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タイトルλ(ラムダ)に歯がない 森博嗣
記事No1113
投稿日: 2006/09/08(Fri) 02:08
投稿者EGG
G(ギリシャ文字)シリーズ 5作目です。
久しぶりに犀川・萌絵が読めて嬉しい。
ミステリとしては種明かしされた爽快感がないのでペケですが、
萌絵さんの思考が、人間的になって来ていながら同時に犀川化もしているという超絶度がよい感じです。

以前評論家の人がどこかで書いていた[真賀田四季=****]説
(ごめん書かない)を、わたしは「うそだろ!」と一蹴していましたが、四季シリーズ『冬』に続き、今回の犀川せんせーのあるお言葉で、それが俄然信憑性を増してきました。
いやはや恐ろしいことを皆さんお考えになる。

このシリーズ ギリシャ文字をコードネームにしたさまざまなネット上の陰謀、犯罪、??に、どうやら真賀田博士が何らかの形で絡んでおり、でもおそらく10冊目になってもその全貌は明らかにならないだろうと思われます。つまりとてもストレスのたまるシリーズです。
それでも読んでしまうのは、萌絵さんに会いたいのが半分、森さんにびっくりさせられたい気持ちが半分、というところでしょう。(Mだな。)