津田八幡神社の三十六歌仙額
 津田にある神社で、拝殿には三十六歌仙額が31面掲額されている。これらの三十六歌仙額は文久2年(1862)に奉納されたものであるが、誰が描いたものかは定かでない。
 以前の拝殿は吹きさらしであったため退色、剥離が進んでいるが、当時の色彩を伺うことができる。
 現在の拝殿は壁が設けてあるので、劣化の進行は鈍化するものと思われる。これら31面の歌人は確認することができ、5面が失われている。
三條院女蔵人左近 源順 藤原仲文 中納言兼輔
斉宮女御 藤原敏行 藤原清正 坂上是則
| さいき地区点描 |