育児の広場 | I-056 | 赤ちゃんがえり 1 | 育児Top へ戻る |
幼児期に弟・妹が誕生し、母親が下の子供に授乳・抱っこ・オムツの交換をしている状況を観察し、同様の行為を求めます。
この ‘赤ちゃん返り’ は決して避けて欲しいマイナスの行動ではありません。
昔から ‘赤ちゃん返り’ は兄弟が出来れば避けて通れない現象でありましたが、自然に解決できる状況でもありました。
しかし、最近では ‘赤ちゃん返り’ が以前に比して年齢を増しても現れ、長く続き後に影響が残る気配を感じます。
‘赤ちゃん返り’ が変化した原因は多くあるでしょうが、幼児の ‘幼稚化’も作用していると考えます。
幼児の ‘幼稚性’ は当然の状況ですが、一才・一才半の子供を何時までも乳児の如くに考え、 ‘幼稚性’ を ‘可愛い’ の表現と捉える育児感覚はジャマと考えます。 必要以上の‘幼稚性’ を残した子供を求める風潮が原因です。
ここで指摘している育児感覚は現代の主流となり、これに逆らうことは間違った育児法を取り入れるように批判される危険を感じておられるようです。
幼児にも年齢に応じた対応が必要です。本人も求めているはずです。
“赤ちゃんがえり”は本来は害のある現象ではありませんでした。 しかし、現代では困った状況でもあります。
他の項でも取り上げています。 “赤ちゃんがえり Ⅱ” を読んで対処を考えてください。
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