タイトル | : 感想>「イメージの森のなかへ」 |
記事No | : 1280 |
投稿日 | : 2008/04/04(Fri) 09:45 |
投稿者 | : くれい爺 <
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「イメージの森のなかへ」 『ゴッホの魂』 『フェルメールの秘密』
絵を描かせるとみみずがのたうったような絵しか描けない小生だが、絵を見るのは大好きだ。 特に風景画が好きで、以前にVANの「エンタテインメント交差点」で書いたこともあったが、子供のころ、行きつけの理容店の鏡の上に掛かっていたオランダの風景画、中央に小さな川、そこに架かった橋、その上を行く藁を積んだ荷馬車、右手に広がる田畑、左手には荷馬車の農夫が帰る農家、小さな庭には鶏、が今でも目に浮かぶ。 画家ではゴッホ、フェルメールが好きで、またライスダールなどのオランダの風景画家が好きだ。 ただ、部屋に掛かっている絵は中島潔、原田泰治、平凡なんかであるが(もちろん複製)。 さて、この「イメージの森のなかへ」であるが、まずページを開いてみて驚くのは字の大きさである。 一見、子供向けの絵画鑑賞の入門書のようにも思えたが、そうではなかった。 もちろん子供(小学生の高学年くらいなら)でも読めるし、入門書としても読めるのだが。 ただ本質は、絵画の鑑賞に多くの言葉はいらないと言っているようだ。 最低限の、そう絵画鑑賞の道案内としては標識さえあればいいというような。 多くは語らず、見る人のイメージを大切にする。 一期として、他に「レオナルドの謎」と「ルソーの夢」が発行されているが、こちらも読んでみたい。 絵を見るのが好きな人にはお勧めのシリーズである。
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