家庭の医学 | K-024 | 子供の性格形成 1 | 家庭医学Top へ戻る |
学級崩壊,青少年の社会問題で自立できない子供,自己中心の子供,切れると言った表現をよく見受けます。
これらの原因に学校の環境・社会の環境からの影響が指摘される事もあります。
子供の性格を形成する時期を,五歳頃迄で第一段階,小学生・中学生年代を第二段階,高校・大学生を後期段階 (第三段階) と区分して考えませんか。
この第一段階は性格を作る基礎を固める時期で最も重要と考えられます。
この時期の後半は幼稚園に通う時代でもありますが,両親・家庭の影響を強く受ける時代です。 この事から子供の性格を作り出すのは両親であり,家庭であると考えてください。
勿論,周辺からの影響は ‘家庭’ と言う枠にも関与しますが,悪い影響を阻止するのは両親の仕事でしょう。
一時期,色々な現象の原因を ‘社会’ に押しつける風潮が強かったように考えます。 これをよいことに,両親・家庭が役割を果たさない風潮も作り出されました。
第二段階では基礎が作られた子供に ‘教育’ が加わり,外からの影響を評価する判断力を少しずつ持たせてゆく時期です。 教育の主役はやはり学校であり,家庭は従になるでしょう。 学校の責任も問われる事態はあるでしょうが,前提は基礎が作られている事が大切です。
第三段階は,第一・第二段階で作られたものに自分の経験で必要なものを積み重ねる時期です。 少しずつ両親の保護は必要がなくなる時期ではありますが,この時期の初期には両親の援助も必要になります。
ここでは家庭,両親の役割の大きさを考えて欲しいと考えて書きました。 大半の人は理解されていますが、実践出来ているかを見直してください。
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