子供の病気 | P-040 | 聴診の時に背中を叩いてあやさないでください | 子供の病気Topへ |
聴診時に,乳幼児がぐずると背中を叩いてあやされる方を多く見かけます。
叩かれますと,振動が音となって聴診器に強く伝わります。
医者の職業病に難聴があります。 このためです。
ぐずっていても,必要とする音は雑音の中に探し出して聴診しています。
叩かれると,聞かなくてはいけない音が隠されます。
聴診中は叩いてあやさないでください。
もう一つ注意して欲しいことがあります。
聴診中に話をされる方があります。
聴診中に話されると聴診がおろそかになったり,聴診しなくていけない音が聞こえなくなることもあります。 聴診中は話をしないでください。
聴診中に保護者の質問に答える医者は聴診をおろそかにしています。
聴診をしながら、症状の確認のために医師が質問する場に、医者は聴診を中断して保護者の答えを待っています。 この時には答えてください。
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