、発売元のホームページにあるように2万キロとか3万キロとかという信じられないような距離を走っても大丈夫だったのかも知れませんが・・とてもこちらの精神状態がついていけなかったという状況です。
■さて、スーパーグリーンに関しては余りの耐久性の凄さにこちらが根負けした形ですが・・次に何を添加しようかと考えても思いつく製品が中々無いという困った状況になってしまいました。というのも、スーパーグリーンは廃盤になってしまい入手できないし、後継製品のスーパーグリーンECOオイルは1本4000円という事で名前は似ていますがスーパーグリーンの半値ということから考えて、同じ性能を期待するのは無理がありそうです。という事で、ショップで直ぐに入手できて、過去の使用実績がある製品であり、本命が見つかるまでのツナギ?の意味でミリテックを使用して見ることにしました。先ずは、スーパーグリーンの入った古いオイルを新しいオイルと交換したのですが、ここで、ちょっとした事件が起きてしまいました。オイルもエレメントも同じ純正品なのに・・・全然エンジンが回らないというか、アクセルを踏んで加速するまでに一呼吸つく感じでとてもじゃないけど我慢できないというレベルでした。1万キロ以上走った古いオイルを新品のオイルに交換した直後に、エンジンのフィーリングが悪化したという現象をどう捉えるかですが・・個人的には、スーパーグリーンの優秀さを示す一つの事例であるということしか思いつきません。もしかしたら、スーパーグリーンという添加剤はとんでもない掘り出しだったのかも知れません。その割には、添加剤部門のランキング投票等を見ても入っていないようですが・・
■いよいよ、ミリテックの添加ですが・・単に注油口から注ぐだけで何のコツもありません。今回はショップで購入したので小さな黒いボトルに入っていましたが、オイル添加剤というよりもガソリン添加剤のようにサラサラしていて、添加したという実感に欠ける製品なのは昔と変わっていません。で、走り出して驚いた事に、オイル交換して悪化したフィーリング (といっても試乗車のレベルに戻っただけですけど) が嘘のように解消されてしまいました。いや、むしろ交換前よりもかなり良い感じになっているといった方が当たっている感じです。過去にミリテックを使った時の雰囲気からして、スーパーグリーンを入れていた状態に戻るのは無理だろうと過小評価していましたが・・ミリテックも大した物だと再認識させられました。でも、幾らなんでもこれはミリテックだけの効果とは思えないのでおそらくはスーパーグリーンとの相乗効果なのではないかと想像されます。ただ、ひとつだけ気になるのは、エンジンの音が少し大きくなった点です。摩擦が減れば音は小さくなっても良さそうなものですが・・でも吹けは格段に良くなりパワー感もエアコンを切ってガソリンタンクが空になったのに相当する分くらいの差を感じます。何がどのように作用してそのような結果になったのかはわかりませんが、この感じが5000キロくらい維持できれば言うことなしです。今後の経過を観察してみたいと思います。(耐久性に関しては、内心、以前使用した時のミリテックは1000キロくらいで一旦悪化して、添加量を2倍に増量してからやっと安定した経験があるのでそれほど期待していませんが・・)
(00.08.26)パジェロのランエボ版があると良いのですが

 30年間のリコール隠しが発覚したとかで。。新聞紙上を騒がしているようですが、このようなタイミングでマイナーチェンジが慣行されたようです。なんか、非常にタイミングが悪いので効果の程は疑問ですが、私としてはリコール云々は殆どの製造業は同じ穴の何とかだと思っているので取り立てて目新しい情報ではありませんが・・むしろ、最近のパジェロの方向性の方が気になっています。この調子だと、4代目パジェロが非常に心配です。具体的に言わせていただければ、何故お化粧(それも単なる厚化粧で益々太ったブタに近づいている)ばかりに拘って、基礎体力を強化しないのか? という苛立ちです。マイナーの積み重ねが次期パジェロのコンセプトを示唆していると思うと不安倍増の日々です。私自身(自分はローヤリティユーザーだと勝手に自負していますが)、もはやパジェロの基本コンセプトというか訴求ポイントが理解できなくなってきてしまい、戸惑っています。これは、自分の読みというか期待(V8、TRC、アイドルストップ、ターボ etc の本質的な進化への欲求.)が裏切られたから・・という要素だけでは無いと感じています。端的に言うと、今回のマイナーにはワクワクするところがまるで見当たらないのです。単に古典的なマーケット手法をそのまま適用しているように思えて仕方ありません。初代コスモスポーツ、ファミリアREクーペ、トヨタ2000GT、ホンダS600・・ランエボ、インプレッサ、GT−R・・JEEP、40、パジェロ(今回のマイナー以前までが許容の限界?)・・これらの車は、下手なマーケット戦略のレベルで語るファクターを超越した存在感と主張があるからインパクトがあると思うのですが。まあ、今回のマイナーを見る限り、パジェロもいよいよ完全なるファミリーカーに変身したわけで、それはそれでメーカーの主張ですから、いちユーザーが遠吠しても始まりませんので・・ここで、三菱さんにお願いしたいのは、現行のパジェロ路線の商品開発はもはやどうでも良いですから、是非是非、ランエボのコンセプトで開発した別バージョンのパジェロを誕生させて頂くことです。ランエボは今度Zになるようですが・・パジェロもコンスタントにシリーズ化して頂けると、私のようなユーザー(数は少数でしょうが)も他車に移ることなく、パジェロと心中できるのですが・・如何なものでしょうか? そのような車種を追加すると、RVファミリーカーのイメージが崩れるから難しいのかも知れませんが・・でもランサーもベースはファミリーカーだからOKのような気もしますが。(笑)

(00.08.04)最近の反響?に関して

 最近の掲示板などを覗くと、リコール問題やマイナーチェンジに関する話題が多いようです。色々な考えがあろうかと思いますが、個人的見解を述べたいと思います。                               ■リコール隠蔽工作?に関して・・これは企業体質をあらわすものであり、風土改善から実施しないと直らないと思います。表面的な原因をつぶしても根本的な解決につながらないという点では、今の日本の状況を鏡に映したような事件だと思います。これは三菱だけの問題では無いし、工業製品の品質管理のレベルでは無く、倫理観の崩壊の問題というか・・長年にわたって日本が徐々に失ってきた何か大切な哲学の類の問題だと思います。ISOを取得した企業でも、廃液を垂れ流す企業あり、新車の登録申請データを改ざんする企業あり(これはある意味では三菱より悪質とも思われるが)、色々な局面でモラルハザードが発生しています。あらゆる業種の企業、公共機関、教育機関などで同様のレベルの事件が発生し、その何千倍もの件数が闇に埋もれているというのが実体であることを思うと、この国は大丈夫なんだろうかという素朴な疑問が湧いてきます。恐らく、この種の情報が発覚する事は良いことでしょうが、根本解決に結びつく形での対応が図られないという点で、非常に残念に思います。ただ大騒ぎ報道をするだけのマスコミの姿勢では、日本の競争力ランキングを低下させるだけでしょうから。そういえば、ダイオキシン問題などはどうなったのでしょうか・・誤解を招いた報道はケシカランという話や安全宣言?みたいな報道は新聞で読みましたが、一番知りたい、人体への影響に関しては殆ど触れられていないように思います。あの空騒ぎ?の後で、何かが好転したのでしょうか・・個人的には、状況はむしろ悪くなったように感じていますが。リコール事件に関してもそうですが、表面的な事ばかりが報道されているように感じます。そもそも、リコール自体が運輸省への届けで実施されるなんてカビの生えたようなシステムでよいのでしょうか? そういうレベルであれば、牛乳やチーズが安全かどうかを乳製品メーカー当事者が決めるレベルと何ら変わらないような気がするのですが。確かに三菱やスバルや雪印は悪いけれども、そのようなシステム、つまりは、隠蔽工作を許してしまうザル化したルールや、我が社はバレなくて良かった等と思っている企業風土というか倫理観自体を改善し無い限り・・ 。それにしても 「知らぬが仏」 とは昔の人は、うまい言葉を考えたものです。少し長くなってしまいましたが、今回の事件は、個人的には結構さめた目で見ています。残念なことですが日本人のモラルハザードを食い止める事は、もはやできないように感じています。

■マイナーチェンジに関して・・個人的には4.5LのV8が搭載されるとちょっと残念に思うところですが、今回はそのような情報は無いようなので、待たなくて良かったと思っています。(笑) 1年待てばV8が載ると思っていたので発表当時は迷いましたが、結果的には早く乗って正解だったと思います。てっきり、TRCとV8が追加されるものと思っていましたが・・何故そうしなかったのかとても不思議に思います。高いけれど良い車がコンセプトと聞いていたので、マイナーで子供だましの(失礼)用品追加や値下げ攻勢に走るとは、ちょっと意外でした。なんか、パジェロも普通のファミリーカーみたいなマーケット戦略取るようになっちゃいましたね。残念。

(00.06.11)ちょっとダンパーが頼りないような。。

■今日の給油で積算計の表示が9,152Kmになりましたが、最近はダンパーが少し弱ってきたせいか加減速時にノーズの上下動が増えたような気がします。可変ダンパーであれば調節するところですが、純正のダンパーは固定式なので我慢するかアフターマーケットのものと交換するかという選択になってしまいます。ところが、まだ気に入った製品が発売されていないので当面はこのままで走る事になりそうです。それにしても今市販されているタイプは只単純に減衰力を高めただけの作りのように感じます。体感的には硬くなり、早い動きには抵抗してくれますが、ゆったりした遅い動きには大して効果がないようです。 スポーツタイプの車種向けには専門メーカーのトキコから入力加速度に呼応して、非線形的に減衰してくれる優れもののタイプがラインアップされているようですが・・おまけにセットアップも自分で変更できるようですし。これをパジェロ用に出してくれたら即交換するところです。このレベルのタイプになるとショップブランドでは期待できず、カヤバやトキコ等の専門パーツメーカーに期待するしかないので、少々割高でも是非出して欲しいと思います。ラリーアートあたりがOEM用に発注してくれるとありがたいのですけどね。ワンメークじゃ超高級品になってしまうだろうし。。

(00.04.08)SUVのプログレ版が欲しい。。?

■高速や幹線を走っている時は感じないのですが。。2代目よりは小回りが効くようになったとは言え、林道や駐車場などではサイズの大きさを実感する事が度々あります。輸出用途なので仕方無いとは思いますが、できれば日本向けの4×4を発売してくれることを期待しています。ioでは作りがラフすぎるし、LC100やパジェロでは大きすぎるので、プログレのような質感の高いコンパクトで良質な車を4×4に仕立ててくれると申し分ないのですが。パジェロの巨体とモーター類や加圧系統もしくはインジェクタ周りと推測される、細かなノイズの為に、イマイチ完成度の無さを実感し始めると。。なんとなく雑さが感じられるこの頃です。走行性能には全く不満は無いのですが、人間は贅沢なもので、慣れてくると質感の低さが気になってくるから不思議なものです。ボンネットとフェンダーが盛り上がったデザインのせいか、運転席からも鋼板と鋼板のギャップの不均等が目に付いてしまうとか。。変則的なデザインと相まって、雑さが目立つので安っぽいキャラになってしまうとか。。この辺が、販売がイマイチ伸びない要因のような気がするのですが。
■目に見える所や体に伝わってくる部分は、プログレのような思想の作りこみで質感を高め、サイズはコンパクトで、それでいて中身はパジェロのように妥協しないでお金をつぎ込んで作ってくれると良い車になるんだろうけど。。でも、今のところは世界中のどのメーカーもそのような車は発売していないようなので、諦めるとしますか。まだ、半年しか乗ってませんが、次期パジェロは、ダイエットして質感を高めてくれると良いな〜などという考えをすでに抱かせるようでは。。三菱さんにはもう少し頑張って頂く必要もあるような気がします。もっともダイムラーの資本が入ると、もうパジェロのような趣味性の強い車(作るほうも乗るほうも)は、作れなくなってしまうのではないかと、ちょぴり不安になりますが。。

(00.03.20) 5500Kmを走破

■5000キロまたは六ヶ月無料点検サービスなるものを11日に受けてきました。無料というだけあって、20分位の簡単な点検ですが、これを受けておかないとユーザーにないしょで点検や調整をするシークレット作業?の機会損失になりかねないので真面目に受ける事が重要だと思います。本当は発売1年後くらいが、沢山発覚して効率的なのでしょうが。。何か気になる所はないですか?というので、ささいな事ですが、ブレーキペダルのスプリングを交換してもらいました。これで、低気温時にペダルを踏む時やリリースする時に「キュッ」という音がしていたのが改善されました。エンジンオイルとデフオイルは、交換するつもりでいたのですが・・点検の結果まだ交換は不要との事でしたので今回は見送りました。ディーラーなのに、不要な部品や消耗品の交換を一切薦めない店というのも今時は珍しい存在ですが・・ここでは、余程強く依頼しない限り無駄な交換は一切しないようです。 「△と○を点検して必要なら交換して下さい」 というレベルの依頼をすると、今までお付き合いした他メーカーの店では、一部の例外を除いて、これ幸いと殆どのパーツや消耗品を根こそぎ交換していましたが、このお店では 「未だもったいないので○○頃まで大丈夫です」 という答えがきます。腕の悪い所だと安全マージンが判断できない事もあいまって予測交換の大義名分で売上を伸ばしますが、ここは本当に変わった店です。昔のホンダや三菱にはこういう職人気質の店が多かったですが。。何でもけちるわけでもなく、逆に、2代目パジェロの時に、リヤブレーキのパッドの交換時期を自分ではあと5000キロ位と見積もっていたのに、メカニックがあと2500キロくらいだから車検のついでに交換した方が良いというのを無視すると、3000キロくらいで交換が必要な事態になってしまったという事がありました。但し、ナビなどの電子装置には結構無知だったりするので油断は禁物ですが。。
■この間、榛名湖に抜ける道が2キロ位だけ凍結気味になっていましたが、ノーマルタイヤだったので丁度良い具合に、4輪駆動でのABSの実験ができました。梅林を見た後に湖に抜けようとした交通の少ないルートだったせいもあり、先頭にレガシィ、後ろにマークUの3台で走っていたのですが、まず急坂のカーブでレガシィがストップしてしまい、ずるずるとバックしてきました。一旦、カーブの入り口まで下りてきてその後、猛然と4輪を空転させながら惰性で登っていきましたが、自分は2躯の1速でトコトコと低回転走行で登りきりました。途中、リヤが断続的にスリップしましたが、LSDのお陰でさしたる蛇行もせずになんとかなりました。ここで、マークUは引き帰したので2台で進みました。雪道の場合、怖いのは下りなので上りは取りあえず気にせず進みました。4Hにシフトする状況では、レガシィも登れなくなってしまい単独走行になってしまいましたが、まあ1台だけの方が接触を気にせずゆっくり走れるので好都合です(特にABSのテストには)。暫くして、10%勾配程度の下りの、やや凍結気味のフラットな圧雪路になり左右はガードレール付きで他には走行車無しという状況だったので色々試してみました。私は雪国育ちのスノードライブ大好き派なので、昔から人間ABSで対処してきましたが、今回は電気仕掛けの本物ABSなので期待と不安がありましたが・・で、暫く走ったのですがABSなるものが効いているのか効いていないのか全然分からない状況なので、直線で思い切り踏んでみました。そうすると、カリカリというノッキング音を大きくしたような音が鳴り続け車速はユックリと減速されました。音がするだけで俗に言われるハンドルやペダルへの振動は全くないので、このABSは優秀な方なのでしょうか・・カーブの途中でフルブレーキをかけると流石にリヤが流れますが、ハンドル操作が効くのでスピンする事は無いようです。ただ、人間ABS(ストンピングブレーキ)に比べると制動距離が伸びるようなので要注意のようです。でも、誰でも雪道でブレーキが踏めるのは画期的だと思います。しかし、この解除スイッチが欲しいと思ったのも事実ですけど。この装置は、車輪の回転を検知して判断しているようですが、本来はヨーを検知して判断する方が制動距離が短くなって良いと思います。人間ABSの場合は、ロックさせて車体が流れ始めた瞬間にブレーキを緩めて修正しまたロックさせてという操作を繰り返しますが、本物ABSでは車体が流れていないのにロックするとカリカリ言ってブレーキを緩めてしまうので制動が頼りなく感じてしまいます。勿論、タイヤのグリップを最大限に活用する方向で機械がアシストしてくれる機構は歓迎ですが、わざとスリップを利用して回り込むような芸当をしようとするとABSが効いてしまいかえってキッカケがつかめずに大回りになってしまう時もあります(慣れていないせいでしょうが)。危険なロックは収束すべきですが、ロックが好都合な場合もあります。この辺の判断は人間にしかできないと思うので、ABSの感度を無し、小、中、大という具合に選択できると良いと感じました。

(99.12.11) 3100Kmを走った感想

■10月7日の納車から約2ヶ月で、オドメーターが3100キロを越えました。掲示板などでも燃費が話題になりますが。。道路事情と走り方によって変動要素がとても大きいので一概には言えませんが、自分が過去に運転した車と比べて「性能 対 燃費」で考えれば、一番優秀な車だと思っています。データは今後も給油のページに追加していきたいと思います。
■自分が感じた良い所・気になる所は過去に記載した通りですが。。掲示板の最近の書き込みなどを見ると、皆さん、結構似たような事を感じているようで、ほっとしています。逆に言えば、改善必要な箇所がわりと明確な車という事かもしれません。最近気づいた点では、雨天時のノイズがやや多いような気がします。最初は、モノコックになって剛性が増したのと引き換えに振動の伝達が良くなった為だろうと勝手に納得していましたが、どうもそれだけでは無さそうです。この間、洗車の際にフェンダーに水をかけていて思ったのですが、どうも水の反響音が煩いようです。特にフロントフェンダー内側の後部に貼られたシート状のマット?の材質が影響しているように思われます。それに加えて、純正タイヤのロードノイズが結構大きい気がするのですが。。晴天でも高速などではタイヤの騒音が大部分を占めているような気がします。まあ、4×4ですので、普通のタイヤを履く迄の割り切りは出来ないのかもしれませんが、昔、JEEPが普通のリブパターンの何の変哲も無い乗用車用と同じ顔つきのタイヤを履いているのを当時のカタログで見ましたので。。購入者が選択できるシステムだと良いと思います。どうせ、マッドやATを履く人にとっては大人し過ぎるタイヤだし、実用走行重視でオンロードを主体に考える人にとっては、高速や幹線道路でもっと静かな方が歓迎されると思います。
■どうも貧乏性な性格で何ですが。。前回の給油からレギュラーを試しに入れています。説明書には、レギュラーにも対応していてGDIの恩恵を受ける事ができる云々と書いてあるのでメカ的にはOKだと思いますが。。で、人柱として入れてみた感想ですが。。とても好印象なので今後も継続して様子を見たいと思っています。おまじないで付けた磁石(正式名称はスーパーマグチューンと言うらしいです)のせいとは思えないので、GDIの特性かオイル添加剤(モデルチェンジ前のスーパーグリーン)が効いているのかも知れません。若干、エンジン音は低音域にシフトした感じがありますが、トルクはむしろ増したような感じを受けます。多分、ECUが点火時期を遅角させた副産物でしょう。おそらく高域は犠牲になっているでしょうが、それでも普通に乗っている分にはきっちり6000回転までスムーズに回ってくれるし不満はありません。但し、ガソリンの銘柄がというかガソリンスタンドが違うので何とも言えませんど。個人的には、ハイオクならシェル、レギュラーなら日石か出光だという思い込み?がありますが。。最近はどこもレギュラーに洗浄剤を入れるのを止めてしまったという噂もあり、どこで詰めても同じかもしれませんけど。それはともかく、今回入れたスタンドのレギュラーが好調なので、当分の間はそこで給油する事になりそうです。ところで、GDIにとってのレギュラーは人間にとっての発泡酒か。。などという喩が頭を過ぎりますが、まあ、自分はビール党なんですが、車は発泡酒で我慢して頂きましょう。ともかくは、数ヶ月経って、ハイオクを入れてみて違いを再確認してみたいと思います。とにかくエンジンは絶好調で、好調さはレギュラーを入れても損なわれる事は無いようです。。という事は言えます。次は、ラリーアートのエアクリーナーを試して見たいと思っていますが。。

(99.12.01)図らずも極悪路走行に。。

先週末、筑波山の方にドライブしましたが。。ナビの設定ミスから思わぬ 「ファン トゥ ドライブ」 になってしまいました。頂上付近の駐車場をセットするつもりでナビに目的地を登録したのですが、良く確かめずに。。「山頂駅」というのがあったのでそこを地点にして目的地セットをしていましました。駅というからには、てっきりその付近が山頂の駐車場と勘違いしてしまったのですが、無論その時点では未だ全然気づいていませんでした。いよいよ山に近づき、ナビの誘導に従って進んでいったのですが。。だんだんと道幅が狭くなり怪しい雰囲気になってきました。まあ、紅葉の景色が綺麗だったので近道の林道位に思っていたのですが、そのうちに完全に林道モードになり、舗装が切れると湧き水が流れ出し、なんと坂道がマッド状態で岩がむき出し状態になってくるではありませんか。。はて、引き返すにも巾が足りないし、バックするにも長すぎるし。。対向車も皆無なので行けるところまで行って広場をさがそうと思い4Hにセットしてクローリングで進みましたが、オマケのタイヤにしてはさほどの空転も無くヒットしないラインを選んで進む限りはなんとか突破できました。独懸の恩恵で岩に乗り上げた時の揺れ戻しっでグラグラすることも無く、わりとすんなりと登れたのは嬉しい発見でしたが。。それにしても、このナビの場合(もっとも他のナビは知らないのですが)、道路が無くても、設定した目的地に一番近い「道?」を選ぶという事を発見しました。町中ならそれでもよいのですが。。山となると注意が必要のようです。それにしても、車がすれ違う事もできず4駆で無いと走行できない小玉スイカ位の岩が飛び出たマッドを誘導するナビというのも4×4だからよいような物ですが。。普通の乗用車タイプの4WDだったらスタックして立ち往生は間違い無しです。たしか、このナビはグランディスとかディアマンテなどにも搭載されていたような気がしますが大丈夫なのでしょうか。もっとも、よくよく考えてみれば、普通の人ならそうなる前に引き返すので何の問題もないのですが。今後は、目的地設定の際は良く確認することが必要なようです。それにしても、こういった廃道に近い林道を走行する場合は走破性能限界の前に車巾の限界が来るので、オフロードパーク等のように人工的に作られた道?などを除けば4Lを使う機会というのも殆ど無いような気がします。4L機構でどれ位の重量が増えているのか知りませんが、これを省略して仮に20キロ軽くなって、2トンを切ってくれるなら4L無しモデルも欲しいと思いました。サードシートを外して2トンを切るのは反対が多いでしょうが、4Lのカットなら受け入れられる気がしますが。。ハイキングコースに近いような極悪路を走る時でさえ、4H +LSDの組み合わせで十分だし、大多数の人には軽量化と燃費向上の方が福音のような気がしました。逆に言えば、道路を走る分には4Hでもかなりの走破性能があり、この車巾の車なら4Lは不要ではないかと。。仮に4Lがあっても、車幅が広すぎて引き返す事になりますから、何のための4Lかという疑問が湧いてしまいました。

(99.11.20) 満足 & 改善期待

今日は初めて犬を乗せて見ました。予め、荷室に合わせてカーペットを裁断して敷いていたのですが。。タイヤハウスの凸が少ないせいか従来よりもだいぶ広広とした感じで、犬は言葉をしゃべれませんが。。何となく快適そうに見えます。今日は日差しが結構ありましたが、天井から噴出すエアコンのせいか余りヨダレも落ちなかったみたいです。欲を言えば、後ろのエアコンもデジタルで温度設定できると更に良いのですが。。ついでに、これまで感じた満足な点・改善要望点を、独断と偏見でまとめてみたいと思います。
■満足
@ ハンドリング : 高速や山道を走れば一目瞭然ですが、大きなタイヤを履いている事を全く感じさせない安定した走行が可能です。試しに、ボンネットの右端をセンターラインに合わせて直進・コーナーでトレースしてみるとセンターラインの幅以内のブレに収める事は、比較的容易にできます。私は、他の4×4との決定的な違いはこの走行安定性とハンドリングの優位性だと思っています。他車では50センチ以上は平気でブレル頻度は決して低くは無いですから。。日光のいろは坂で試す必要も無く、街中でも他車との走行安定性能の違いは明らかだと思いますが。ところが、最近読んだ某自動車専門誌の対談記事では、「疲れる車で2度と乗る気がしないと皆が言っていた。。とか、コーナリング特性が危険。。」などと信じられない位大げさに酷評というか中傷されていましたが・・果たしてその記者は本当に今度のパジェロに乗った上でコメントしているのかはなはだ疑問です。また、数少ない?良い点として、外したサードシートを水平に置いて利用できるなどという嘘(実際は金具が邪魔をして畳や床では、そのままでは活用不可で別途工夫が必要)を書かれちゃうと他の箇所の信憑性も推して知るべしなんですが。。ちなみにその雑誌に書かれている欠点とされている点に関しては、私はかなりプラスに評価しています。逆に、2点だけ評価されていたシートの高さとサードシートの作り(水平に置けない)に関しては、私はむしろマイナス点です。いくら言論の自由があっても、政治的な都合があっても、利益を得るためでも。。専門誌たるもの嘘を書いてはいけないと思うのですが。。各人の好みや趣味で分かれる箇所なら如何様にでも書いて構わないですが、技術的に検証が可能な虚偽は書くべきでは無いと思います。他の4×4より走行性能が劣るというのなら、旋回速度や限界Gを測定すればどちらが真実かは明らかになるでしょうし、それ以前に実際に乗り比べて見ればパジェロの優位性は明らかですが、まあ、こんなところで幾ら抗議した所で仕方ないのですが。。今は廃盤ですが、昔のモーターファン誌の技術的観点からの中立な記事が懐かしく思い出されます。あの雑誌は常に測定器を搭載して定量的数値を示した上で定性コメントを書いていました。なぜか廃盤になっちゃいまいたが。。文句ばっかり言ってても仕方ないので、最後に、某自動車誌が見習うべき4×4としてあげた車と比較するなら、今度のパジェロの方がロングドライブでは格段に疲労感が少なく、その車が50キロでようやく曲がれるコーナーなら、3割以上高い速度で余裕で旋回できる事を訴えて終わりにしましょう。
A スームーズさ : 約2トンの車重を感じさせない、軽快な身のこなしは他の4×4に比べて優れた点のひとつであると思います。 
B 制動能力 : 絶対的なブレーキの能力は非常に良いと思います。一方、改善要望として初期制動時において遊びが感じられます。 
C 燃費の良さ : 走行環境や乗り方にもよりますが。。同じ人間が同様の環境で走って、従来のVRが5キロ程度で、今回のが7〜8キロですから良好だと思います。もっとも、パワーを楽しむ走りではそれなりに悪化しますが。。でも、同じ燃料でより楽しめることも確かでしょう。
■改善を望む点
@ ロックアップ制御 : 4速(私の車は4速なので5速なら違うのかもしれません)走行時において1500回転以下でのロックアップは、振動を誘発しドライバビリティを悪化させます。OD解除スイッチかロックアップのポイントを選択できる機構があると嬉しいです。ソフト変更で、1500回転以下のロックアップを止めてくれてもOKですが。。。
A スポーツモードAT : せめて2速のホールドモードを設定していただきたいと思います。勝手にダウンするような制御がマニュアルモードでも必要なのか。。甚だ疑問です。どこからか要望があっのかどうか知りませんが、Dレンジがあるのにわざわざマニュアル選択モードにする人は、中途半端なおせっかいATよりも完全にホールドできた方が良いと思います。。
B 細かい点の作りが詰めきれていない感じを受けます。。熟成に期待したいと思います。
 ・ ホイルはぜひ 8J にして欲しい
 ・ ステアリングホイールやウッド調パネルの抗菌処理がピカピカ光り過ぎて安っぽい感じになってしまう
 ・ センターコンソールの肘掛よりも従来のようなキャプテンシートタイプが好ましい
 ・ シートの高さ調整の範囲をもう少し拡大して欲しい。
 ・ ダンパーはやはり可変タイプが良いと思う
 ・ Aピラーが少し太すぎて雨天時の右折時などに歩行者の確認に気配りが必要です
 ・ 排気管の出口はショートタイプのように右側が望ましい
 ・ 夜間、ドアミラーに回転計の証明が反射するケースが有りもう少し煮詰めて欲しい
 ・ サイドステップに水が溜まりにくくなったのは良いが、逆に路面の泥を拾ってしまう
細かい点では色々ありますが。。初期モデルとしてはそれなりにまとまった車だと思います。できれば、設計者ご自身で一月ばかり乗り回して頂きたい気がしますが。。

(99.11.14) 2300キロを走って

■今朝、ガソリンを入れたら、オドメーターが2333キロに達し、265キロ時点で満タンにしてから2068キロを270リッターのハイオクで走行したことになりました。平均燃費は7.66キロですが。。これが良い数値か、不十分な数値かの判断は人それぞれと思います。私の場合は、2代目パジェロが5キロ程度だったので非常に満足しています。3リッターV6に対して53%の燃費改善はレギュラーとの価格差を考慮してもお釣りがくる値ですから。。もっとも、このエンジンは定速走行では非常に燃費が良く、街中の加減速走行では普通と変わらないという性質があるので乗り手の環境によっては、良くも悪くもなる傾向がより鮮明に出るかも知れません。掲示板などを見ると、あまり燃費が良くないという人もいるようなので単純には評価できませんが。。車のサイズと重さを考えれば優秀な数値だと思います。ところで、このエンジンはレギュラーにも対応していますが、渋滞や街中を走る事がわかっていたらレギュラーを入れたらどうかと思っている所です。というわけで、今度、レギュラーも試してみようと思っています。山道以外はあまり変わらないだろうという期待もあるのですが。。
■最近は、エンジンの調子がとても良く感じられます。反面、ブレーキの踏みしろというか、初期制動時のストロークが少し大きすぎるのでは無いかと感じられます。特に山道ではそう感じますので、踏みごたえにもう少しダイレクト感が欲しいです。アクセルペダルの方もストロークが大きすぎる気がしますが。。4×4である以上はやむを得ないとは思います。雪道やマッドなどでは今のままの方が良いでしょから。
■これまでは4Hでばかり走っていたのですが。。今日、ガソリンを詰めた帰りに試しに2Hで走ったらとても軽快な感じでした。高速の横風やコーナーが連続するような状況でなければ、2Hの方が良いような気もします。音もより静かになるようですし。。もしかしたら燃費も良くなるかも?(曲がるときは4Hの方がスムーズなので燃費が良くなるのは直線時??)とりあえず、次の燃料補給まで2Hで走って見る事にしてみます。

(99.10.31) オフロード走行

これまでは、道路を走行してきましたが(自動車なので当然ですが)。。必要にかられてという訳では無く、このご時世でマナー違反ではありますが。。久々にオフを走ってみました。私はオフロードパークみたいな所で走るのは、プールでクジラを飼うようで嫌いなのでとりあえず近くの河川敷の砂地、モーグル、マッド、急坂。。その複合的な感じの所を走ってみました。(一応、車止めは無く禁止の看板も無いところですが厳密には慎むべき行為とは思います。何年も前から車が出入りしていて特別に禁止の看板も立たないので黙認モードかな〜と思っていますが。。)で、感触ですが、2代目パジェロ自体が凸凹には弱かったので何ですが。。以前は前足が浮いて対角線スタック状態に陥り登れなかった固めの砂の急坂を上り切ってしまいました。なんだ今までよりずっと走るではないのと思い、ちょっとだけ凸凹したマッドに入ったら、やはり車輪は接地しているのに空転し始めてしまいました。タイヤがおまけタイヤなのでこの辺はあたりまえですが、やはり従来よりストロークアップしたとは言え、リジッドより押し付けが弱いので低ミュー路面の凸凹は辛いようです。逆にいえば、路面の凸凹の高低さが許容範囲であれば、サスの接地性が改良された分だけ従来と同等以上の走破力は確保されていると思います。が、今まではゴム製でつぶれても復元するマッドフラップが硬質のエアロ調になっていたり、最低地上高こそアップしたとは言え従来はデフの下さえ気にすれば良かったのが今度は面で気にする必要があり。。はっきり言ってガレ場や障害物越えでは破損覚悟ならかなりいけそうですが、止めた方が無難でしょう。という事で、一般的な林道も含めて道路でさえあれば従来より劣る事はないですが、対地性能が下がった分だけ、凸凹路面や障害物がある路面は苦手です。最もこれは、外見から想像できる通りであり当たり前の事ですが。。私は自分から好んでスタックしにいくような非日常的な遊びの性能よりも、自動車である限りは道路をまともに走る実用性能をシッカリ確保して欲しいので、今度のコンセプトには全面的に賛同したいと思います。総論として、一般的な林道も含めてオンは圧倒的に改善されましたが、いわゆるモーグル遊びやガレ場遊びの性能は落ちています。という事で、99.○△パーセントの方々に取ってはより良い車に変身したということになろうかと思います。少なくとも、スキー場やキャンプ場、バーベキュースポットや山荘等へのアクセスや地図に記載された林道ドライブ等のラフロードアプローチ迄なら従来車よりも快適に楽しむことができそうです。ワインディングや高速道路の飛躍的な進歩と相殺に、実用目的を超えた遊び用の過剰な?オフ性能がカットされたというのが分かり易い表現かと。。まあ、元々2代目パジェロもオフは苦手だったので3代目との差は余り無いというのが実感ですが、車体が低くなった分、ますます苦手になって、自然破壊の顰蹙を買う心配もより少なくなったということです。日本の道路事情では、この車が入れないような場所に自動車で踏み入る必要も無く、また踏み入ってはならないと思います。その点では、さすがは新世代4×4?という事でしょうか・・(決して皮肉でなく、本当にそう思っています)

(99.10.30) エンジンのアタリ?添加剤の効果?  

■オイルに添加したスーパーグリーンの効果なのか、単にエンジンにアタリが付いてきただけかの判断は困難ですが。。最近は、これまでの感覚でアクセルを踏むとかなりパワフルに感じるようになって来ました。町中レベルでも、納車の段階と比べると格段にドライバビリティが向上した感があります。(納車の時が悪かったという事でなく、最近は以前にも増して吹けがスムーズになったという事です) 機会があれば、GDIの試乗車と比べてみたいと思います。但し、50〜60キロ付近での低回転時のロックアップによるノッキング気味のエコランモード?に入ると依然として微振動気味で余裕の無さが感じられます。単に3速にするだけでずっと快適にクルージングできるのですが。。ATのシフトパターンを、せめてノーマルとアクティブの2パターンにセレクトできるか、ロックアップを1500回転以下ではしないように配慮してくれる事を熱望したいと思います。と書いていてふと思ったのですが、常に4Hモードで走っているせいかも知れないので、今度、2駆モードで走ってみたいと思います。
■先日、ある掲示板でファンベルト付近の音が煩いというお話があったので、試しにボンネットを開けてアイドル音を聞きながら、ファンベルトにスプレーする潤滑剤スプレーを噴霧してみたらスプレーした瞬間に音が変化して、ある音域の音がグッと静かになり中高音部分がスポイルされたような感じになっって音質が変化したのでビックリしました。600円のスプレーで新車のエンジン音が変わるなんて不思議ですが。。そうしたら、シャーという音が消えてエンジン本来の音質が顕著に表れてきたせい?か、ゴゴゴゴという低音質のジーゼル的というか直噴的というかノッキング的というかリーンバーン的というか、そんな感じの音が目立ってきました。こうなると、ベルト系の騒音を解消したのが良かったのか悪かったのか。。何ですが、ボンネットを閉めるとそれなりには遮音され、室内に入って窓を閉めれば殆ど気にならないレベルではあるようです。掲示板で音が気になると言っていたのはこの音だったのか。。と思いましたが、信号待ちなどで窓をあけると前後の車のエンジン音の方が大きく聞こえる所をみると気にする事もなさそうです。余談ですが、この車の排気音は本当に静かだと思います。という事は公害対策で触媒量がかなり増強されたのだろうと想像されますが、パワーロスはともかく、排気音をさげるという副次的効果を生んでいるような気がします。ラリーアートから発売されるという排気効率改善を歌い文句にしているマフラーに替えたらどうなるかは興味のある所ですが。。。

(99.10.27) 1000kmを走行した感想 

ようやく1000kmを超えました。(それだけ価値が減ったわけで喜ぶべき事では無いが。。)ぼちぼち車の感覚も潜在意識レベルまで?インプットされたようで、あれこれ考えなくとも思った操作ができるようになってきました。ダートを全開で走りたくなって来ましたが、まあ、そんなタイプの車でもないですが。。ところで、車を買い換えた時に私は、広めのフラットなダートでドーナツターンをやって素性をチェックしますが、今回もこの儀式?をやってしまいました。実はこれ、ザナルディがインディでやって流行る遥か前からやってますが。。手っ取り早く車の素性を知るにはこれが一番簡単で安上がりだと思うのですが、雑誌とかでは余りやらないみたいです。で、結論としては、2代目と比べるとハンドリングに雲泥の差が出ます。すぐにターンに入れるし回転速度も比較にならない程早く回れます。リヤのスライド量の調整もアクセルだけで行えます。なにより関心したのは、回転半径を自在に制御できることです。従来は、前輪を軸に回転し始めるまで時間がかかるのと、その状態から徐々に回転半径を広げるのにギクシャクした感じでしたが。。やはり独懸とシャーシ剛性のアップはたいしたものだと実感しました。今までは、フレームがねじれてしまうので、ハンドリングがダルになり狙ったラインに持っていくのに、予めズレル距離を想定して見込みでハンドル操作を強いられましたが。。今度のは一発で思い通りのラインに持っていけるのは非常な進歩です。まあ、今までがトラック的だったと言われればその通りなんですが。。今度のパジェロの一番の進歩は、このハンドリングにあるのではないかと思います。ダートで良いと言うことは、舗装路の限界付近や雪道やマッド、サンドなどでも期待できるという事を意味しますから。。余り誉めてばかりだとつまらないので、少し辛口のコメントを言わせて頂くと、スポーツモード?なる手動のATシフトはちょっと期待外れでした。3速に入れて速度が落ちると勝手に2速に落ちます。停止すれば1速に落ちます。そのくせそのまま発進すると1速のままで固定されてしまいます。つまり、ダウンは機械が勝手にお節介モードでシフトしてしまうのにアップだけは手動で操作するという変なモードです。不便なのは、2速にホールドして走行したくても停車もしくは徐行の毎に1速に落ちてしまうことですが、私が操作法を知らないだけでどこかで設定できる仕掛けなら良いのですが。。そのようなSWもなさそうです。これならODカットスイッチだけつけてくれた方が余程気が利いていると思いますがいかがでしょうか。それならエンブレが欲しい時には、シングルアクションで済みますから。。今度のスポーツ何とかだと左に倒してダウン側に引くというダブルアクションになってしまいます。また、スポーツモードと言うからにはすべてドライバーの指示通りにシフトを固定してくれるべきだと思います。操作ミスで失速するのを防ぐ目的の親切心でやっていると主張されるなら、ダウンだけでなくアップもやるべきだと思います。こんな下らない制御をしてくれるなら、シフトの上限を4、3、2、1の中から任意に指定できる方が100倍親切だと思います。(一番良いのはドライバーの指示通りのギアに固定するモードですが) 雑誌で誉めてる評論家はどんな運転パターンなのか理解に苦しむ今日この頃です。これならセガラリーチャンピオンシップのレーシングハンドルのマニアルシフトの方がずっと良いと思うのですが。。。

(99.10.24) 800kmを走行した感想 

今月は何かと忙しくて余り走れませんでしたが。。それでもようやく800キロを越えました。最近は慣れてききましたが。。先ず、エンジンを掛けるに際して、始動性が若干悪い様に思います。今までの車はモーターアップを入れていたせいもあり、キーを回す瞬間には始動しましたが今度のは若干長めにキーを捻った方が良いようです。GDIの特性からか、キーをオンすると燃料の加圧の為かどうか分かりませんが、ジジジジって感じで何かを圧縮しているような感じなのでこの動作が終わってからセルを回すと始動性が良いようです。余り時間を置くと今度は2000回転位まで上がって勢い良すぎる始動になってしまうようですけど。まあ、始動性はいずれスーパーグリ−ンを入れる予定なので改善を期待するとして。。次に発進ですが、これは非常にスムーズに加速します。市街地、山岳、高速いずれも従来の四輪駆動車とは次元の異なるスムーズな加速が楽しめます。未だ慣らし中なので5000回転で自制していますが。。山道ではレッドゾーンの6000まで一気に飛び込もうとするエンジンをその手前で押さえるのは、なにやら虚勢気味でスッキリしません。とにかく、静かでスムーズなエンジンなのでホットしています。(何せ試乗無しだったので。。カタログのエンジン曲線から判断すると排ガス対策のせいか高域が弱そうに思えて。。実際は無用な心配だったので一安心というところです。)続いて巡航ですが、これは速度域によっては改善が望まれます。50キロ〜60キロを定速で流すと4速ATの場合、1200回転付近でロックアップ状態で走るようですが。。幾ら低速トルクが強化されたとは言え、ちょっとハイギヤードすぎる気がします。実際、エンジンが静かなこともあり、スポーツモードにして3速で走るとずっと快適なクルージングになります。(5速ATならそんなことは無いのでしょうけど。。ちょっぴり後悔気味。)今度のエンジンはとても静かで吹けも良いのでもう少しローギヤードでも良いと思うのですが。。如何でしょうか。やはり10−15モード燃費を気にしてのことでしょうか? その他は全く不満無しなのですが、他が素晴らしいだけにこの速度域のギヤ比をもう少し煮詰めて頂きたいと思います。最後に、高速の乗り味は飛躍的に改善されたと思います。慣らし期間中はギヤの慣らしも兼ねて全て4Hで走っているのでその効果もあるでしょうが。。ステアリングがとても安定していて、左右にふらつく事も無く思い道理のラインをトレースすることが可能になりました。このあたりは、4独と車体剛性アップの恩恵だと思いますが。。2代目パジェロのように4×4の宿命だったフレームの捻れとキャンバー変化の二重苦から開放されて、ようやくストレス無くハンドリングできるようになったのはとても良いと思います。山岳路を走 るとこの差はさらに顕著に現れるのですが。。長長となってしうので、後は1000キロ終了後にレポートします。特にスポーツモードATの、日本のドライバーをナメてそうな、お節介なスペックにはちょっとコメントする必要がありそうなので。。

(99.10.13) 少し乗ってみて気づいた事

試乗の時は気づかなかった細かい点が、ぼちぼち目に付くようになりました。@水温計にスケールの刻みがないのは違和感がある A左フェンダーに付いている無意味なアンダーミラーですが。。凸レンズにした気配りは良いのですが、洗車の時などにミラーの支柱ごと。簡単にブレてしまう Bエアコン吹き出し口にカップホルダーを付けるとグローブボックスが開閉できなくなってしまう Cサードシートを外した後に支柱を通すの為の小さな穴が空いたままになる。これは是非、樹脂製の蓋をかぶせて欲しい。穴からゴミが入って不便と思われる。犬が手を入れて悪戯するかも知れないし。。 DライトSWのオートの位置はオフの下(左回りで一段左方向)が良い。手動でスモールを点灯する際にオートを経由するのでヘッドランプが一瞬だけ点灯してしまうのは対向車に対して不親切と思う。(オート点灯のレスポンスをもう少しダルにするかSWの順番を変更した方が良いと思う) まあ、これらは強いて言えばというレベルですが。。走りに関しても一点だけ気になる事があります。これは、試乗でも気づいていた事ですが、ダンパーの容量が少しプアではないかと思います。加減速の際や定速でギャップを通過する際に揺れが大きいようです。但し、速度が出ているとギャップ越えも固めに感じるから不思議な味付けです。まさか、常に飛ばして走る事を前提に設計したわけではないでしょうが。。制動やコナーでも初期段階の沈み込みは大き目ですが、ある程度進むとそこでぐっと踏ん張ってくれるようです。熟れてくれば別に不都合はないですが、以前のように可変ダンパーの方が良かったのではないかと思います。このあたりはアフターマーケットのモノがオイオイ開発されるでしょうが。。もしくは、スプリングの方をジオラマあたりに変えると良いかもしれません。ラリーアートで開発しているのはローダウンになってしまうようですが、車高を変えないスペックも用意して頂けると嬉しいです。ダンパーだけラリーアートのに変更しても面白いかもしれませんが、此れはストロークが足りればの話ですね。。

(99.10.07) 納車に際して 

初めてガソリン仕様の3代目パジェロに乗ったわけですが。。予想通り、DIの試乗車と比べるととても静かでスムーズに加速します。CD−ROMのサーチ音が気になる位、メカニカルノイズは非常に少ない車のようです。エンジンが軽いせいか、回頭性も良好です。ただし、燃費対策のせいか、55〜60キロ付近でロックアップされた時に、回転数はわずかに1200回転程度になりますが、このときに微振動を感じます。やはり5速AT搭載モデルにすれば良かったかなという思いも残りますが。。しばらく様子をみてスーパーグリーンの添加で改善される事を期待することにします。

(99.09.05) 購入に際して 

メーカーオプション : CCD後方カメラ + MDのセットオプション、ハイブリッドLSD、寒冷地仕様

ディーラーオプション : フロアマット、サンバイザー、ライセンスプレート

以上、必要最小限のオプションをセットしました。

装備上の不満点は、@ホイルが7J(8Jにすべき) Aトラクションコントロールが無い Bサードシートは不要 

(99.09.04) 試乗にて 

ディーラーに出向いた所、試乗車が置いてあったので早速試乗してみました。しかし、ディーゼルだけの発売でガソリン車は10月1日発売とのこと。ふむふむ、GDIを買いたい人は試乗車なしで買うか、一ヶ月お待ち下さいという事のようですが、GDIは社運を賭けた開発だったなんて言う割には全然販促にリンクしていないのは如何にも日本的というか戦略が全然見えてこないですね。販売予測はGDI車が3割程度なんて言ってますが、本当でしょうか?  21世紀に向けてこんなウルサイ(失礼)ディーゼル車がそんなに売れる気は全然しないんですが。。半々位にならないとこの車の魅力は引き出せないと直感しますが、まあ、いちユーザーが危惧する事でもないので、早速走らせてみる事にしました。先ず、車に近づくと直噴ディーゼル特有の甲高い音が耳につきます。これは疲れそうと思いつつ中にはいると、それなりに音は遮断されるようです。でもドアに手を触れると振動がしっかり伝わってきます。マルチシリンダーの心地よい振動なら良いのですが、このトラック的な振動はどうも好きになれません。で、走らせてみると、これが結構暴力的な加速感(強力な体感加速)を感じたりして。。トラック的な立ち上がりを予想していたので意外です。特に2500回転付近からはかなりトルクフルに加速しますが、でもゴワーという騒々しいエンジン音で。。この瞬間はやはりディーゼル車をしっかり感じさせてくれます。このエンジンにはスポーツモードATよりも単純な自動5速ATの方が似合うと思います。スポーツモードでシフトしても回転バンド幅が小さいので、手動より機械に任せたほうが無難なようです。もう少しシフトのレスポンスが良ければ別ですが。。このあたりはGDIに期待するとして、市街地を40分ばかり走った感想を感じた順番にあげると、@ステアリングのレスポンスがとても良い Aブレーキングの感触がとても良い Bコナーの動きがスムーズでとても良い と思います。 もちろん、四輪駆動車として判断していますが、一般レベルの乗用車と比べるならば遜色は無いでしょう。モノコックボデイと独立懸架の恩恵だと思いますが。。これに乗っちゃうともう他の四駆に乗る気はしなくなってしまいます。という訳で他車との購入比較検討は無意味になってしまいました。あとはオプションの検討モードに入る事に。。

(99.09.02) 田町のショールームにて

9月2日に三代目のパジェロが発表されたとの事で、定時退社して田町のショールームに足を運んでみました。しかし、車の発表会なるモノは30年前と余り変ってないように感じますね。何台かの車が展示してあって、回りにはレースの写真やら機能パーツの説明やらが鎮座されていて。。乗用車の発表なら、まあ、そんな程度でも良いでしょうが本格的クロカンなるものを標榜するなら、せめて車を逆さまにして裏側というか腹裏を見せてくれるとか、一輪だけ50センチ位の台に乗せてサスペンションの追従性を見せるとか。。もう少し何とかならないものかと、心の中でブツブツ思いながら一通り全部見てしまうあたりはしっかりメーカー側に乗せられてしまっているというか、やはり受け手の方も30年前と変わらないのか。それはともかく、一時間ばかりブラブラ見ていると何となく細かいあら捜しモードになってくるのはいつもの悪い癖なんですが。。先ずバックドアを開け閉めして剛性感を見ようとすると。。といってもモーグル路でないと意味が無いのは当然ですけど。。、あれ?   今まで右側にあった排気管が左側に引っ越しされているようですね。なるほど、国際マーケット指向というのはこういう事かと変に感心して下を覗くと、やはり右側の日本では運転席下側あたりにガソリンタンクがあるので配管は左を通って見事に荷物出し入れする人の足を目掛けて排ガス攻撃する凝った仕組みになってますね。わざと排ガスのクリーンさを演出する為ならそれはそれで良いのですが。。それとも冬の寒い日に荷物の出し入れする人への暖房サービスかな? などという嫌味は此れくらいにしますが、ついでに言うと、プロペラシャフトがガソリンタンクの至近距離を掠めるという際どい構造が眼に付きましたが。。此れもガソリンタンクとカーボン製のプロペラシャフトの安全性のアピールだろうか? どそれとも今度の車はブラックユーモアが開発テーマなのだろうか等と思いながら室内に入ると。。なるほど、今度のは4×4路線ではなくSUV路線のようです。但し、頭上空間がかなり大袈裟に余っていますが、何か理由があるのでしょうか?   21世紀は帽子をかぶって車に乗るのがトレンドになりそうだというウォチャーがいましたっけ? それはともかく、せっかく電子化された副変速機のレバーが未だに一等地にニョッキリ突き出ているのはユーザー側の責任なのかメーカー側の過剰デコレーションなのか判断に困ります。でも、このデコレーションはかなりコストかかっているように見受けられますが、そのしわ寄せで? 室内ドアの取っ手がメッキから安っぽい黒のプラに変更になったのなら考え物です。無駄という点では、いつもは取り外していて車検の度にワザワザボルトオンして復元しているサードシートは何とかならないものかと思っていたら、今度のはミニバン風に床下収納庫にしまっておけるようですが。。でも車重は変わらないわけで、日本全国で何台モノ車がこの重いシートをワザワザ床下に抱えて走る姿はなんだか変ではないだろうかと思いながら外したシートを見てみると。。あらま、下が平らでないので部屋に置いても使い物にならず只の粗大ゴミにしかならないようです。今までのは、部屋に置いても座椅子代わりに使えたのですが、今度のは水平に置けない上にリクライニング機構も殆ど実用に耐えない代物です。こんなのがある為に、ほんの少しだけ2トンを超えてしまう(GDIのロング・エクシードの場合)ご親切な作りに感心するやらで。。展示車の見学は此れくらいにしてカタログを貰って帰路につきましたが。。ん〜。今までは全てのGDI車に付いていた5速ATは、ハイエンドのみですか。。電動デフロックも無しか。。LSDも標準からオプションに変わってます。これでは、快適グッズにお金をかけて、機能部品は根こそぎカットという方針になってしまいます。これもユーザー指向の表われなんでしょうが、パジェロもついに並みの車になったかという思いにかられる人も少なくは無いと思いますが。。ともあれ、土曜日はディーラーに行って試乗することにしましょう。特に、キャンバー変化の少ない後ろ足とステアリングの切れ具合を見てみたいと思います。理屈の上では、4×4史上最高の走りが期待できるハズなんですが。。

オマケ:

なんだかんだ愚痴っぽく書きましたが、パジェロだからこそそう思った次第。他の車と比べれば卓越した車という感想を持ったのが正直なところです。というか、他の車ならわざわざ出向いて見ようという気もおこりませんが。。