下平良で見た「ノウ」
  昔にはこのような「ノウ」は各地で見られたものであるが、現在では全くみることは出来ない。稲藁は牛馬の飼料や駄屋の敷き藁、屋根葺きに使用しており、「ノウ」は秋の稲扱ぎが終わって稲藁を保管するために田畑の隅などに造っていたものである。
  写真のものは屋根藁より下の部分の高さが1m位であるが、当時は高さ2m位のものが多かった。ところによっては中心に丸太を通す場合もみられたが、私の親たちが造っていたものには軸丸太はなかった。(写真 平成14年12月3日 下平良にて)
はつかいち点描