タイトル | : 感想>「イメージの森のなかへ」2 |
記事No | : 1282 |
投稿日 | : 2008/04/21(Mon) 10:43 |
投稿者 | : くれい爺 <
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「イメージの森のなかへ」 「レオナルドの謎」 「ルソーの夢」
この2冊も面白い。 「ダ・ヴィンチ・コード」でレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」について書かれたことについて、小生は「これまでいったい何を見ていたのだろう」と書いた。 この「イメージの森のなかへ/レオナルドの謎」もダ・ヴィンチ作品のさまざまな謎について書かれているが、その解答は書いていないのだ。 ここに、この本の面白さがある。 ダ・ヴィンチほどの画家なら、さまざまに研究され、その謎への一応の解答もあるはずだろう。 たぶん解説書を紐解けば得られるはずだ。 だが、この本はその解答を重要視していない。 つまりは、ダ・ヴィンチの絵を見て、何に、どこに疑問を持つか、を重要視しているのだ。 そこに見るもののイメージの森のなかに誘う感性があるからだ。
風景画が好きな小生はルソーの絵はよくわからなかったし、好きな絵ともいいがたい。 が、この「イメージの森のなかへ/ルソーの夢」はそれらの作品の前に「夢」という標識を立てた。 するとそれらの作品たちが、いかにも魅力的に見えてくる。 「夢」というものへのイメージに、なんとぴったりとくる絵なんだろうと。
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