小規模発電所―吉和発電所
 吉和集落を外れた立野キャンプ場入口にある佐伯中央農業協同組合の小規模発電所で、大田川の水を取水(取水量1.33立方メートル/S)して発電している。(水利使用標識)
 この発電所は昭和27年(1952)の「農山漁村電気導入促進法」にもとづいて設置されたもので、電気が十分に供給されていなかった農村部に大田川の水資源を活かして電気の供給を目的に設置されたものである。
 これにより農村部の生産力の増大と生活文化の向上が図られたのである。

| 吉和地区点描 | 廿日市の近代化遺産 |