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出生直後から ‘赤いアザ’ がありますとして、血管腫についての相談が寄せられます。
診察を受けて、“単純性血管腫” ・ “海綿状血管腫” と診断されたとも書かれています。 血管腫の性状として、色は赤く皮膚から隆起するもの
(隆起していない場合もあります)、周囲との境界が鮮明、柔らかい、軽く抑えると一時的に赤みが薄れる、等で、保護者としても推測は可能です。
出現する部位は身体の全般に見られます。
大きさ (広がり) は種々で、しばらくの経過を見ると急激な拡大を見ることもあります。
診察した医師から 「たぶん自然に小さくなるでしょう」 と説明を受けても、顔に現れて美容的なことからの心配、一時的にしても大きくなる気配からの心配が寄せられます。
治療について、ある医師は「自然治癒を待って放置しなさい」、他の医師は「切除する方法もあります」と説明して困るとの相談があります。
治療処置は皮膚科医の領域ですが、保護者・親族は早く消したいとの希望で皮膚科医に相談されるようです。
大半の血管腫は自然消滅への経過を取ります。
早期に切除処置を受けて、二次的な手術痕を残す心配もあります。
保護者・親族の希望は後にして、本人に最善の策を担当医と相談してください。
此処では、自然消退を待たれることを勧めます。
異常と思える事例については、この説明を離れて担当医と相談してください。
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