タイトル | : 漫画>「王道の狗」 |
記事No | : 1083 |
投稿日 | : 2006/07/10(Mon) 13:12 |
投稿者 | : くれい爺 <
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「王道の狗」 安彦 良和
安彦良和が漫画を描いていたなんてまったく知らなかった。 「機動戦士ガンダム」は第1作、いわゆるファーストガンダムしか認めない戦中派の小生にとって安彦良和というのは、そのキャラクターデザインを担当し、当時アニメ史上最高の美少女といわれたセイラ・マス、アルテイシア・ソム・ダイクンを創造したアニメーターとして残り続ける。 その安彦良和が漫画、それも日本の明治期を舞台にした歴史漫画を描いているなんて。 ストーリーもしっかりしていて面白いし、よく歴史的な出来事を調べてある。 司馬遼太郎が小説を通して司馬史観というものを表現したように、ここには安彦良和の史観というものが表現されているし、それは漫画というメディアもそういうものを発信できるということの表れでもある。 全4巻が白泉社から発行されているが、こういう作品を再刊したことは評価に値しよう。 第4巻に載せられたあとがきは一読の価値有る漫画論でもある。
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