(1997/8/6)


ついにユーザー車検を受けてきました。あまり役に立つかどうかわかりませんが、とりあえず手順をおって説明していきます。


車検前にしたこと
1.修理 とにかく私のテネレはボロボロだったので、何はなくとも整備をすることから始めました。
ユーザー車検ということで約3万円でできる、つまりバイク屋さんに頼むとこの倍はかかると考え、バイク屋さんに車検を頼んだつもりになって浮いたお金で壊れたところを修理しました。
修理は右フロントフォークインナーチューブの曲がり修正、ステアリングステムアンダーブラケットの交換、ステアリングヘッドベアリングの交換、リアブレーキパッド交換、左ヘッドライトレンズ交換、ハンドルグリップラバー交換をしました。以上でパーツ台、工賃込みで\53,990-でした。
ステアリングヘッドベアリングの交換はおすすめです。ステアリングの切れ方がスムースになります。
2.洗車 何はなくともまず洗車、特に下回りとエンジンのオイル漏れのチェックをかねて隅々まできれいに洗いました。これで検査官への印象が良くなったかな?
3.自賠責保険 次回の車検までをカバー(24ヶ月)する自賠責保険に入る。\22,900-
4.車検の予約 陸運局(自動車検査登録事務所)へ電話してユーザー車検の予約をする。受付は1週間前からできます。そのときに聞かれるのは検査希望日(○月○日)、希望時間(午前か午後)、登録番号(ナンバー)、使用者名(自分の名前)、受験者名(自分の名前、ユーザー車検なので本人)の5つです。この5つを言うと予約番号を言われるので忘れないようにしましょう。(忘れても大丈夫そうでしたが.....)

検査場へ持っていくもの
1.バイク もちろんバイクを持っていかなければお話になりません。(^^;;
2.自動車検査証(1) 車検証です。
3.自動車税納税証明書(2) 車検を受ける前の5月までに納付した自動車税の納税証明書です。
4.自動車損害賠償責任保険書(3) 自賠責保険の証書です。現在有効の証書と次回の車検までをカバー(24ヶ月)する証書の両方が必要
5.定期点検整備記録簿(4) 車検前に整備したことを証明する書類。これは無くても検査場近くの販売所で購入できます。
6.印鑑 三文判で可。申請用紙に押すためのもの
7.A4のバインダー 書類を持ち歩いたり、検査官が見るときにまとめて渡せるのであると便利

検査場ですること
1.書類を購入 継続検査申請書(5)、自動車重量税納付書(6)、自動車検査票(7)、印紙を申請用紙販売所などで購入する。このときに「2輪車のユーザー車検の用紙を下さい」と言うとまとめて出してくれます。それから、自動車税納税証明書も出すと自動車検査票に「納税済み」のハンコを押してくれます。
2.書類に記入 1で購入した書類に必要事項を記入し、申請用紙にハンコを押す。このとき注意しなければならないのが、自分の住所は現住所ではなく「車検証に記載されている住所」を記入すること。私は現住所を書いて怒られた。(^^;
3.受付 受付に(1)〜(7)の書類をまとめて出し、予約番号を言う。書類をチェックして返されたら検査ラインに並ぶ
4.車両の検査
  (検査ライン)
いよいよ本番です。検査場の中はノーヘルで大丈夫なので私は腕に引っかけた状態でバイクに乗り、検査ラインに並びました。まずはブレーキのチェック、ローラーの上にフロントタイヤを乗せフロントブレーキを思い切りかける。リアも同様にしてチェック。次に問題の光軸検査、これはハイビームにして3,000回転ぐらいをキープしてOKが出るのを待つ。これで検査ラインでの検査は終わり。場所によってはスピードメーターの検査も入るようです。
5.車両の検査
  (検査官)
ラインから出ると次は検査官によるチェック。まず、検査官が前に立ち左右のウィンカー、ホーンを指示通りに操作する。次は後ろにまわり左右のウィンカー、前後のブレーキをかけブレーキランプのチェック。そしてフレームナンバーをチェック。最後に前後のブレーキローター・ブレーキキャリパーなど足周りのネジを金槌の柄の長いようなもので叩いてガタツキ・緩みをチェック。
6.再び受付へ 検査官にハンコをもらい、受付へ書類を提出すると、自賠責の証書と点検整備記録簿が返され、新しい車検証とステッカーがもらえます。これでユーザー車検は終了です。

ユーザー車検にかかった費用
自動車損害賠償責任保険 \22,900-
継続審査申請料 \1,400-
自動車重量税 \5,000-
定期点検整備記録簿 \30-
申請書 \30-
合計 \29,360-
修理代
部品名 パーツナンバー 価格
ヘッドライトレンズ左 2RG-84320-E0 \6,050-
リアブレーキパッド 3LD-W0046-00 \5,650-
ハンドルグリップラバー左 1VJ-26241-00 \1,100-
ハンドルグリップラバー右 1VJ-26242-00 \1,100-
アンダーブラケット 3LD-23340-00 \13,900-
ステムアンダーベアリング - \2,450-
ステムアッパーベアリング - \2,000-
工賃 フロントの修正 \21,000-
合計 \51,420-

やっぱりユーザー車検の魅力はこの値段でしょう。3万円かからないですから。いろいろ修理しても約8万円!バイク屋さんに頼んだらこれじゃ済まない。


ユーザー車検を受けてみた感想

書類をそろえるのにあたふたしてしまったが、受付の人に聞いたら丁寧に教えてくれた。
ラインに並んでしまえば、検査はあっという間に終わってしまい、「えっ、もう終わり」という感じ。
こんな簡単なことなら、次回もユーザー車検でいこうと思う。


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