家庭の医学 | K-071 | 子供の心的問題の解決に向けて | 家庭医学のTopへ |
子供の心的な問題が多くなりました。
保護者だけでの解決が出来なく、外部への相談も多くなりました。
問題を解決するためには原因の解析と対処法の検討が必要です。
![]() 原因の分析
子供は無垢で誕生してきました。
子供の変化は環境からの影響に因ることが多いでしょう。
乳児期・幼児期の環境の主は家庭です。
保育所・幼稚園・近隣からの影響を受けたとしても、カバーするのは保護者 (家庭) です。
変化を起こした原因を分析するには、過去の保護者の関与内容を知ることが必要になります。
![]() 対処法
“カウンセリング” が必要と考えられるはずです。
しかし、小学生年代以下の子どもにカウンセリングを通して自己変換を求めるのは酷であり、不可能と考えます。
子供へのカウンセリングを第一の方法とするのは、原因が子供にあると決めつけることにもなります。
両親を含めて家族を構成する大人が変わり、環境を変えることで子どもを変える努力が適切と考えます。
子供へのカウンセリングは補助的な手段と位置づけて欲しいと望みます。
![]() この立場からのアドバイスは、保護者の責任追及をしたように受け取られるようです。
原因と考えられる事項の指摘は当事者への責任追及に聞こえるかもしれません。 解決には原因の究明が必要です。 原因究明には ‘振り返り’ が必要です。
この様な立場からのコメントを拒否される場合があります。
指摘とアドバイスをどこまで取り込まれるかは保護者の自由です。
解決へのスタートには保護者の‘振り返り’が必要と考えて欲しいものです。
家庭で解決への糸口を模索される時にも必要な自覚でしょう。
保護者の苦悩・指摘への反発は理解できますが、これを拒否することは子供への責任転嫁にも通じます。
日頃から 「子供が可愛い」 と発言されながら、自分を振り返らない姿勢とは一致しません。
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