子供の病気 | P-046 | 幼児の包茎について | 子供の病気Topへ |
女児のおりものと同様に,男児では包茎の相談がしばしば寄せられます。
幼児・小児期は大半が包茎の状態です。 自然の状態とも云えます。
手術の可否を判断する事例は非常に少ないものです。 大半は自然に解消する現象と考えてください。
しかし、自宅での対処法を正しく知るために不安を感じたら受診はしてください。
日常に必要なことは,“清潔に保つ” 配慮です。
「ちんちんの先からウミが出ました」と訴えての受診もあります。
尿道から化膿症でウミが出ることは,小児の場合皆無と云っても良いほどに少ないことです。
子供の包茎に伴うこのような訴えは,不潔が原因の症状と考えてください。
入浴時には連日、被った部分をめくって洗浄することが必要です。 幼児期より心掛けて欲しい習慣です。
初めてめくる時は日中に試してください。 万一,元に戻せない時には救急の処置が必要な場合もあり得る為です。
簡単に元に戻らない状態を“嵌頓 (かんとん)”と云います。 この状態になると泌尿器科医・外科医の緊急処置が必要になります。
最初にめくる時、簡単に出来るなら大丈夫ですが、無理をして完全にめくろうとはしないでください。
何日間も掛けて徐々に深くする注意が必要です。
最初に難しいと感じた時には泌尿器科医に相談してください。
手術の可否が心配な時は子供の心理的な負担を配慮して三才頃には一度泌尿器科医の診察を受けてください。
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