記事タイトル:一神教、排他教 


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お名前: りゅうじん   
自分の信じた宗教以外は全て邪教であると決めつける排他的な考えは真理から外れているでしょうね。
梅原猛さんの言われた一神教への非難はそういうものに対してではないでしょうか。
それによって人殺しをはじめるなんていうのは最悪です。

神は全ての存在の源と考えると唯一ですが、その表現の仕方はたくさんあって当然ですね。
説かれた時代や説いた人間によって表現は変わるでしょうし、
自分の肌に合うものが人それぞれ違うのも自然なことだと思います。
どんな宗教を信じようと、表面的なものに惑わされず、本質をつかんでほしいですね。
なあんて僕も、偉そうなことは言えないかもしれませんが(笑)。
偏りのない目は持っていたいと思います。
[2001年12月10日 19時24分46秒]

お名前: アラム   
りゅうじんさん、こんにちは。

梅原猛さんが一神教について批判して
「一神教は自らを神の選民と考え、その神を崇めない者を徹底的に憎み、
 絶滅させることさえ 神自らが命じているかのように見える」
と書いたそうです。

「一神教」と言われますが、本当の一神教ではないように思います。

「一神教」というものには二種類のものがあるのではないでしょうか?

一つは、ある一つの神だけを信仰の対象として、他のものは全ていけないというものです。
これが、ユダヤ教、イスラム、浄土真宗(阿弥陀教といってよいと思います)などです。
これらは確かにその一神を信仰し、それ以外のものは認めないという傾向があります。
その他のものを信仰している者に対しては厳しい差別とも思われる態度をとります。

もう一つは、根源の神は唯一つ、全ての人間はその神によって創造されたとするものです。
これが、本当のキリスト教ですし、スピリチュアリズム、高橋信次さんの教えもそうです。
他の教えと思われるものであっても、全ての大元は同じ神から流れ出しているので、
違いを超えて、互いに愛し合うということを目指します。
現代の新宗教と呼ばれるものには、生長の家でも、幸福の科学でも、この要素があります。

梅原猛さんが批判した「一神教」には、
「信仰対象は一神、他のものは排除せよ」というものはありますが、
「根源の神は一神、全ての者は神の子であるから、互いに愛し合え」というものは
含まれていないように思われます。

「多神教」とされるヒンドゥー教でも、「神はどれだけいるのか?」という問いかけに
最初は万というように答えていたが、最後には「ただ一神なり」という答えがされた
という話があります。

ゾロアスター教にしても、キリスト教にしても、イスラムにしても、
天使や聖霊は認めていますから、これらも「神」とすれば、多神教になります。

また、「神から分かれた生命」や「神の教えを体現した人」を「神」としても、
多神教になります。

「自分たちの信仰する神こそ唯一であり、その啓示は絶対」
とすることに問題があるでしょう。

「自分たちの信仰しているものを信仰していないものは異人である」という考え方には
恐ろしいものがあります。
「異人であるから殺しても構わない」ということにもなります。

これは、多神教であっても危険な考え方です。

不殺生を旗印としているはずのジャイナ教がブッダの弟子を陥れ、殺害したということも
あったようです。

生物の尊重を教えとしている一神教であるゾロアスター教が
キリスト教を迫害し、マニの殺害を行えたのもこのためでしょう。

仏教では「悟っていない者、仏法を誹謗する者は殺害しても構わない」
というような考えが出てくることにもなりました。
大乗経典の「涅槃経」などにこの危険な芽があるらしいです。
オウム教がこの教えを引き継いでいました。
日蓮もこの要素があったようです。

「同じ神を信じ、同じ教えを信じるものは隣人である」という教えは、
民族が別であっても、同じ信仰によって結ばれることを可能にしました。

しかし、「根源の神は同じであって、全ての人は兄弟姉妹である」
「それぞれの教えは説かれ方が違うだけ」という教えでなくては
戦争はなくならないと思います。

梅原猛さんは
「一神教で今後の人類がやっていけるかどうかを厳しく問わねばならない」
と述べようとしたようですが、
今、問題となっているのは「排他的一神教」であって、「一神教」ではないと思います。

互いに争う「排他的一神教」を信じている人達は、その行為によって、
「自分達の信じている神は真実の一神ではない」と証明しているようなものです。

自分たちの教えと違うものを認めないような神は「全てのものの根源なる一神」
とは認めることはできないでしょう。
[2001年12月9日 19時43分44秒]

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