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 最近、育児関連の情報が多く細々した指導があるために、どの情報を信じるべきか、どのアドバイスが適切なのかが判らないようです。
 
 核家族のために耳・目からの情報はあっても、声としての情報、わが子のために適切な情報源が少ないので混乱している母親も多いようです。
 
 一例として、新聞の投書欄に授乳のアドバイスに不満を感じた母親の声が掲載されました。
 
 授乳の方法について小児科医は、その時代の研究から同一の方法を最良と認めて勧めます。
 
 しかしそれを母親に伝える時の表現に個人差が現れます。 育児書でも解説の仕方に違いを見ますが、小児科医には違いは感じられません。
 
 繰り返しになりますが、方法としては概ね一つにまとめられます。 しかし説明の方法は千差満別です。 それでも体重の増加としては母子手帳に記載されているグラフに概ねそろってきます。
 
 一方で母親も話された指導の真意を理解してほしいと思います。 一つの方法をアドバイスとして書くとき、その結果も標準として書かなくてはなりません。
 
 体重増加については、巾を持たして理解されては如何ですか。 もし結果が標準からはずれることを非難する人がおれば、その人に相談することはないでしょう。 巾が大きくずれるなら、標準に近づける努力として小言を聞く度量も持っては如何ですか。
 
 理解できないこと、納得できない情報について小児科医に遠慮なく質問をして納得して実行するようにしてください。 母親間の情報交換の効用を大とする意見が述べられますが危険もあります。
 
 病気の治療も含めてそれが自分の問題解決に効果があり自分の考え方に一致した時、このアドバイス・情報は良しとして他人に伝えられます。 異なる状況にも効果があるとは限りません。
 
 他の母親から教えられましたとして聞かされる知識に誤りと思えるものも多くあります。
 
 書物・マスコミの情報は大半の例で誤りのないものが伝えられますが、個々の例にはものたりないものもあります。
 
 病気の治療だけでなく育児の相談にものれるホ-ムドクタ-を早く決めて下さい。 看板から判断せずに、自分の質問に関心を持ってもらえるホ-ムドクタ-を選んで下さい。
 
 育児に関する悩みは、小児科医に相談してください。

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