子供の病気 | P-032 | 乳房肥大,乳房のしこり | 子供の病気Topへ |
乳・幼児期,学童期の乳房肥大・乳房のしこりは男児・女児共に現れます。
その大半は病気と考えて治療をする必要はありません。
乳房が肥大しているように見える主な原因は次のような場合があります。
@ホルモン分泌が原因となる。
A単純肥満によるもの。
B染色体異常が原因。
C良性の腫瘤。
D病的として対処が必要。(@ 以外の原因)
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@のホルモン分泌の異常について。
乳児期・幼児期に一時的なホルモンバランスの変化で現れることがあります。 この場合には治療の必要はありません。
長期に続く場合には診察と治療が必要です。
Aについては保護者で推測が出来るはずです。しかし、肥満がホルモン分泌の異常が原因となっている場合もありますから、小児科医の診察は受けてください。
近年は子供の体格・性成熟も早くなっていますから、小学女児の場合には自然の大人への変化として観察で済ませられる場合も多くあります。
C良性の腫瘤と判断される場合、この中には摘出するのが良い場合もあります。
話題を“乳房肥大” で始めました。
まれに乳腺の炎症による‘痛みとしこり’があります。
“炎症”を言い換えれば ‘できもの’・‘腫れもの’ですから、これは保護者で区別できるでしょう。
治療を必要とすることは多くありませんが,正確な判断のために小児科医の診察は受けてください。
必要に応じた定期受診と主治医の判断によるホルモン検査が必要になることもあります。
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