育児の広場  I-040   学習障害,注意欠陥多動性症候群から知って欲しい事項   育児Top へ戻る

 学習障害 (LD),注意欠陥多動性症候群 (ADHD)と言う用語を聞かれたことがあると思います。  

 学習障害とは、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する能力を習得したり使用するのに困難があり学習に支障があることです。  

 注意欠陥多動性症候群は知的発達に障害はないが,注意力が散漫で落ち着きが無く,行動も衝動的で集団生活に支障があることです。

 今回の解説は、はこれらを解説していません。

 この状態にある子供の状況・幼少時の状況は色々解説されています。

 これらの状況は一般の育児にも注意すべき項目として保護者は知って欲しいと考えます。

  要注意点として改善が待たれる事項です。  

 この状況にある子供の症状,幼児期のサインとして多くの事項が指摘されています。

-----------------------------------------------------------------

 ◆ 落ち着きがない ◆ 所きらわず走り回る ◆ 無気力で動作が鈍い ◆ 手のかからない子 ◆ 一つのオモチャでじっくりと遊べない ◆ 周辺に注意が向いて,集中した行動ができない ◆ 特定のものにこだわる ◆ 車の名前,駅の名前等に特別の記憶力が発揮される ◆ 運動発達の遅れがある ◆ 細かい作業にがぎこちない ◆ はし・鉛筆の持ち方がおかしい

-----------------------------------------------------------------

 (一部を書き出しました。これ以外の事項については,解説書・インターネットの情報を集めてください。)  

 これらの事項は LDADHD 以外の情緒面の障害児にも見られる場合があります。  

 ここに書かれた事項は普段に見られる事であり,異常を想定させるものではありません。  

‘元気な子’・‘ヤンチャな子’、そして ‘賢い子’ として見える状態でもあります。

 これらのサインは一般の育児にも注意すべき項目として保護者は知って欲しいと考えて書きました。  

 三・四と重なれば注意信号と受け止める必要があるでしょう。  

 保育園・幼稚園の保育士、小児科医なら 「おかしい」 と気づく場合もあります。  

 子供をよく知る人の ‘一言’  も謙虚に受け入れて下さい。  

-----------------------------------------------------------------

 LDADHDとは無関係ですが、少年事件との関係で聞き慣れない病名の解説でも、幼児期・学童期の行動・状況が説明されています。  

 これらの説明には上記のサインも含まれることがあります。  

 これらのサインを示した子供が例示した状況になるとの説明ではありません。  

‘良き信号’ と思えるものも、‘危険な信号’ でもあるとの説明です。

 ← ワイドモニターを使用の時  育児Top へ戻る  HPトップへ   子供の病気へ    家庭医学へ    運動発達へ