2010年

5月11日 (火)  

新感線☆RX
薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive
at 梅田芸術劇場メインホール

 実はこの日が3度目の観劇。先月末の1回目の観劇でははっきり見つけられなかった ケンケンこと斎藤健二さんをですね、2回目の観劇(5月8日)では双眼鏡という秘密 兵器(爆)でもって、ある程度見つけられましたので、今日の3回目ではもう分かる限 りガン見でございます。そして同時に、初日にgetしましたLIVEアルバムを追いなが ら、ここではケンケンの登場シーンを、自分の記憶の限りではありますが、記録して おこうではないか、と。あ、3回観て分かった日替わりネタとかも、記憶の限り…。

 まずは、天海姐さん演じるアンヌ率いるトルネード一家と、じゅんさん演じるバル バ・ネグロ一派の、海賊どうしの戦いから。ケンケンは、ブログでも写真が出てたド レッドまみれの海賊で、バルバ側。一時は優勢になるバルバ側、この時はもう、相手 の首根っこに剣をあてがって、まあニヤリニヤリのいやらしいヤツ!!でも、一転アン ヌ側が優勢になると、すっ飛ばされて壁際に座り込んで囲まれちゃって、見事な怯え 顔!!そしてはけていきます。
 次に、アンヌを囲んでの酒場のシーン。実はこの日の新太さん、少しお疲れ気味?? まあ、公演期間最後のマチソワのソワレだから、ってのもあっただろうけれど、セリ フの出が少し遅く感じる部分も。1ヶ所だけ噛んだし。で、メタルさん演じるデカー ルが登場するんだけど、語尾の「にゃあ」は、んー、あんまりウケなかったよね、大 阪では。っつか、東京ではどうだったんだろう。メタルさんのイチバンの見せ場は、 こんな感じで終わっちゃった気がする…。そして、ケンケンはコルドニア兵としてい ちばん前で銃を構え、店の客達をけん制する役割も、がっつり。最初に飛び込んでき て、最後にくるっと回って出て行く人、だったな。
 あ、五右衛門と太郎ちゃん演じるデス公のシーン、くるくる回る五右衛門、今日は 本気でふらっふらになってる気がしたよ、新太さん。
 ここ、自分、大好きなシーンのひとつなんだけど、みさるさん演じるエリザベッタ にアンヌが言う「何故歌う?」は、微妙な、ごくごく微妙な部分で、その日によって 違ってたような気がする。あ、その前のシーンで、みさるさんは本当にお菓子か何か をもぐもぐ食べてたんだろか??リアルだったからなぁ。それと、粟根さん演じるガ ファスの「さらにドーン!!!」は、お気に入りザンス。
 そして、藤木さん演じるラーカム大宰相をたたえる歌、ケンケンは舞台に向かって 左側から貴族を案内するように出てくるコルドニア兵で、ずっとこちら側を向いて、 ずっと立ってた。もちろん、兵として、直立不動。でも、歌は共に歌い、首を大いに 揺らして大きな拍手も。そういう意味では、舞台右奥で立っていた同じくコルドニア 兵の桃さんの方が、何かしらのリアクションや動きがあった気がするなあ。そして、 さーや演じるポニーの婿選びの集いが終われば、また貴族達を案内するようにはけて いきました。
 バルバからの宝箱を、大宰相の部屋に運び込むシーン、ここでは先頭の宝箱の後ろ 側を持ってケンケン出てきます。真ん中の箱から出てくるバルバですがね、この日は …タメにタメまくって「…びわこお〜ん〜せぇぇぇん〜、ホテルこぉぉぉうよぉぉ ♪」と来ましたよ、ハイ。えっと、初日と5/8は「っありっまひょうえの、こぉう よぉうかっくへ〜♪」だったんですけどね。っつか、いずれのネタも、関西人やない とウケへんネタですわな。東京公演では、聞くところによると、温泉ネタではあった らしいんですが、さすがに温泉旅館のコマーシャルソングではございませんでした よーで。んでまた、この時のケンケンの、驚きっぷりやニヤケっぷりや、いろんな表 情がいちいち丁寧に芝居していて、面白かったですわ。あ、最後はひょいっと宝箱を 1人で抱えて運んでいきましたけどね。っつか、いちいちにいにいさんさん、セリフ 言うのにタメ過ぎですて、じゅんさん!!!
 「ここが女王の教室です!!」ってエリザベッタが叫び、その昔、天海姐さんが主演 したドラマ「女王の教室」に気付いた人には、ウケてたけど。この日は「さ、始めま すよ。」って、ちょっとぶっきらぼうに言うエリザベッタだったんだけど、東京公演 収録のライヴCDとはちょっとニュアンスが違ったわ。でも、この“貴婦人になるため の10ヵ条”って歌は、なんだか好きなんだぁ。…あれ??みさるさんがメインで歌う シーンが、あたし好き、ってこと??でも、さーやが1人で歌う歌も、なんだか好き よ。このシーンでのマリオネットを演ってる女性ダンサーさん2人、すごいです。そ のあと、五右衛門と出会うんだけど、ここでポニーの口に放り込まれる“マンジュ ウ”は、ホンモノじゃないね。ま、それが普通だわね。そして、バルバと歌うシーン もステキでしたわよ。“まじオトメなんだもぉ〜ん”は、キャイーンのポーズでした な。変態仮面の五右衛門もナイスキャラってことで…。
 はい次、浦井くん演じるシャルル王子と河野さん演じるピエールが山賊に襲われる シーン、ケンケンは山賊ですよ。帽子を深くかぶり、鼻から下をすっぽり覆うヒゲを たくわえ。だってメイクはコルドニア兵のまんまだもん。短剣を持ってたのかなあ。 1回目2回目の観劇の時に、唯一のアクロバット的アクションとして、舞台奥側で両側 からバック転で横切っていく2人がいたんだけれども、それがケンケンだとは2回とも 確認できなくて、今度こそと思って双眼鏡を構えてたんだけれど、また確認できず …。というか、ケンケンじゃなかった??むしろ、バック転自体がなかった???
 そして、舞踏会、やっぱりまたケンケンは、舞台に向かって左側でずっと立ってい る兵。実は右側の端っこで、川原さん演じるエスパーダが、護衛係りとしてインカム をつけて何らかの指示をどこかに出している、という小芝居を、ずーーーっとしてま してね。時折ラーカムや右近さん演じるゴンザンスに声かけてみたりね。あ、後ろの 映像、“鳥肌〜”ってアンヌが歌うとフライドチキンになっちゃうのは、ベタながら も面白かったですわ。
 庭でモンゴエ伯爵な五右衛門が、噴水の小便小僧の水で顔洗ったりするのも面白 かったね。まさに映像との融合。映像の使い方、面白かったよね。舞台装置をあれこ れとっかえひっかえするんじゃなく、映像で空間を作り変えていくっていうのは、さ すがだと思ったなあ。あ、ここでモンゴエ伯爵が帰ろうとする場面、1回目2回目は覚 えてないんだけど、この日は「ジャンプ買ってこよ。」でしたわ。…火曜日やのにな あ(爆)

 さて第二幕。の前に、始まる直前、冠くん演じるカンテのアニキ(メジャー志向ら しい)が客席を煽りながら通っていくんですがね。見事にカラフルな髪形になってる もんで、入り待ち出待ちで冠くんに気付く人って少なかったんじゃないかなあ。オイ ラはSo What?の頃から知ってるから分かったけど(でも声はかけられず…)。
 二幕のケンケンはもうずっと、コルドニア兵、赤い軍服姿のまま。  あ、この日は、ゴンザンスが思いっきり足を滑らせて、すってーーーん!!!って転 んじゃうハプニングが!!いったい何が起きたのやら??!!って感じでしたよ、舞台上も 客席も。爆笑の渦が起きたことは確かなんですがね、右近さん、かなり痛かったん じゃないかなあ、と。
 海賊同盟のアジトに入り込む、聖子さん演じるマローネと前田さん演じるソルダー ドなんだけど、いつの間に紛れ込んだのか見極めようと思ってたのに、やっぱり気付 かない間に入り込んでた。うむむ、してやられた。いやしかし、川原さんの殺陣は美 しい舞のようで、前田さんの殺陣はしっかりした形式美を見るようで、2人の殺陣の 違いってのがこう並んで見れるとよく分かりますな。2人ともすげえカッコイイんだ けど、カッコ良さがそれぞれ違ってたりするんだなあ。
 連合軍VS海賊同盟の戦いでは、もちろん連合軍のケンケン、第一手に斬りかかって いく役割が多いんだよね。じゅんさんとも新太さんとも天海姐さんとも、直接やりあ うシーンが何度もあって。客席側のいちばん前で止まる、ってことも多くて。ホン ト、見せ場的なものが多かった。川原さんにも前田さんにも田尻社長にも信頼されて るんだな、って感じたよ、ホント。
 そして、負傷兵達が運び込まれて治療してもらう場面、ケンケンは舞台向かって真 ん中の左側のベッドに横たわる兵。看護婦さんに、足を上にあげてもらったり、汗を 拭いてもらったり、くるくると包帯を巻いてもらったり。シャルルにマスタードを塗 られて悲鳴を上げる兵を見る驚きの表情も、見事でしたよ。その後はずっと、ベッド に横たわったままなんだけど、その時なのかな、大楽の時に隣のベッドでギターを爪 弾く岡崎さんと目が合ったっていうのは。というか、いつの間に負傷兵に紛れて岡崎 さんが降りてきてたのかを見極めるのも、またできず…。ちなみにこの時の桃さん は、舞台向かって右から2番目辺りのベッドで、エリザベッタに包帯を巻いてもらっ たりしてましたな。
 んで、カンテがスパイ容疑でデカールに捕まっちゃうんだけど、「やっと就職でき たのにー!!」って嘆く姿が、なんとも、また。
 アンヌとシャルルが歌い上げる「I Will Sing」も大好きな歌のひとつ。それが さ、五右衛門が変装してたってわかるじゃん、そしたら2回目以降は、浦井くんが 歌ってるのに新太さんが歌ってるような錯覚を覚えてしまうという、大変困った状況 に1人で陥ってました、あああ。で、エリザベッタを捕まえ押さえつける兵で、みさ るさんの右腕を掴んでいたのが、ケンケン。五右衛門が仲間を呼ぶ指笛を吹いた時の 怯えっぷりも、また見事。五右衛門が倒れたら、ざまあみろ顔になるのも見事。そし て、アンヌを取り押さえる兵もケンケンで、また天海姐さんの右腕をケンケンが。
 そして“アディオス あばよ!”と歌うアンヌが、凛々しくもかっこよく美しくも 悲しく…。
 はりつけのシーン。ケンケンは、桃さんと並んで、舞台向かって左側、アンヌの右 横で。表情がねえ、淡々としているようで、いちいち熱さもあって。スペインのコス カーリャ司教は武田さん、相変わらず老け役が似合う!!似合いすぎる!!!ゴンザンス に「そこのキミ!!斧の持ち方がなってないザンス!!」って言われて、ひょえええって なってたのは、矢部ちゃんね。んで、海賊達との最後の戦い。ここでのケンケンは、 何故かずーっと、冠カンテと両手を突き合わしてあーでもないこーでもないと左右に 揺れながら押し合ってましたわよ。何かそこにミュージシャンとして通い合うものが あったのかしらん、なんて、勝手な推測なんぞしてみたりして。
 馬の被り物の中から出てくる、ギンギラギンの五右衛門と、キンキラキンのアン ヌ。脱ぎ捨てた被り物は、ちゃんと自分達で舞台奥へとひっぱって運んでおくんだけ ども、立ち回りの後、川原さんと前田さんが、ごろごろと舞台端に転がりながら馬の 抜け殻を連れてはけていく姿も、また、もう。ここでマローネはお尻に仕込んでおい た弾着を発砲して、人参を突き刺されてしまうわけですが、その辺が思いっきり“☆ 新感線らしさ”を表現した、バカっぷりだったのではと思うわけです。
 で、エリザベッタがガファスに強烈パンチを食らわせ黒子ちゃん達に連れ去ってい ただきまして、押忍!!!ってやってるのがやたら可愛かったりするんです。んで、 「エンディングの邪魔になりますよ。」なんて言ってシャルルとデスペラード豹之進 とバルバと4人が、まるで歌舞伎のように「よぉーっ。」と声をかけながらはけて いったりなんかして。
 向こうから赤いドレスのアンヌが走ってくる、っていうのを映像で見せておいて、 横からアンヌが登場するのが、とっても自然で見事だったわ。タイミングがばっちり なんだよね。ホント。あ、バルバのミニドレス、このエンディングでは白だかシル バーだか、さかのぼってラーカム達を追い詰めてくシーンではオレンジ、さらにさか のぼってアジトではピンク色でした♪

 最後のご挨拶の時は、でも、じゅんさんはいっちばん最初の海賊バルバの衣装で登 場でしたわよ。逆木さんは、自分が観た3回は3回とも海賊の長老オスクラ・メンテの 衣装だったんだけど、大楽ではドッカーノ伯爵の衣装だったらしいよ。ソッコーでエ スパーダに刺されちゃう役だったもんねぇ。そしてケンケンは、桃さんたちと並んで 出てきて、右端におりました。名前も出て、嬉しかったね。そして「薔薇とサムライ 〜リプライズ」に合わせて、両腕の拳を振り上げておりました。…あたしもね。

 かくして、薔薇サムな日々は過ぎていきました。夢のような祭の時間。複数回観て 分かったのは、決して“計算され尽くした”舞台ではない、ということ。逆木さんの 大楽前日のブログに“座長いのうえさんは、昨日もメモ片手に楽屋をまわり、細かく ダメだし、変更を指示していました。”とあったから、いのうえさんの頭の中で出来 上がったものなのか、それとも役者さんたちに自由度が与えられたものなのかは分か らないけれど、でも、日々動き変わりしながら回してく舞台、という長丁場を乗り越 えていくすごさみたいなものを、改めて感じたりしたのでした。
 本っ当に長々と、長々とお疲れ様でしたーーーっ!!!!!

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