上平良のはんや
上平良の大歳神社前にある灰小屋で「はんや、くぐし小屋」とも言われており、かってはあちらこちらで見られたが現在ではその数は少なくなってきている。三方を石積みや赤土の壁で囲み土天井を設けて藁葺きの屋根であった。 冬になると山の柴(山野の小さな雑木)を刈ってこれを燃やして焼き灰を作ったり、土をかぶせて焼き土を作って麦畑に撒いて自給肥料としていた。灰作りをしない時は藁や薪、その他農具などを置いていた。 この灰小屋は平成13年に起った芸予地震で倒壊した。 廿日市の民家 はつかいち点描
この灰小屋は平成13年に起った芸予地震で倒壊した。