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タイトル感想>「御宿かわせみ十閻魔まいり・十一二十六夜待の殺人」
記事No1272
投稿日: 2008/02/14(Thu) 19:25
投稿者くれい爺 < >
「御宿かわせみ十 閻魔まいり」
「御宿かわせみ十一 二十六夜待の殺人」
   平岩 弓枝

「御宿かわせみ九 一両二分の女」の感想のときに、寝床本にはこの「御宿かわせみ」シリーズがぴったりと書いた。
寝床で読むということで、むらむらっとくるようなシーンも時にはほしいというようなことも書いたと思う。
さて、その「御宿かわせみ」シリーズも十巻目になって、畝源三郎も嫁をもらうことになる。
で、二人はかわえみの一室で初夜を過ごすことになるのだが、東吾がるいに言う。
「おれたちも負けちゃいられないな」
こういうのがいいね。
まあ、これでむらむらっとくるわけじゃないけど、このあと東吾とるいも頑張ったんだな、と連想させるところでとどめているところがいい。
でも、こちらも負けちゃいられねえな、とはいかないけど。

この後、平岩弓枝の「西遊記」を読むつもり。
女性の年齢をいうのは失礼かもしれないが、彼女ももう75歳。
とは思えない矍鑠さ。