育児の広場   I-100    100枚の ‘甘えた いキップ’   育児Top へ戻る
 
 診察室でも、この相談室でも話す喩え話です。
 
 子供は生まれた時に “100枚の母親に甘えるキップ” を持っています。
 
 この100枚のキップを五才頃までに使い切らせる育児が必要です。
 
‘使い過ぎ’ も‘使い残し’ も下手な育児です。
 
 五才までに、均等に使用させる育児です。
 
 現代の育児は過度な甘やかしで、喩えるなら最初の数年間に100枚のキップを使わせている育児です。 残る数年に追加のキップを発行しています。
 
 この様な乱発は本人の自立・自律、後の性格形成にマイナスの影響が残るはずです。
 
 一方で保護者の偏った概念で自立・自律を年齢に合わせた要求せずに、年齢不相応な自立・自立を要求すると、100枚のキップを使わずに就学に入ります。
 
 年齢に応じて順調な成育を歩む幼児に弟・妹が誕生した後、急な自立を要求され自身のキップが使用できなくなる事態も想定できます。
 
 最初の数年間で100枚のキップを使い切ることには賛成できません。
 
 一年間に20枚、五年間で100枚が理想です。
 
 家庭内で本人を取り巻く環境が変化しても、時間の経過に相応して過不足無くキップが使用できるように努力するのが上手な育児と考えます。
 
 キップは誕生前から持っているもので、後に渡すものではありません。
 
 保護者は子供の要求に応じる側、言い換えれば受け身に徹する育児を目指して欲しいと、付け加えておきます。
 

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