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幼児がつかまり立ちからヨチヨチ歩きが出来る時期に‘踵を'地面に付けない’,‘つま先歩きのクセ’ を心配して受診される方が時々あります。 病気が原因になっていることは殆どありません。 大半は歩行を経験しだすと自然に消えてしまいます。 しかし、良いクセではありません。 転びやすい原因にもなります。 防止してほしい症状です。 原因には幾つかが考えられます。 列挙しておきますから,下記のようなことは避けてください。 ① 歩行器の使用。 歩行器に入れられた幼児は移動につま先を使うクセが出ます。 ② 乳児期に大人がピョンピョンさせて遊ばせる。 首がすわり身体がしっかりし始めるとよく大人は膝の上・地面でピョンピョンさせて遊ばせます。この時よく観察しますと幼児は膝とか地面を突いています。 これがクセとして残ります。 ③ 他の記事にも書きましたが,早い発達を良い事として無理につかまり立ちを強制する時にもクセが誘発されます。 アキレス腱に異常を残すことはありませんが,健やかな発達の為には防止するのが得策と考えます。 治療の必要な状態としての場合もあります。 早期の整形外科の受診・理学療法士の治療が必要です。 受診の必要性については小児科ホームドクターに相談してください。 |
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