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タイトル感想>「赤の組曲」
記事No1269
投稿日: 2008/02/09(Sat) 11:04
投稿者くれい爺 < >
「赤の組曲」
  土屋 隆夫

土屋隆夫の作品を「妻に捧げる犯罪」「影の告発」「危険な童話」「針の誘い」と読んできて、この「赤の組曲」である。
忘れっぽくなった今日この頃、以前に読んだ作品の細かなところはすでに忘れてしまっているが、土屋作品の特徴的なものはわかったと思う。
最も記憶に残っているのは「危険な童話」だ。
「危険な童話」の感想でも書いたが、あの残酷さは理解できないし、忘れられない。
事件そのものでなくて、わが子をアリバイの道具にしたことに対して。
一応、この「赤の組曲」をもって土屋作品を卒業したいと思っている。
次は都筑道夫作品を考えている。