家庭の医学 | K-059 | 明確な診断を受けて下さい | 家庭医学のTopへ |
子供の健康状態を観察するとき、発熱・出血等は保護者の眼・機器 (例えば体温計) で確実に判断できます。
‘痛み’ も伴う症状で判断できる場合があります。
一方で、保護者には疑わしい状況を子供が訴える時も多くあります。
‘臍疝痛’・‘成長痛’ 等と云われる “繰り返し病” です。
疲労についても 「しんどい」 との訴えがあっても、大人の理解では疑わしく感じる時もあるでしょう。
診察室でも診断しえない状況はあります。
検査等で一回の診察では、解明仕切れない状況もあります。
この様な状況を医師に受診し相談すると、「様子を見ましょう」 ・ 「精神的な問題でしょう」 と云われて診察室を出ることがあるでしょう。
医師にも決断 (診断) できない時が多くあります。 確信を持って診断出来ない時もあります。
このような場合に、上のような説明がされることもあります。
この様な説明には、今後の方針について更に詳しい説明を求めて下さい。
「様子を見ましょう」 には、どの様な事項に注目し、どれ程の期間をおいて再受診するかの確認が必要となります。
「精神的な問題でしょう」 については、どの様な事項が関係した事態か、今後の対処法等の解決策を聞き出してください。
もう一つは、子供の発達についての不安を感じて受診される時にも、「様子を見ましょう」 で終わることがよくあります。
診察した医師に、正常な発達の経路を進んでいるのか、遅れを認めないのか、等の判断を聞いて下さい。
今後への指導の無い 「様子を見ましょう」 ・ 「精神的な問題でしょう」 は、不安を残すだけです。
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