栗栖川発電所
| 佐伯地区点描 | 廿日市の近代化遺産 |
栗栖集落を外れた小瀬川沿いにある中国電力の発電所で、小瀬川(第1取水口1.0立方メートル/S)と支流の中道川(第2取水口0.65立方メートル/S)、支流の悪谷川(第3取水口0.19方メートル/S)の水を取水(全取水量1.84立方メートル/S)して落差196.97mで発電している。
この発電所は中国電力の前身広島電気が昭和6年(1931)3月に着工、翌年(1932)10月竣功、11月に運転開始したもので、これにより県西部地域の近代化に果たした役割は大であったものとみられる。
この発電所に関連して小瀬川の上流には飯の山貯水池が昭和6年(1931)に設置されている。
現在の発電量は2500kWである。
(水利使用標識・広島電気沿革史)
・栗栖川発電所からの送電線(栗栖線)コンクリート電柱について