不謹慎エッセイ


 01年3月19日付

 え、恥を申しますが私の情報伝達の速度はステゴザウルス並に遅くて、情報を得てから自分なりの考えを導き出すのにたいてい何ヶ月もかかります。現代社会で生活するには少々鈍すぎますね。並よりは上の直感とひらめき(注1)(自覚有)でその遅さを何とかカバーしてきましたので、いまだに自分の役割が見つかりません。全く困ったものです。
 という訳で一ヶ月以上も旬を外した不謹慎話をひとつ。
 米原潜グリーンヒルが実習船えひめ丸を相手に仕掛けた衝角戦(注2)はおおむね成功に終わり、えひめ丸は沈みましたが、操舵を素人にやらせたせいで下手なぶつけ方をしてしまいましたね。外殻にあんなに傷が付いたら潜行する事なんかできないですよ。まあ、誰がやっても傷が残らないぐらいの強度が無ければ潜水艦による衝角戦はやってはいけないって事ですね。それが判っただけでも米海軍にとっては収穫でした。次の船体開発に期待です。
 世界最強の軍隊は何をやっても許されるんですよね。それが民主主義(注3)なんでしょうね。アメリカさん?

(注1) 霊感と言った方がより正確かも。
     自分の意識しない所で素早く動いた思考回路が導き出すものも直感と言えなくもないから。
     実は鈍くなんか無いのかも知れないが・・・。どう思います。
(注2) ラム戦と読む。但し、電撃を使う訳ではない。
     第一次大戦以前、主に帆船時代の戦法で、堅く尖らせた艦首(喫水線より下が普通)で体当たりをかけて敵艦を沈める。
     軍隊と言うより海賊向きのやり方です。キャプテンハーロックもやってました。
(注3) もちろん
アメリカのです。カラードの国なんか知ったこっちゃ無いんでしょうね。
     そういう国が世界の警察を名乗るなんざ悪い冗談ですが、他にマシな国がないっていう現実の方が悪い冗談ですね。


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