その2(1999/8/5)


前回に続き、またまたユーザー車検を受けてきました。今回は前回の車検の後、ブレーキマスター、ブレーキライン、マフラー等、改造をしたのでちょっと心配でした。


ユーザー車検の流れ(例:埼玉県で受ける場合)

車検の予約 テレホンサービス
24時間自動受付
関東運輸局大宮陸運支局 048-624-7117 埼玉の場合これらに電話してユーザー車検の予約をする。
電話のガイド通りに、検査希望日、希望時間、検査台数を入力し、
自分の覚えやすい4桁の暗証番号を入力する。
予約番号が告げられるので、それをメモしておく。
関東運輸局所沢陸運支局 042-996-2323
関東運輸局熊谷陸運支局 048-533-8866
準備 自賠責保険 次回の車検までをカバー(24ヶ月)する自賠責保険に入る。\22,900-
整備 車検を問題なくパスできるようにバイクの整備をする
予備検査 陸運局の近くに民間業者がおこなってくれる事前の検査です。これは受けなくても大丈夫です。
車検 書類の購入・記入 継続検査申請書、自動車重量税納付書、自動車検査票、印紙を申請用紙販売所などで購入する。
記入は自分でしてもよいが、代書屋(1,000円前後)などで頼んだ方が確実である。
受付 予約時に告げられた予約番号と暗証番号を受付で告げ、書類を提出する
ライン・目視検査 ライン検査・目視検査とも指示通りにやればよい。
終了 検査が終了すると新しい車検証、ステッカーが交付され、自賠責保険の証書が返されます。これで車検は終了

それでは実際にやってみましょう。

車検前にしたこと
1.点検・修理 通常走行において、不具合があると思われる場所を点検、調整、修理してあげればほぼ問題ないと思います。
今回は、前回の車検時と比較するとチューニングした箇所が多いので、そこに問題がないかチェックしてみました。
ブレーキマスター・ライン、マフラーについては問題ないでしょう。延長スクリーンがちょっと心配
2.洗車 特に下回りとエンジンのオイル漏れのチェックをかねて隅々まできれいに洗いました。
これで検査官への印象が良くなるはずです。
3.自賠責保険 次回の車検までをカバー(24ヶ月)する自賠責保険に入る。\22,900-
4.車検の予約 24時間受付のテレホンサービスに電話し、電話のガイド通りに、検査希望日、希望時間、検査台数を入力し、
自分の覚えやすい4桁の暗証番号を入力する。予約番号が告げられるので、それをメモしておく。
今回は熊谷で予約しようと思ったが、すでにいっぱいのため、所沢に変更した。

検査場へ持っていくもの
1.バイク バイクは持っていきさえすれば、乗っていこうが、トラックなどに積んでいこうが構いません。
ただし、車検切れの場合は、仮ナンバーを取ってから乗っていきましょう
2.自動車検査証(1) いわゆる車検証です。
3.自動車税納税証明書(2) 車検を受ける前の5月までに納付した自動車税の納税証明書です。
4.自動車損害賠償責任保険書(3) 自賠責保険の証書です。現在有効の証書と次回の車検までをカバー(24ヶ月)する証書の両方が必要
5.定期点検整備記録簿(4) 車検前に整備したことを証明する書類。
これは規制緩和で車検後整備という事もできるので、無くても「後整備です」と告げれば大丈夫です。
ただし、車検後に本当に整備するかどうかはユーザーの自己責任なので、ちゃんと整備するようにして下さい。
6.印鑑 三文判で可。申請用紙に押すためのもの
7.A4のバインダー 書類を持ち歩いたり、検査官が見るときにまとめて渡せるのであると便利です。
8.筆記用具(ボールペン) 申請書類に書き込むためのものです。代書を頼む場合は必要ありません。

検査場ですること
1.書類を購入 継続検査申請書(5)、自動車重量税納付書(6)、自動車検査票(7)、印紙を申請用紙販売所などで購入する。このときに「2輪車のユーザー車検の用紙を下さい」と言うとまとめて出してくれます。それから、自動車税納税証明書も出すと自動車検査票に「納税済み」のハンコを押してくれます。
2.書類に記入 1で購入した書類に必要事項を記入し、申請用紙にハンコを押す。
代書屋さんで頼めば、1,000〜1,500円ぐらいで書いてくれるはずです。
3.受付 受付に(1)〜(7)の書類をまとめて出し、予約番号と暗証番号を言う。書類をチェックして返されたら検査ラインに並ぶ
4.車両の検査
  (検査ライン)
いよいよ本番です。検査場の中はノーヘルでOKです。私はトップケースに入れてバイクに乗り、検査ラインに並びました。まずはブレーキのチェック、ローラーの上にフロントタイヤを乗せフロントブレーキを思い切りかける。リアも同様にしてチェック。次に問題の光軸検査、これはハイビームにして3,000回転ぐらいをキープしてOKが出るのを待つ。これで検査ラインでの検査は終わり。場所によってはスピードメーターの検査も入るようです。所沢ではありませんでした。
5.車両の検査
  (検査官)
ラインから出ると次は検査官によるチェック。まず、検査官が前に立ちヘッドライト、左右のウィンカー、ホーンを指示通りに操作する。次は後ろにまわり左右のウィンカー、前後のブレーキをかけブレーキランプのチェック。そしてフレームナンバーをチェック。最後に前後のブレーキローター・ブレーキキャリパーなど足周りのネジをチェックハンマー(金槌の柄の長いようなもの)で叩いてガタツキ・緩みをチェック。
6.再び受付へ 検査官にハンコをもらい、受付へ書類を提出すると、自賠責の証書と点検整備記録簿が返され、新しい車検証とステッカーがもらえます。これでユーザー車検は終了です。

ユーザー車検にかかった費用
自動車損害賠償責任保険 \22,900-
継続審査申請料 \1,400-
自動車重量税 \5,000-
申請書(代書代込み) \1,500-
合計 \30,800-

やっぱりユーザー車検の魅力はこの値段でしょう。3万円ですから。余ったお金で自分で不安のあるところを整備しましょう。


Mail to Mr.Boo:mr_boo@msj.biglobe.ne.jp