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タイトル感想>凶笑面
記事No1027
投稿日: 2006/02/26(Sun) 23:27
投稿者あっちゃん
書名    凶笑面
著者名   北森鴻
発行年   2003.2
発行所   新潮社(文庫)
ISBN  4-10-120721-6
シリーズ  蓮丈那智フィールドファイル 1

 感想
北森は以前から読みたかった作家だったがアンソロジー以外では
初めて読んだ。特に北森作品の中でも民俗学ミステリ−と言う僕
にはぴったりの作品だったがなるほどおもしろかった。手法的に
は高田崇のQEDシリーズと似ているがQEDシリーズよりもミ
ステリーとしてはすっきりしている。本書の冒頭で著者は「諸星
大二郎先生の「妖怪ハンター」に捧ぐ」と献呈の辞を書いてある
が実はずっと星野之宣の「宗像教授伝奇考」シリーズを読んでい
るのだが本書のテイストと共通するものもあり興味深い。