前から怪しかったクラッチがとうとう滑り出してしまいました。どうせ新しいクラッチプレートとフリクションプレートを入れるなら、同じエンジンの新型TDM850国内仕様の物にしてしまおうということで、新型TDM850国内仕様の物を入れました。交換は簡単なので自分でしました。写真も撮っておけば良かった。
パーツナンバー
パーツ名 | パーツナンバー | 価格 | 備考 |
プッシュロッド(クラッチレリーズ) | 3LD-1637A-01 | \1,700- | 形状改良品 |
クラッチプレート | 31A-16325-00 | \660- | 7枚必要 |
フリクションプレート | 4H7-16321-02 | \1,700- | 8枚必要 |
クラッチカバーガスケット | 4NX-15462-01 | \630- | TRX850用 |
クラッチレバー | 2H6-83912-00 | \780- | SR400/500用 |
交換は簡単です。エンジンオイルはサイドスタンドを使って停めておけばほとんど漏れないので、そのままでクラッチ交換が出来ます。
必要な工具も8mmと10mmのソケットレンチがあれば出来ます。
作業方法
1. | まずはクラッチカバーの8mmのボルトを全て外します。ボルトの長さは全て同じなので、混ざってしまっても問題ありません。 |
2. | プラスチックハンマー等でクラッチカバーをたたき、クラッチカバーを外します。 |
3. | 10mmのレンチを使ってクラッチスプリングを外します。 これでプレッシャープレートが外れ、クラッチプレート、フリクションプレート、プッシュロッドが取り出せます。 |
4. | 新品のプレートをフリクションプレート、クラッチプレートの順で交互に入れていきます。 このとき必ずエンジンオイルをたっぷりとプレートに塗布して組み込む。これをしないとクラッチがあっという間に焼き付きます。 |
5. | プッシュロッドをプレッシャープレートに組み込み、クラッチスプリングを取り付け、ボルトを締め込みます。 |
6. | クラッチカバーとエンジン側に貼り付いたガスケットをスクレイパー(無ければマイナスドライバー)で丁寧にはがす。 オイルストーンなどで仕上げるとさらに良い。 |
7. | クラッチカバーにガスケットを組み付け、8mmのボルトを締め込みます。 |
8. | ついでだったのでブレーキレバーと色を合わせるため、クラッチレバーもテネレ用の黒塗りから、SR用のパフ掛けクリア塗装の物に交換 |
インプレッション
今まではクラッチが切れないため、シフトショックが大きく、ニュートラルもなかなか出ない状態だったのに加え、滑り始めるという状態だったのが、スパッとクラッチが切れニュートラルもすんなり出るようになりました。
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