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タイトル感想>インシテミル
記事No1266
投稿日: 2008/02/01(Fri) 01:21
投稿者yobata
 題名:インシテミル
 著者:米澤穂信
 出版社:文芸春秋r> 価格:1680円

 このミス2008の10位、文春ベストの7位の
作品。
 設定に相当ムリがあるので、純粋に推理ゲームを、あるい
は話しの展開を楽しむミステリです。
 それなりに面白く読みまし
たが、登場人物が多すぎたのか、与えられた凶器と登場人物が一致せず
、謎解きにひざを打つ、ていうところまで行きませんでした。結構穴も
多い作品でした。

 以下、ネタばれです...


 犯
人は10億円必要、という設定でしたが、求人雑誌に載っていた時給は
11万円だったはず。ということは、暗鬼館に来てボーナスの条件を聞
いてから、いくつかの条件を満たせば10億円に届くことを知り、誰か
を殺そうと考えた...ということになるのかな?何だかなぁ。そういう
人物を集めた、ってことなんだろうけど、やはり設定にムリがあるな..
.