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タイトル Re: 感想>「新世界より」貴志祐介
投稿日: 2013/06/08(Sat) 15:43
投稿者スーパーコピー時計
参照先http://www.jpproshop.com/

> 「新世界より」(上・下)(貴志祐介)
>
> データ:
>  出版社:講談社
>  出版日:08.1.23
>  価 格:各\1,900
>   ISBN :978-4-06-214323-3(上)
>      978-4-06-214324-0(下)
>
> 内容:
>  ここは汚れなき理想郷のはずだった。
>  1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
>  著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!
>
>  子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のど
> かに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
>  いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪
> 夢が襲いかかる!
> (上巻帯より)
>
>  見せかけの平和がいま崩れる。
>  人類が手にしたのは、神の力か、悪魔の力か。
>  空前絶後のエンターテインメント、ついに佳境!
>
>  八丁標の外に出てはいけない――悪鬼と業魔から町を守るために、大人たちが作
> った忌まわしい伝説。いま伝説が、「実体」となって町に迫る。
>  新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険
> に身を投じる。
> (下巻帯より)
>
>
> 感想:
>  「硝子のハンマー」から約3年半ぶりの新作ですが、前回の本格ミステリと打っ
> て変わって今度は本格SF大作です。
>  エンタテインメントとして力作と思います。これって、カレル・チャペック「山
> 椒魚戦争」がモチーフ?と思わせるような展開があるのですが、あまり近代資本主
> 義における労働者への抑圧が云々かんぬん、ということを主張したいというわけで
> もないと思います。異世界における文明の興亡をエンタテインメントに仕立てた話
> として、楽しんで読むのが正しいかと。後から思い返してみると、細かい部分で筋
> が通っていないように感じるところも多々あるのですが、スピーディな展開と、あ
> の手この手の大アクションに誤魔化されて(笑)、それほど気にはなりませんでし
> た。
>  あ、あと特殊超力の使用法に一定のルールがあって、その範囲での息詰まる知力
> 戦という意味では「デスノート」(大場つぐみ/小畑健)にも影響を受けているの
> かも(貴志祐介はどこかの大学の講演で、デスノートにハマっているというような
> ことを言っていたらしい)。
>
>  その他とりとめのない感想としては、PKがあまりに万能的すぎないか? とか、
> 最後の方の野狐丸とのやりとりは、ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」を
> 思い出させるなあ、とかそんな感じです。やっぱ貴志祐介は面白い。もっとペース
> 早く新刊出して欲しい。
 その他とりとめのない感想としては、PKがあまりに万能的すぎないか? とか、
最後の方の野狐丸とのやりとりは、ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」を
思い出させるなあ、とかそんな感じです。やっぱ貴志祐介は面白い。もっとペース
早く新刊出して欲しい。


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