この博物館は、二十一世紀に向けた新しいタイプの自然博物館として平成六年にオープン、毎年五十万人もの来館者がいます。 茨城県自然博物館の特徴は大きく分けて三つあります。第一は、関東の原風景とも言うべき雑木林・谷津田・沼を合わせ持つ16.4ヘクタールに及ぶ広大な敷地です。この豊かな自然環境は、そのまま、本館で学んだ知識を体験できるまたとない自然学習の場となっています。 二番目は、宇宙・地球・自然・生命・環境の五つのテーマを互いに関連付け、パノラマのように展開するストーリー性のある本館展示です。皆さんは、順路に沿って進みながら、いつの間にか地球46億年の歴史をひもといている自分を発見する事でしょう。 第三は、ミュージアムパークと名前がついております様に、おとなからこどもまで、“いつでも・どこでも・誰でも・自由意志で学べる”と言う生涯学習時代にふさわしく、公園の様に気軽で楽しい雰囲気にあふれ、地域のコミュニティセンターとして機能していることです。