子供の病気 | P-076 | 肛門周囲膿瘍 | 子供の病気Topへ |
身体のあちこちで細菌が引き起こす異常反応を “炎症” と言います。
皮膚の様に外部に見える部位で起こる場合には “膿瘍”と言います。 ‘できもの’・‘おでき’です。
肛門周辺は清潔に保ちにくい箇所ですから他の場所の膿瘍より管理が難しいものです。
乳児・幼児に起こる肛門周囲膿瘍は他の年代より細心の注意が必要です。
細菌が起こす病気ですから抗生物質の服用・抗生物質軟膏の塗布が一般的な治療法です。
乳児・幼児の場合には自覚症状が正確に伝えられませんから、病気の推移は外見的な観察に頼るしかありません。
膿 (ウミ) が内部に残って外見的には治癒した様に見える時があります。
残った感染源が再び勢いを取り戻して再発する場合があります。 何回も繰り返すことがあります。
最初の感染から皮膚の深部に入り込み治癒までが長引くこともよくあります。
どちらにしても、素人判断では困る事態が起こりやすい病気です。 先に書きました ‘抗生物質の服用・抗生物質軟膏の塗布’だけでは完治せずに、外科医による切開術が必要になることもあります。
担当医の「完治です」との判断が必要です。
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